赤ちゃんにほくろができる原因は?放置しても良い?
「赤ちゃんのほくろが気になる…何か悪い病気だったらどうしよう」と不安になるママ・パパも多いのではないでしょうか。そもそも、赤ちゃんにほくろができる原因は何なのでしょうか。
もしも気になるほくろを見つけてしまった場合、「放置しても良いのか、病院に行ったほうが良いのか」と、判断に迷うかもしれません。そういったママ・パパに向けて、今回は赤ちゃんにほくろができる原因や対処法について紹介します。
ほくろとは
そもそも「ほくろ」とは、メラニンという成分が増殖してできる皮膚のできもののことです。メラニンが一か所にかたまってしまう理由については、実はよくわかっていません。メラニンの量は人によって異なり、ほくろの大きさも5ミリ以下の小さいものや、1センチを超える大きなものまでさまざまです。
ほくろは、3~4歳のころに増えて、そのあとは数があまり変わらないといわれています。しかし、なかには大人になってからできるほくろもあるので、確かなことはわかっていません。とはいえ、ほとんどのほくろは害のないできものなので、あまり心配する必要はないでしょう。
赤ちゃんの肌は白いため、ほくろがあると非常に目立ちます。そのため、「もしかしたら皮膚の病気かも…?」と心配になってしまうママ・パパも多いと思います。
赤ちゃんのほくろも大半は無害なので、過度に心配する必要はありません。しかし、一部では注意が必要なものもあるため、観察することが大切です。
注意した方が良いとされるほくろ
では、赤ちゃんのほくろはどのように見分ければ良いのでしょうか。ここでは、注意が必要となるほくろの特徴について紹介します。
多くの場合、ほくろは楕円形や円形など左右対称となっています。そのため、形が左右非対称のほくろは注意が必要です。また、肌とほくろの境目がはっきりしないほくろや、色が2色以上で大きさが6㎜以上のほくろなども、皮膚になんらかの問題がある可能性があります。
ほかにも、ほくろがある場所にも着目しましょう。手のひら、足の裏にできているほくろなどは、特に注意した方が良いといわれています。急にほくろが大きくなったり形が変わったりしてきた場合も注意が必要です。
とはいえ、一部の問題のあるほくろに関しては、基本的に60歳以上の高齢者に多いため、赤ちゃんや子どもにできることはほとんどないともいわれています。
ここまで紹介したような症状がないようであれば、あまり気にしなくても大丈夫です。どうしても気になるようであれば、専門の医師に相談してみましょう。
ほくろの除去はするべき?
腕や足にあるほくろならあまり気になりませんが、顔や首元など目立つ部分にできてしまったほくろは、取ってあげたいと思うママ・パパも多いのではないでしょうか。
もちろん、病気に関係するほくろなら早急に除去しなければなりません。しかし、緊急性がなければ様子を見るのも選択肢です。
除去する場合はレーザー治療が主な施術手段ですが、子どもに負担がかかることなので、成長を待って子どもの希望を聞いてからでも遅くはありません。
また、皮膚が盛り上がっているところにほくろができている場合、レーザーでほくろを除去したとしても、盛り上がりをなくすことはできません。皮膚の盛り上がりを改善するのとほくろを除去するのは別の問題であり、レーザーですべてが解決するわけではないのです。
レーザーによる施術は、非常に簡単で時間も短時間で済みますが、「術後の痕が完全に消えない場合がある」というデメリットがあります。早急に除去が必要なほくろでないなら、赤ちゃんが大きくなってから、本人の意思を確認してから行うほうが良いかもしれません。
まとめ
今回は、赤ちゃんのほくろの特徴や、注意が必要なほくろの特徴について紹介しました。多くの場合は気にしなくても良い無害なほくろですが、大きすぎるものや形がいびつなもの、濃くなったり変形したりするものについては、一度は医療機関で受診をしたほうが良いでしょう。
どういったケースであれ、赤ちゃんが大きくなってもほくろを気にしないで生活できるような環境を整えてあげたいですね。