市販の離乳食を選ぶときのポイント!
せっかくだから離乳食は「手作りで作ってあげたい」と感じている親御様も多いのではないでしょうか。けれども、毎日離乳食を作るのは大変ですよね。市販の離乳食も気になるけれど、やっぱり安全性が心配・・・。そんな親御様のために、今回は市販の離乳食を選ぶポイントをご紹介していきます。
離乳食は手作り派!も必見
市販の離乳食(ベビーフード)について、「添加物が多そう」「塩分が高そう」というイメージを持つ親御様は少なくありません。なので、赤ちゃんの健康を考えると、手作りが安心と考える親御様も多くいます。
しかし、実際には市販の離乳食は、作られたそれぞれの国の厳しい基準をクリアしています。日本製品であれば、厚生労働省や日本ベビーフード協議会による審査基準をクリアしたものが販売されていますので、安全性については問題ないと考えてもいいでしょう。
具体的には、市販の離乳食は塩分の上限が決められています。1歳までと1歳過ぎの赤ちゃんの塩分量の上限では異なるほどの徹底ぶりです。
また、食品添加物については使えるものが限定されていて、最小に抑えるようにされていますし、残留農薬についても基準が定められています。オーガニック食材を使った離乳食もあるので、食材にこだわりたい親御様は、そのようなものを選ぶといいでしょう。
アレルギーの原因になりやすいとされている特定原材料も明記されていますので、アレルギーがある赤ちゃんにも安心して食べさせることができます。
これらの点を考えると、市販の離乳食を使うことにはメリットも大きいことが分かります。離乳食は手作り派というご家庭も、献立の1つは市販のベビーフードを使うなどして、活用するのがおすすめです。
市販の離乳食ってどんなものがあるの?
市販の離乳食は、離乳食初期・中期・後期と、それぞれの月齢に合わせた味つけ・素材を選んで作られています。
それぞれの時期に合わせてどんな離乳食があるのかみていきましょう。
●離乳食初期
これまで母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんなので、離乳食は初体験となります。この時期に与える離乳食は、おかゆなどからスタートさせましょう。おかゆはレトルトのほか、粉末のものもあるので、利用しやすいものを選びましょう。赤ちゃんが離乳食に徐々に慣れてきたら、裏ごしした野菜のベビーフードなどをあげるなどしてステップアップしていきます。
●離乳食中期
この時期になると、少しずつ食べることができるようになるので、レトルトの雑炊などに挑戦してみましょう。魚や鶏肉など、いろんな食材の入った離乳食をあげることができます。コンソメやだしなどの味にも少しずつ慣れさせていきましょう。
●離乳食後期
離乳食後期になると、赤ちゃんは食べること自体に慣れてきています。固形のものでも柔らかくすれば食べることができるので、炊き込みご飯やパスタなどのベビーフードを利用することができるでしょう。
疲れたときは離乳食をどんどん使って
生きていく上でも大事な食事。赤ちゃんの健やかな発育のためにも、安全かつ健康に良い離乳食をあげたいものですよね。
とはいえ、家事に育児にと忙しい親御様が、常に手作りで離乳食を用意するのは簡単なことではありません。とても疲れてしまって、何も作る気力がないというときもあることでしょう。
そんなときは市販の離乳食を活用してください。こちらでお伝えしたように、厳しい基準を満たした市販の離乳食を利用すれば、安全性については心配する必要はありません。献立の1品だけを離乳食に頼るようにするだけでも、家事の負担が緩和されるはずです。
また、市販の離乳食は栄養バランスも考えて作られているので、赤ちゃんの健康管理にも役立ちますよ。市販品を上手に活用して、赤ちゃんも親御様も負担はできるだけ少なく、楽しい、離乳食時期を過ごしましょう。