おしゃぶりはいつから使える?やめる時期や選び方は?
おしゃぶりは、赤ちゃんの心を落ち着かせるのに役立つ育児アイテムです。寝かしつけやぐずったときに便利ですが、おしゃぶりがいつから使えるのか気になっているママやパパは多いのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんのおしゃぶりはいつからいつまで使えるのか解説しながら、使用するメリットやデメリット、選び方のポイントをご紹介します。
目次
赤ちゃんのおしゃぶりはいつからいつまで使えるの?
赤ちゃんのおしゃぶりは、生後1ヶ月以降から使い始めるのが目安です。新生児用のおしゃぶりはあるものの、生後1ヶ月未満は、「乳頭混乱」が起きやすい時期です。乳頭混乱が起きると赤ちゃんは哺乳瓶を好み、母乳を飲まなくなるときがあります。母乳育児中はおしゃぶりを与えないよう指導している医療機関もあるので、使用上の注意を守って使いましょう。
おしゃぶりを日常的に使うのは、おおむね1歳頃までです。遅くても2歳~2歳半には卒業を目指す必要があります。常に与えるのではなく、赤ちゃんがぐずったときなど、必要なときだけ使いましょう。成長するにつれて自然とおしゃぶりを使わなくなる赤ちゃんが多いので、徐々に与える頻度を減らすと依存を防げます。
赤ちゃんのおしゃぶりのメリット・デメリット
赤ちゃんのおしゃぶりには、メリットとデメリットの両方があります。それぞれを理解して、育児に役立てましょう。
おしゃぶりのメリット
赤ちゃんがおしゃぶりを吸うしぐさは、おっぱいを飲むときとよく似ています。ママのおっぱいを飲んでいるような安心感があり、赤ちゃんの心が落ち着くのです。
吸いながら眠ってしまう赤ちゃんは多く、おしゃぶりを上手に活用すればママやパパの育児負担を減らせるでしょう。外出先でのぐずり防止にも重宝します。
おしゃぶりのデメリット
おしゃぶりは便利な反面、与えすぎると赤ちゃんがやめられなくなることがあります。赤ちゃんの骨は柔らかく、変形しやすいため、おしゃぶりをする期間が長引くと歯並びに影響を与えるおそれがあるので注意しましょう。また、おしゃぶりをすると口が塞がり、発語やコミュニケーション能力の発達が遅くなる可能性も指摘されています。
そのほか、おしゃぶりの消毒に手間がかかったりと、与えすぎることでママやパパの育児の負担が逆に増えたりするのも困りものです。
赤ちゃんのおしゃぶりの選び方
デメリットを減らすためにも、赤ちゃんに与えるおしゃぶりはしっかり選ぶことが大切です。まずは、おしゃぶりが赤ちゃんの月齢に対応しているか確認しましょう。
おしゃぶりにはさまざまな種類があり、使われている素材、サイズ、乳首の形状によって適用年齢が異なります。パッケージにいつからいつまで使えるのか記載してあるので、月齢に合わせて選びましょう。赤ちゃんの成長は早いため、買い換えも検討する必要があります。
感染症を防ぐためにも、赤ちゃんが1歳になる頃まではおしゃぶりの消毒が必要です。電子レンジで簡単に消毒できるものやお手入れが楽なおしゃぶりを選べば、ママやパパの負担を減らせるでしょう。ケースつきでホコリや汚れの付着を防げるもの、ケースごとレンジ消毒できるおしゃぶりもおすすめです。
近年は口の発達や歯並びへの影響を考慮して、歯や舌に配慮したデザイン、鼻呼吸を促す設計のおしゃぶりが市販されています。商品ごとの特徴に注目して、赤ちゃんやママ・パパにとって使いやすいものを選びましょう。
まとめ
おしゃぶりは必ず使わないといけないアイテムではないものの、ひとつあると赤ちゃんがぐずったときに重宝します。与え方や使用期間に注意すればママやパパの育児負担がやわらぐので、上手に活用してみましょう。おしゃぶりは、赤ちゃんの月齢に合うものを使うことが大切です。いつから使えるのかパッケージで確認して、前歯や舌に配慮したものを選んであげましょう。