赤ちゃんの性別はいつわかる?性別判定の注意点も紹介
妊娠して安定期に入ると、お腹にいる赤ちゃんが男の子か女の子か、気になるママ・パパは多いのではないでしょうか。生まれてくる赤ちゃんはどの性別であっても嬉しいものですが、早めに知っておくことで出産や育児の準備をスムーズに進められるかもしれません。今回は、お腹のなかの赤ちゃんの性別がわかる時期と早めに性別を知ることのメリット、事前に知っておく際の注意点について紹介します。
お腹のなかの赤ちゃんの性別はいつわかるの?
一般的に、お腹のなかの赤ちゃんの性別がわかるのは、妊娠14週ごろからです。早ければ妊娠12~13週ごろから判別できるようになり、妊娠5~6ヶ月の超音波検査でより一層わかるケースが多いようです。
お腹のなかの赤ちゃんの性別判定は、超音波検査(エコー検査)で、赤ちゃんの性器を観察して行うのが基本です。
男の子の場合は、両足の間にピーナッツのような睾丸の姿が映し出されます。男の子の性器の形状は比較的わかりやすいため、医師の判定を受けなくても、自分でエコー写真を見て気が付くパパやママもいます。一方、女の子の場合はわかりにくく、両足の間に映し出される、木の葉のような形の外陰で判別します。
ただし赤ちゃんの胎位によって見えないこともあり、超音波検査による性別判定は、確実ではありません。胎位は頻繁に変わるので、定期診断のたびに検査を受けて、医師や助産師さんに判定してもらいましょう。
ちなみに、赤ちゃんの性別が決まるのは、受精したときです。卵子と精子が受精した瞬間の組み合わせで遺伝子がきまり、染色体が「XX」なら女の子に、「XY」だと男の子になるため、赤ちゃんが希望どおりの性別をもって生まれるとは限りません。
よく、「お腹が丸く出たら女の子」とか、「しょっぱいものを食べたいときは男の子」といわれるものの、性別に関するジンクスには、科学的な根拠がありません。期待する気持ちはわかりますが、ゆったりとした気持ちで性別判定を受けてください。
お腹の赤ちゃんの性別がわかると嬉しいこと
お腹の赤ちゃんの性別が早い段階でわかれば、出産や育児の準備をスムーズに進められます。
性別に応じた名前を早く考えることができ、洋服やベビー用品も性別に適したものを用意できるでしょう。また、性別がわかると出産・育児に向けた具体的なイメージがわき、パパやママが早い段階で親になる自覚と意欲がもてます。
ただし超音波検査による性別判定は確定ではないため、出産時に異なる性別だとわかって、慌ててしまうこともあります。男の子が生まれるか、それとも女の子なのか、赤ちゃんを産むわくわく感を楽しむために、あえて性別を聞かない夫婦も多いです。
赤ちゃんの性別を知るうえでの注意点
出産前に性別判定を希望する場合は、超音波検査は確実ではないことをよく理解してから医師に尋ねることが大事です。
超音波検査で事前に判別ができるとはいえ、実際に赤ちゃんの性別がわかるのは出産時です。事前に教えられた性と異なっても慌てることがないよう、心づもりをしておきましょう。
このような出産時のトラブルをさけるために、あえてお腹のなかの赤ちゃんの性別を判定しない病院もあります。性別判定にまつわるクレームを予防することはもちろん、お腹のなかの赤ちゃんが期待する性別と違ったことで、パパやママが出産に後ろ向きになるのを防ぐことも目的としています。
こういった病院では、パパやママが希望しても、性別判定はしてもらえません。妊娠がわかって産院を決めるときに、自分達の意向に添った性別判定をしてもらえるかも確認しておきましょう。
また、自分達の赤ちゃんの性別判定に関する意向は、あらかじめ医師に伝えておく必要があります。バースプランで意思確認を求める医師・助産師は多いものの、なかには赤ちゃんの性別を知りたくないのに、医師が自己判断で伝えてしまうこともあるため、健診の際に早めに話し合っておきましょう。
まとめ
お腹のなかの赤ちゃんの性別がわかるのは、妊娠14週ごろからです。しかし、性別をいつ知るのかは、パパやママの判断で決めて大丈夫です。
早い段階で性別を知れば、名前をはじめとする出産準備がスムーズに進みます。逆に、知らずに過ごせば出産まで赤ちゃんをお迎えするわくわく感が続くため、ご家族でよく話し合ってみてください。