ハイハイはいつから?練習方法・気を付けるべき点も
赤ちゃんが最初に自力での移動手段として覚えるのが、ハイハイです。ハイハイをし始めると、家中のあちこちに出かけていって新しい世界を楽しむ様子が見られます。ハイハイはいつごろから始まるのでしょうか。今回は、ハイハイが始まる頃とあわせて、練習方法や注意点などを解説します。
目次
ハイハイはいつからいつまでか
ハイハイをするのは、およそ生後8~10か月くらいから生後1歳頃までが目安です。生後1歳ごろによちよち歩きをしはじめるようになるまでの間はハイハイをします。しかし、ハイハイの開始時期や終了時期は個人差が非常に大きいので、時期について過度に気にすることはありません。
よちよち歩きを覚えた赤ちゃんでも、ハイハイの方が歩くより早いときは、歩行が安定するまでハイハイをすることもあるため、心配しなくても大丈夫です。遅かれ早かれ歩き始めるため、過度に心配する必要はありませんが、不安な場合は、健診時などに医師に相談しましょう。
ハイハイをさせたい!練習方法
ハイハイを始める頃になったら、ハイハイの練習をしてみてはいかがでしょうか。ハイハイの練習方法は以下のとおりです。
1.練習前の準備をする
まずは本格的に練習を始める前の準備運動をしましょう。おもちゃを遠ざけて置き、取りに行きたいと思わせるところから赤ちゃんのハイハイへの興味が始まります。このときは、おうちの方が先取りするなどの手助けをしすぎないことが大切です。床に物を置かないようにスペースを広げ、赤ちゃんが自由に動けるようにしましょう。
2.おうちの方がお手本を見せる
赤ちゃんは大人の真似をしようとするため、おうちの方がまずお手本を見せてあげると良いでしょう。おうちの方がやっているのを見て何度も真似するうちに、ハイハイの動きを自然と覚えるようになります。
3.進むためのサポートをする
赤ちゃんは初めてハイハイをするので、体をどのように動かせば良いのかわかりません。おうちの方が赤ちゃんの足の裏を押し、膝を曲げるなど進むためのサポートをしてあげましょう。
4.上半身を自分で起こせるようにする
赤ちゃんが上半身を自分で起こせるように、バスタオルやクッションを胸の下あたりに敷くと良いでしょう。強制的に押し上げられるので、自分で上体を起こせるようになります。ただし、長時間行うと赤ちゃんの胸に負担がかかる為、適度に行うよう注意しましょう。
ハイハイの練習のときに気を付けるべきこと
ハイハイを練習するときには、いくつかの注意点があります。
まず、ケガや誤飲の原因となるものを取り除きましょう。赤ちゃんがハイハイするときは床に近い位置に顔があるため、大人の視点より床に落ちているものが目に入りやすい状態です。ちょっとしたものでも誤飲すると大変なことになるおそれがあるので、徹底的に片付けましょう。
また、赤ちゃんが家具の角などで頭や体を打たないように、家具をよける、クッションで角を包むなどの対策が必須です。電気系統は感電のおそれもあるので特に注意しましょう。
さらに、床に敷くものは動き回ってもズレない、洗える、埃のたたないものにするのがベストです。赤ちゃんがハイハイしやすいように、床との接地面に滑り止めがついているものが良いでしょう。ラグやジョイントマットだとズレにくく、使い勝手が良いのでひとつ持っておくと助かります。
ほかにも、こまめに床掃除をすることも大切です。使い捨てシートを使った拭き掃除なら、雑巾を洗ったり絞ったりする手間もなく、掃除のハードルも下がります。使い捨てシートの薬品が気になる場合は、重曹やお酢を使う方法もあるので、やりやすい方法でこまめに掃除をしましょう。
まとめ
今回は、赤ちゃんがハイハイをする時期やハイハイの練習方法、練習するときの注意点を紹介しました。
赤ちゃんは最初に覚える移動手段がハイハイです。最初はゆっくりとハイハイをしますが、慣れてくると高速ハイハイを始める赤ちゃんもいるため、目が離せなくなります。
赤ちゃんのケガや誤飲につながるものは取り除き、安全にハイハイができる環境を整えて練習をしていきましょう。