妊婦さんは必見!出産予定日にまつわる様々な疑問
妊娠が発覚すると、妊娠周期から出産予定日を割り出すことができます。どういった法則で出産予定日を割り出しているのでしょうか。今回は出産予定日にまつわるあらゆる疑問について解説します。
出産予定日の計算方法
出産予定日は、妊娠中や産後の生活の変化に準備するために、事前に知っておくべき日にちです。一般的に最終月経の初日から280日(40週)目が出産予定日になります。妊娠の期間は約10ヶ月間です。これは「ネーゲレの概算法」といって、最もポピュラーな計算方法です。
この法則を使えば自分でもだいたいの時期は予測できますが、より正確な出産予定日は病院で確認するのがベター。赤ちゃんの成長速度も個人差があるので、病院の先生に診てもらうのが良いでしょう。
出産予定日のズレや遅れはあるの?
出産予定日はほとんどすべての妊婦さんが調べますが、実は予定日ぴったりに生まれる割合は、病院で産出された出産予定日を入れてもたったの2%ほどです。ほとんどの人が予定日とはずれて出産しています。
出産予定日の前3週間~後1週間の出産は正期産とよばれ、この期間でのずれは心配しなくても大丈夫です。9割以上の妊婦さんがこの時期に出産しています。
計算の予定日より早まる理由としては、妊娠糖尿病や疲労、子宮の異常などそのほかたくさんの理由があります。ひとつの要因だけでなく、さまざまな要素が合わさって早産になるということも考えられるのです。
計算の予定日より遅くなる理由としては、赤ちゃんが産まれるときに通る軟産道が固いことなどが挙げられます。初産婦さんや高齢出産となる方などは軟産道が固いので予定日より遅れることがあるのです。
予定日より早い・遅いなどに関しては、たとえば、満月の日は生まれやすい、赤ちゃんが大きいと早く生まれるなどさまざまなうわさやジンクスがあります。これらはどれも医学的根拠がないものがほとんどなので、あまり過敏に気にせず、ストレスを溜めすぎないように過ごしましょう。
出産予定日を知ることのメリット
出産予定日を知るとどのようなメリットがあるのでしょうか。
環境や食生活を整えられる
出産予定日がわかると、その予定日に向けて部屋の環境を整えたり、育児休暇を取る準備をすすめたり、赤ちゃんを迎えるために環境を整えることができます。
また、お母さんが食べたものの栄養が胎盤を通して赤ちゃんに与えられるため、食生活にも気を遣えるようになりますよね。そういった細かい要素から徐々に母親になるという自覚が芽生え、赤ちゃんを迎える準備をすることができるのです。
入院準備ができる
出産予定日があらかじめわかっていると、入院準備を前もってすることができます。赤ちゃんは、生まれるときは急に生まれるため、破水してから入院の準備をするのは難しいです。そのため、出産予定日に向けて事前に入院の準備をしていれば、準備万端で出産に挑むことができます。
産後に備えての準備ができる
出産予定日がわかっていると、動ける間に産後に備えた準備をすることができます。消耗品のストックを確認したり、赤ちゃんが家に帰ってきたときに必要になるものを準備しておいたりと、産後のための準備には時間がかかります。そのため、あらかじめしっかり準備しておくことが大切なのです。
まとめ
今回は出産予定日の謎について解説しました。出産予定日はネーゲレの概算法を使って誰でもおおよその時期を割り出すことができます。心の準備と家の環境の準備を事前にしておくために、自分で割り出す以外にも病院で正確に計算してもらうことが大切です。
ただ、出産予定日と実際の出産日は、はずれることのほうが多いことがわかっています。臨月になると動きづらくなってしまうので、なるべく早めに出産に向かう準備をしておくとよいでしょう。