離乳食にトマトをあげよう!調理方法とおすすめレシピ
トマトは色の鮮やかさだけでなく、栄養価も高い野菜のひとつです。大切な赤ちゃんの離乳食に栄養満点のトマトが使えたら、離乳食の幅も広がりますよね。トマトを離乳食に使っても良いか迷っているママ・パパもいるのではないでしょうか?そこで今回は、離乳食にトマトを使うときのコツとおすすめレシピを紹介します。
目次
トマトはいつから食べて良い?
トマトは、離乳食初期(およそ生後5~6ヶ月)からあげることができます。トマトはビタミンCやβカロテンといった栄養素を多く含むので、赤ちゃんにも積極的にあげたい食材です。
トマトをあげるタイミングは、離乳食をはじめてから1週間ほど経ったあたりがベスト。まずはおかゆに慣れさせてから、トマトを含む野菜をあげはじめます。はじめはスプーンひとさじ程度から様子をみましょう。問題がなければ、徐々に食べる量を増やしていきます。
トマトをはじめてあげるときの注意点
赤ちゃんにはじめてトマトをあげるときは、アレルギー反応が出ないか注意してください。トマトには「ヒスタミン」という成分が含まれており、体質によってはかゆみなどの症状が出ることもあります。赤ちゃんの様子をよくみながら食べさせてあげましょう。
トマトに慣れるまでは、赤ちゃんの体調が良い日にあげましょう。また、万が一アレルギー反応が出た際に、すぐにかかりつけの小児科に受診できるよう、平日の午前中にあげるのがおすすめです。
トマトが入った離乳食の調理方法
はじめてトマトをあげるときは、ペースト状にすりつぶしてから使います。種の近くは酸っぱく、皮は口当たりがよくありません。嫌がったり、うまく飲み込めなかったりすることがあるため、種や皮は丁寧に取り除きましょう。
種や皮がついたままトマトを半分に切り、そのまま裏ごしすると簡単にすりつぶせます。皮や種も裏ごしした網に残るので安心です。
すりつぶしたトマトは、しっかり加熱してあげましょう。火を通すことで殺菌ができ、トマトに含まれるアレルゲンを減らすことができます。月齢が進めば角切りでも使えますが、加熱処理は1歳を超えるまでは続けましょう。
トマトはよく熟れていて、甘みが強いものを選びます。品種は、ミディトマトやフルーツトマトがおすすめです。
市販のトマト缶も使えますが、缶詰のトマトは酸味を強く感じることも。かぼちゃや芋といった甘味の強い野菜など、ほかの食材と混ぜると食べやすくなります。
また、トマト缶のなかには調理しやすいように味付けされている商品もあります。事前に成分表示を確認し、添加物や食塩などが入っていないものを選ぶ事も大切です。
トマトが入った離乳食のおすすめレシピ
離乳食初期
〇トマトペースト
【材料】
トマト 10g
水 大さじ1
【作り方】
1.切ったトマトを丁寧に裏ごしする。
2.小鍋に1と水を入れ、やわらかくなるまで煮込む。
3.残った種や皮がないか確認し、器に盛る。
〇トマトがゆ
【材料】
トマト 10g
水 大さじ1
10倍がゆ 大さじ1~2
【作り方】
1.切ったトマトを丁寧に裏ごしする。
2.小鍋に1と水を入れてやわらかくなるまで煮込む。
3.作っておいた10倍がゆに2を乗せる。
離乳食中期
〇鶏ささみと大豆のトマト和え
【材料】
・鶏ささみ 1/6本
・煮大豆 5g
・トマト 20g
【作り方】
1.鶏ささみは2mm~1cm大に、大豆は皮をむいて5mm大に切る。
2.トマトは皮と種を取り除いて細かくきざみ、水(分量外)を加えてやわらかく煮込んでおく。
3.小鍋に1を入れ、鶏ささみに火が通るまで加熱する。
4.鍋から取り出して冷まし、トマトと和える。
ささみや大豆はまとめて下茹で処理し、小分け冷凍しておくと便利です。
離乳食後期
〇しらすとトマトの丼風
【材料】
しらす 15g
水 大さじ4
トマト 30g
軟飯 80g
油 小さじ1
【作り方】
1.しらすを耐熱容器に入れる。水を加えてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで50秒ほど加熱して水気をきっておく。
2.トマトは皮と種を取り除き、7mm程度の角切りにして下茹でする。水気を切ったトマトと油を混ぜる。
3.軟飯に1と2を乗せる。
まとめ
トマトは、さまざまな栄養素を含む優秀な食材。離乳食でも比較的早い段階で使えます。まれにアレルギー反応が出ることもあるため、平日の午前中に試してみるのがおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら、今回紹介したレシピを参考に、トマトを使った離乳食に挑戦してみてください。