保育園に慣れよう!慣らし保育の目的と期間について解説
多くの保育園では、入園前に子どもが保育園に通うお試し期間として「慣らし保育」を実施しています。子どもを初めて保育園に通わせるというママ・パパは、慣らし保育がどのようなもので、どのくらいの期間行うのかイメージがわかないかもしれません。
そこで今回は、慣らし保育の目的と期間、慣らし保育に必要な準備について詳しく解説します。
慣らし保育の目的とは
慣らし保育は、子どもが新しい環境に慣れることを主な目的としています。
保育園は子どもにとって新しい世界です。いつも一緒だったママ・パパと長時間離れるのも初めてのため、慣れるまで子どもには大きなストレスがかかるでしょう。慣らし保育で徐々に保育園にいる時間を増やすことで、保育士や友達と遊ぶ楽しさを覚え、最小限のストレスで保育園に馴染むことができます。
保育園が始まると朝の登園から食事、お昼寝など、生活リズムがガラッと変わります。慣らし保育を通して、保育園の環境だけでなく生活リズムにも慣れるでしょう。
子どもだけでなく、保育士やママ・パパにとっても慣らし保育は大切です。慣らし保育は、保育士が新しく入る子どもの性格や特徴を把握できる期間といえます。ママ・パパにとっては子どもと離れることに慣れたり、保育園の様子を知れたりする期間です。
入園前に気になる点や心配なことを聞いて、保育士とママ・パパでコミュニケーションをしっかりと取っておくことも慣らし保育の大きな目的のひとつとしてあげられます。お互いのことを把握して信頼関係を築けば、安心して子どもを保育園に任せられるでしょう。
慣らし保育におすすめの期間
慣らし保育の期間は保育園によっても異なりますが、1週間~2週間程度が一般的です。具体的なスケジュール例として、下記のようにまずは短時間から始めて、徐々に保育園で過ごす時間を増やします。
1日目~2日目:1時間程度
3日目~5日目:午前中のみ
7日目~8日目:朝から昼食後まで
9日目~10日目:朝から昼食後の昼寝まで
初めて保育園で食事をする際には、ママ・パパの付き添いが必要な場合もあります。
子どもに合わせて慣らし保育の期間が変わるケースも考えられます。順応が早い子であれば、予定よりも短い期間で慣らし保育が終わることもあるでしょう。一方で、慣らし保育の期間に子どもが体調を崩してしまい、スケジュールが延びる可能性もあります。
保育園の方針やママ・パパの仕事の関係で、慣らし保育を行わない場合もあります。子どもは適応能力が高いため、慣らし保育ができなくてもあまり心配する必要はありません。いずれにしても、慣らし保育の期間はママ・パパのスケジュールを確認しながら保育士と相談して決めると良いでしょう。
慣らし保育に必要な準備
子どもが保育園に早く馴染めるように、慣らし保育前にある程度準備をしておくことも大切です。まず、保育士が適切に対応できるよう、子どもの性格や特徴を前もって伝えておきましょう。好きなものや好きな遊びなども伝えておけば、保育士と子どものコミュニケーションもスムーズになります。
保育園で未就学児も参加できるイベントなどがあれば、慣らし保育前に一度子どもを連れて行ってみるのもおすすめです。事前に保育園が楽しい場所であることを知っていれば、保育園に慣れるまでの時間を短くできるかもしれません。
まとめ
慣らし保育は、子どもが保育園という新しい環境に慣れるための大切な期間です。保育士とママ・パパにとってお互いの信頼関係を築く機会でもあります。慣らし保育を成功させるためにも、保育園や保育士としっかり連携を取るようにしましょう。