妊娠初期兆候は?症状をチェック
気づかないうちに妊娠していたという人も多いですが、妊娠の兆候がわかるのなら知っておいて損はありません。早めに妊娠の兆候がわかれば、出産に向けてより早く準備することができます。今回は、妊娠の初期兆候に現れる症状について紹介します。
妊娠の初期兆候
妊娠すると、おりものの色や量が変わるという兆候がみられることが挙げられます。おりものが水っぽくなったり、黄色っぽくなったり、量が増えたりするので、いつもと違うなということをなんとなく感じることができるのです。
また、発熱や体の痛み、むくみがひどくなる、倦怠感がある、めまいや立ち眩みがするなど身体の不調が現れるなどの症状は最も多い例になります。
さらに、イライラしたり怒りっぽくなったりすることもあれば、唐突に不安感に襲われることもあるなど精神が不安定になるというのも初期兆候のひとつです。ホルモンバランスなどの関係で、精神面にも影響が出てきます。
ほかにも、最もわかりやすい兆候のひとつが、生理が来ないということです。着床したら生理が来なくなるため、生理予定日の1週間を過ぎても生理が来ない場合は、妊娠の可能性が出てきます。
妊娠を確認するときの注意点
妊娠を確かめるために検査薬を使う場合は、生理開始予定日から1週間後を目安に使うのが一般的です。妊娠検査薬の反応が出るのは妊娠4週頃からであるため、あまり早く検査してしまうと妊娠していても反応が現れません。
そのため、より正確に判定するために生理が5~7日遅れた時点で使うことをおすすめします。早期検査用の検査薬もありますが、一般的なドラッグストアで手に入るのは、生理開始予定日から1週間後に使うものが多いです。焦らずにしっかり待ってから検査してみましょう。
産婦人科を受診するのは、胎嚢が確認できてからというのが一般的です。妊娠5週頃を目安にすると良いでしょう。あまりにも受診が早すぎると胎嚢が確認できず、正しい妊娠判定ができないおそれがあります。正しく妊娠の時期を知るためにも、受診の時期を見極めましょう。
妊娠初期にはこれに気を付けて
妊娠すると、これまでの生活とは一変した生活を送る人が多いです。妊娠前よりも自分の体に気を配って生活しなければなりません。
特に食生活には注意が必要です。妊娠初期の葉酸の不足は先天異常や流産を引き起こすおそれがあるため、葉酸のサプリメントを摂るなどの工夫をしましょう。ほかにも、鉄分、カルシウムを中心にバランスの良い食事を心がける必要があります。
また、たばこやアルコールは厳禁です。たばこのニコチンによって、胎児に十分な酸素や栄養が届かなくなるのですぐに禁煙しましょう。アルコールの摂取は胎児アルコール症候群や中枢神経障害などを引き起こすおそれがあります。
さらに、カフェインも妊娠初期には控えるのがベターです。カフェインを摂取しすぎると貧血気味になることがあります。そうなると、胎盤への影響や、出産時に低体重となってしまうリスクもあるため、コーヒーは1日1杯程度にとどめておきましょう。
そして、激しい運動も妊娠したら控える必要があります。特に妊娠初期は流産しやすいため、心拍数が上がるような激しい運動はNGです。ウォーキングやマタニティエクササイズなど、ゆっくり行うことができる有酸素運動に切り替えましょう。
ほかにも、安易に薬を服用するのも危険です。市販薬や常備薬を飲まなければならないときは、胎児への影響を考えて自己判断で使用せず、病院へ相談しましょう。
まとめ
今回は、妊娠初期の兆候や症状について紹介しました。妊娠初期は、妊娠したことに気づかずに過ごしてしまう人が大半です。特に自然妊娠の場合はほとんど自覚症状もなく、生理が来ないことで妊娠が発覚します。妊娠する可能性がある場合は、自身の体調の変化などをチェックして早めに妊娠期間の準備をしましょう。