子どもが突然保育園に行くのを嫌がる…原因は?どう対応するのが良い?
「ご機嫌に保育園に行っていたのに、急に保育園に行くのを嫌がるようになった」
お子さまが2歳前後になると、こういったお悩みが出てくることがあります。
そこで今回は、お子さまが保育園に行くのを嫌がるときに考えられる理由や、そんなときの対処法をご紹介します。
目次
なぜ嫌がるの?考えられる6つの理由
お子さまが急に保育園に行くのを嫌がる理由はさまざまですが、例として6つの要因をご紹介します。
1.保育園の環境変化
保育園の先生が変わったりクラスが変わったり、そんな環境変化にうまく適応できないお子さまもいます。
園内の環境が変わったことで心が不安定になり、登園を嫌がっている可能性があります。
そんなときは、新しい環境の楽しいポイントをママ・パパが教えてあげて、お子さまが「新しい先生(クラス)っていいな!」と思えるように導いてあげましょう。
2.実は体調が悪い
小さなお子さまは、自分の体調不良を上手に言葉で伝えられません。
熱があったり咳をしていたりと、目に見える変化があればママ・パパが気づいてあげられますが、見た目だけでは気づいてあげられないお子さまの病気もあります。
お子さまの健康状態を知るために、おしっこやウンチの状態をママ・パパが確認してあげたり、お子さまに痛いところはないか丁寧に聞いてあげたりしましょう。
3.保育園で苦手なことがある
「プールが苦手」「給食が全部食べられない」など、保育園の生活のなかでお子さまの精神的なストレスになっていることがあるのかもしれません。
ほかにも、着替えやおもちゃの片付け・準備など、他の子よりも上手にできないことがあると、お子さまは“上手にできない自分“が悲しくて、保育園に行くのが嫌になってしまうようです。
もしもお子さまからこういった悩みが聞き出せたら、「練習して上手になろう!」とポジティブな応援をしてあげて、苦手を克服するサポートをしてあげましょう。
保育園の先生に「こういうことが苦手みたいなので、支援をお願いします」と連絡をしておくのも良いでしょう。
4.お友達とのトラブル
みんなでごっこ遊びをするとき輪に入れなかったり、お友達とおもちゃを取り合って喧嘩してしまったり、そんなお友達とのトラブルが原因で保育園に行くのを嫌がるというケースもあります。
しかし、それらはあくまでもお子さま同士のコミュニティでの出来事。
少しもどかしいところですが、ママ・パパは入りすぎず、思い切って保育園の先生に任せてみるのも一つの方法です。
先生に「こういう悩みがあるみたいです」と報告を入れて、様子を見てみましょう。
ただし、喧嘩でケガなどが発生しないように、「相手を傷つけないこと」はきちんとお子さまに教えてあげてください。
5.ママ・パパと離れるのが不安
園生活に特に問題や変化がないのであれば、保育園を嫌がる原因はご家庭にあるのかもしれません。
お子さまは自分を取り巻く環境に不安を感じると、漠然とした不安からママ・パパと離れるのを嫌がります。
例えば“夫婦喧嘩”や“ママ・パパが下の子のお世話でいっぱいいっぱいになっている”なんてシーンを見たお子さまは、不安感からママ・パパと離れるのがこわくなり、登園拒否をする可能性があります。
お子さまに不安を感じさせてしまった自覚があるときは、その分たっぷりと愛情を注いで、心のケアをしてあげましょう。
6.イヤイヤ期に差し掛かっている
2歳前後になると、だんだんと自我が芽生えるようになってきます。
何でも自分でやりたがったり、何でも嫌がったりする時期がやってくるのです。
ママ・パパとしては困ったりイライラしてしまったりすることもあると思いますが、これは子どもの発達段階として当然のことともいえます。
関連記事:「何でも嫌がる「イヤイヤ期」…2才児の上手な叱り方は?」
子どもが保育園に行きたがらないときの対応について
このように、お子さまが保育園に行きたがらないのにはなんらかの理由があります。
お子さまがまた元気に保育園に行けるように、以下のようなサポートをしてあげましょう。
先生との連携を密にしましょう
保育園でのお子さまの様子をしっかりチェックするために、まずは担任の先生に相談をしましょう。
連絡ノートにご家庭での様子を細かく書き、先生と情報交換をするのも良いでしょう。
保育園での様子はどうなのか、家庭での様子はどうなのかを先生と話し合い、何か問題があれば一緒に解決していきましょう。
いつも以上にスキンシップをたっぷりと!愛情を伝えましょう
お子さまの漠然とした不安感を解消してあげるためには、いつも以上にスキンシップをとるようにしましょう。
「ママ・パパは〇〇ちゃんのことが大好きだよ」などと、わかりやすい言葉で愛情を伝えることも大切です。
2歳前後のお子さまは、大人が思っている以上に繊細で敏感です。
大人にとっては大したことないようなトラブルでも、お子さまにとっては世界がひっくり返るくらい深刻な事件だったりします。
ママ・パパがお子さまの不安を敏感に汲み取って、決して焦らずにサポートをしてあげましょう。