妊娠中に食べてはいけないお菓子とは?注意点を守っておいしく食べよう
妊娠中は何かと不安なことが多く、ストレスが溜まりやすい時期でもあるため、甘いお菓子を食べてホッと一息いれたいママも多いでしょう。しかし、お菓子の中にはママの体や赤ちゃんに影響を及ぼすものもあるので、上手に選ぶ必要があります。
今回は、妊娠中に食べてはいけないお菓子と食べても良いお菓子、お菓子を食べる際の注意点について解説します。
目次
妊娠中避けた方が良いお菓子
スナック菓子
スナック菓子は、脂質を多く含むお菓子です。食事やおやつに含まれる脂質が多いと、急激な体重増加を起こし、さまざまな不調の原因になります。
特に、妊娠中の高血圧や糖尿病は、早産や流産など、お腹の赤ちゃんに悪影響があるとされています。また、帝王切開になる可能性もあるため、リスクを高めやすいスナック菓子は避けた方が良いでしょう。
人工甘味料、添加物が使われているお菓子
人工甘味料や添加物の食べすぎは、健康被害を誘発するおそれがあるといわれています。
もちろん、食品に含まれる人工甘味料や添加物には厳しい基準が設けられていますが、妊娠中は食べ物に気をつかいたい時期なので、摂取量には気を付けましょう。
アルコールが入っているお菓子
妊娠中にアルコールが入ったお菓子を食べてしまうと、お腹の赤ちゃんがアルコールの影響を受け、胎児性アルコール症候群になってしまうおそれがあります。
アルコールについては、飲料はもちろんお菓子でも避けましょう。たとえば、ウイスキーボンボン、ラム酒や日本酒入りチョコ、お酒漬けのドライフルーツなどです。
ただし、クッキーやケーキなどの焼き菓子の場合、アルコールが熱で飛んでいるので食べても問題ありません。
カフェインが入っているお菓子
カフェインの過剰摂取は、赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があります。お菓子でいうと、高カカオチョコレートに多く含まれているため、食べすぎないようにしましょう。
また、妊娠中のカフェイン摂取量は、1日200 mg(コーヒー2杯程度)が目安とされています。
妊娠中におすすめのお菓子
赤ちゃんへのさまざまなリスクを回避するには、なるべく天然素材を活かした食材を選ぶのがおすすめです。
ヨーグルトやフルーツ、スムージー、ナッツなど、ビタミンやミネラルがしっかり摂れるものが良いでしょう。また、食物繊維が豊富な寒天、カルシウムや鉄分が含まれる小魚など、不足しがちな栄養素を補える食材にも注目です。
フルーツの代わりに、レーズン、バナナ、マンゴーなどの砂糖をまぶしていないドライフルーツを選んでも良いでしょう。さらに、グルテンフリーや無添加の市販のお菓子を買ってみるのもおすすめです。
お菓子を食べるときの注意点
おやつは1日200kcal以下
商品の表示をよく確認し、200kcalを超えるものは小分けにして食べるようにします。ケーキやアイスなど、小分けにするのが難しいお菓子が食べたいときは、1週間程度の長い期間内で全体の摂取量を調整しましょう。
夜に食べない
たとえカロリーが少ないものでも、夜は活動量が下がり、体に吸収されにくい時間帯であるため、夜中におやつを食べるのは控えましょう。おやつは、日中の10時から15時の間に食べるのがおすすめです。
周囲の人にも協力してもらう
仕事やお付き合いなどで人からもらうお菓子にも注意をし、無理に食べないようにしましょう。妊娠中でも食べられるお菓子を探してもらったり、作ってもらったり、一緒に同じものを食べてもらったりなど、家族や周囲の人に協力してもらうことも大切です。
まとめ
お菓子に含まれている原材料によっては、食べ控えたほうが良いものもありますが、体重やそのほかの経過が問題なく、食べる量やタイミングをしっかりコントロールできれば、妊娠期間中でもおやつを食べても大丈夫です。
ストレスをためすぎず、たまにはおやつで息抜きをしながら、お腹の赤ちゃんとのかけがえのない時間を楽しんでください。