2人目の子どもは何歳差?年齢差ごとのメリットとデメリット
子どもは1人でも育てるのが大変ですが、2人目をどうするかも家族計画のテーマといえます。子どもにきょうだいを作ってあげたいと考えるママ・パパも多いでしょう。そこで、気になるのが子どもの年齢差です。希望どおりの時期に2人目が授かれるとは限りませんが、何歳差がベストなのかは気になりますよね。今回は、きょうだいの年齢差ごとにメリット・デメリットをまとめてみました。
1~2歳差の場合
1~2歳差のきょうだいのメリットは、子ども同士の年齢が近いことです。ある程度大きくなると、お互いに良い遊び相手になってくれます。
また、2歳の年の差なら、入学・卒業のタイミングが被ることはありません。
例えば、上の子が高校入学のときは、下の子は中学1〜2年生です。1歳差だとすぐに入学・卒業の時期が来ますが、2歳差なら少し間があくため余裕もできます。受験の時期も重なりません。
デメリットは、上の子が0~1歳で下の子が生まれることになるため、子育てがハードになる点です。上の子は動きが活発になり、甘えたい時期でもあるため大変です。「二人用の抱っこ紐を使って過ごした」という経験談もあるようです。
大変な期間はありますが、そのぶん育児の期間が短くなる点はメリットです。
3歳差の場合
3歳差きょうだいは入園、入学の時期がかぶるため少しハードスケジュールになりますが、幼稚園、保育園の制服やカバンなどのおさがりが使えます。
私立幼稚園は制服代が高いところも多いです。上の子のお下がりが使えると大きな節約になります。
上の子が保育園や幼稚園に行き出せば、その間は下の子だけになるため育児も少し楽になるでしょう。
デメリットは、受験が重なる点です。高校受験と大学受験や就職活動の時期が重なるため、出費が一気にやってきます。
経済的に大変な時期があるため、受験に向けて計画的に貯金などをしていくようにしましょう。
4~5歳差の場合
4~5歳差のきょうだいのメリットは、子育てを楽しむ余裕ができることです。赤ちゃんが生まれる時期は、上の子は保育園か幼稚園に通っていることが多いでしょう。
その場合、上の子がいない昼間は、下の子のお世話に専念できます。上の子も家事や下の子のお世話など、お手伝いしてくれるため精神的にも体力的にも余裕ができます。
受験の年齢も重なることはありません。間があくため、学費の準備にも余裕がもてます。
デメリットは、年が離れているため、常日頃一緒に遊べるという相手にはならない点です。4歳5歳になると、上の子は自分の友達や遊び方ができています。ずっと一緒に遊ぶことは難しいかもしれません。
また、5歳差の場合は七五三と出産の時期が被ることもデメリットになります。5歳差の場合は、七五三の時期を前にずらしたり後にずらしたりして上手に調整すると良いでしょう。
6歳差以上の場合
6歳以上の差があるきょうだいのメリットは、それぞれにしっかり向き合う時間がとれることです。
年の近いきょうだいでは、余裕をもって育児に向き合うことがなかなかできない場面も多いです。しかし、6歳差以上の場合は、上の子の育児をある程度経験した上で、下の子を迎えることができます。赤ちゃんが寝ている間に、小学校に上がったばかりの子の話を聞くなど、一人ひとりと向き合う時間がとれるのがメリットでしょう。
年の差があると、進学用の貯蓄にも余裕がもてます。上の子でさまざまな経験をしているため、育児においての先の様子がわかるのもメリットです。入園、入学準備などもスムーズに進められるでしょう。
デメリットは子育ての期間が長くなることです。6歳差なら小学生の時期が合わせて12年あります。
同じ小学校に一緒に通うこともできないため、下の子の入学時に「上の子がいるから下の子が入学しても安心」というわけにはいきません。
また6年あると、学校のシステムなども変わる可能性があり、ジェネレーションギャップのようなものを感じることもあります。
年の差きょうだいの場合は親の年齢も上がるため、上の子と下の子では仕事などの状況が変わる可能性もあり、収入の増減に合わせた資金計画をたてることが大切です。
まとめ
きょうだいの年齢差はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どれくらいの年齢差が最適なのか、一概にはいえないものです。それぞれのメリット・デメリットを考えて、ご家庭に合ったタイミングの目安にしてみてください。下の子が何歳差で生まれても良いように、資金計画などはしっかりしておくと安心です。