赤ちゃんと初めて迎える冬。「大人とは寒さの感じ方も違うだろうし、体調を崩してしまったらどうしよう」と不安に思うママ・パパも多いのではないでしょうか。そこで今回は、冬のお出かけにおすすめのベビー用品と赤ちゃんの防寒対策について解説します。

冬のお出かけで注意したいポイント

赤ちゃんの体温調節機能は未熟で、屋外と室内など気温差が激しい場所に順応することができません。場所や状況によって脱ぎ着ができる体温調節しやすい服装にすることがポイントです。また、大人と違い、赤ちゃんは自分で服装の調節はできません。そのため、寒い屋外から暖房の効いた温かい室内へ移動した際に、上着を脱がせてあげるなど、体温調節をサポートしてあげましょう。

ただし、着させ過ぎには注意が必要です。赤ちゃんは大人より体温が高く、冬でも汗疹ができてしまうほど新陳代謝が活発です。薄手の服を重ね着し、脱ぎ着しやすい羽織ものやケープなどで調節するよう工夫しましょう。ただし、暑がりの赤ちゃんも足元は冷えやすいため、靴下やケープなどで温めるのがおすすめです。

防寒着は成長に合わせて選ぶようにしましょう。新生児～生後6ヶ月頃までは寝ている状態が多いので、寝ていても着せやすいカバーオールタイプが重宝します。また、体温調節が苦手な時期なので、全身をしっかり包むタイプの防寒着で寒さから守ってあげましょう。

生後6ヶ月～1歳頃までの赤ちゃんはポンチョタイプがおすすめです。ハイハイ前後の赤ちゃんはたくさん動き回るようになって着替えも大変になるため、サッと着させやすいポンチョ型がとても便利です。気温が低い日にはケープも使用するなどして調整しましょう。

1歳過ぎの歩き始めた赤ちゃんには、動きを邪魔しないジャンパータイプがおすすめです。つかまり立ち～一人歩きをする頃は、抱き上げと抱き降ろしが頻繁になります。寒い中、スムーズに次の行動に移れるように、脱ぎ着しやすいカーディガン、ベストなどを気温に応じて着せてあげましょう。

冬のお出かけに役立つおすすめ防寒グッズ

フットマフ

フットマフはベビーカーに取り付けて使う赤ちゃんの胸から下をすっぽりと覆う寝袋のような形の防寒グッズです。外出時に上着を着せるのは時間がかかりますが、フットマフがあればファスナーを開け閉めするだけで良いのでとても便利です。ただ、フットマフは足先までしっかりガードして温めてくれる反面、赤ちゃんが成長するとサイズが合わなくなってしまうこともあります。また、足を覆うため熱がこもりやすいデメリットもあるので、気が付かないうちに赤ちゃんが汗でびっしょりになってしまうことがないように注意しましょう。

ベビーカーシート

ベビーカーシートは、ベビーカーの背中部分に敷くものです。キルティングやマイクロフリース素材のものは防寒効果が高く、赤ちゃんを背中からしっかりと温めてくれます。保冷・保温専用ジェルが付属されているベビーカーシートは、湯せんや電子レンジで温めてからシートポケットに入れれば、背中を温めることができます。ただし、ママ・パパが思っている以上に温め過ぎてしまうことがあるので、赤ちゃんが汗をかかない人肌程度の温度かどうか確認してから使用しましょう。また、真冬の場合、ベビーカーシートのみでは防寒対策が十分とはいえないため、ブランケットなどの他の防寒グッズと合わせて使うことを検討しましょう。

ケープ、ブランケット

防寒ケープは、めくれたり引きずったりしないようにクリップなどで留められるものがおすすめです。抱っこ紐やベビーカーに付け替えもできてとても便利です。気温の変化によって調節ができる手軽さがあるので、室内と屋外を行き来する外出時にはとても重宝します。

ママコート

ママコートは、抱っこ紐をした後に赤ちゃんごと羽織れる上着です。外出時に抱っこ紐をしてママコートを着ればすぐ出かけられ、さっと着脱できる手軽さが魅力な防寒着です。ママの防寒着で赤ちゃんの寒さ対策ができるため、赤ちゃん専用の防寒グッズが必要なくなり、荷物が減るのもうれしいポイントです。

まとめ

寒い冬は、赤ちゃんが体調を崩さないように防寒をしっかりとしてあげることが大切です。ただし、赤ちゃんは体温調節機能が未熟で汗っかきです。暑くなりすぎることのないように、適宜温度調節ができる防寒グッズを活用しながら、赤ちゃんが快適に過ごせるように努めましょう。