コンビ肌着はいつまで使える?選び方や正しい着せ方を紹介
コンビ肌着は、赤ちゃんをやさしく包み、機能性も高いため、よく選ばれているベビー肌着の一つです。今回は、コンビ肌着が使える時期や選び方、正しい着せ方について解説します。
コンビ肌着とは?短肌着・長肌着との違い
コンビ肌着とは、股下をスナップボタンで留めて、左右の足を分けて覆えるようになっている肌着です。赤ちゃんの足先までの長さがあり、上下がつながっています。活発に足を動かす時期になっても、はだけにくいのが特徴です。
では、短肌着と長肌着(長下着)はコンビ肌着と何が違うのでしょうか。
短肌着は新陳代謝が活発な赤ちゃんの肌を包む、いちばん下に着せる肌着です。裾が短めで、丈の長さは赤ちゃんの腰くらいまでしかありません。汗を吸い取る短肌着の上に、温度調節のための長肌着やコンビ肌着を重ねるのが一般的です。
長肌着は丈が長く着物のようなデザインで、つま先までカバーしてくれるのが特徴です。股部分に留め具がないため、コンビ肌着よりもおむつ替えが簡単です。ただし、赤ちゃんが活発に動くようになるとはだけやすくなります。
なお、3つの肌着はどれも紐で結んで固定するのが一般的です。
コンビ肌着はいつまで使える?
個人差があるものの、コンビ肌着は、基本的に生後間もない頃から赤ちゃんが立つようになる時期まで着せられます。
新生児の時期は、動きが活発になる生後1ヶ月から3ヶ月頃に様子を見て長肌着からコンビ肌着に変えると良いでしょう。コンビ肌着であれば赤ちゃんが足を動かしても着崩れする心配はありません。
座れるようになってくる生後5ヶ月頃や、つかまり立ちで歩けるようになる生後8ヶ月頃からは、コンビ肌着を着せるのが難しくなります。セパレートタイプの肌着への移行を検討しましょう。
コンビ肌着の選び方
赤ちゃんは体温調節が苦手です。季節を問わず汗をかきます。そんな赤ちゃんが快適に過ごせるよう、素材選びは重要です。コンビ肌着を選ぶ際は、通気性に優れていて汗をよく吸収してくれる綿100%のものを選びましょう。
季節によって素材を変えることも大事です。春や夏など気温が高い季節には、吸汗性と通気性の良いガーゼ素材や天竺がおすすめです。秋冬などの冷える季節には、保温性の高いスムースやパイル生地のものを選ぶと良いでしょう。フライス生地やガーゼ素材(ダブルガーゼ、3重ガーゼ)のコンビ肌着は1年を通して使用できます。
左右に足を分けられるボタンタイプだけでなく、まっすぐにボタンを留めて長肌着としても使える2wayタイプのコンビ肌着もあります。赤ちゃんの成長に合わせて肌着を買い直す必要がないため、長く使えて便利です。
コンビ肌着の着せ方
家にいるときは、まず短肌着を着せ、その上にコンビ肌着を着せるのが一般的です。寒い時期にはコンビ肌着の上にベビードレスなどを着せて体温調節をしてあげましょう。外出する際は、カバーオールや2wayオールのインナーとしてコンビ肌着を着せます。
夏の暑い時期であれば、コンビ肌着1枚だけで着せることもできます。スナップボタンがあることで裾がはだけにくく、丈も長いためお腹が冷える心配もありません。
下記の手順は、コンビ肌着を短肌着と組み合わせるときの着せ方です。赤ちゃんが不安にならないよう、優しく話しかけながら着せてあげましょう。
【手順】
1.短肌着の袖をコンビ肌着の袖に通して、重ね広げる
2.赤ちゃんを重ねた肌着の上に寝かせる
3.袖口から赤ちゃんの腕に袖を通す
4.コンビ肌着と短肌着の紐をそれぞれ結ぶ
5.コンビ肌着のスナップボタンを留める
まとめ
コンビ肌着は生後間もない頃から、立って歩くようになる頃まで着せられます。赤ちゃんの成長に合わせて活用しましょう。コンビ肌着を選ぶ際は、赤ちゃんの敏感な肌を守るために素材にも気を配って選ぶことが大切です。