赤ちゃんの指差しはいつから?月齢別の意味や促し方を知ろう
赤ちゃんは自分の意思を伝える手段として、言葉より先に指差しを覚えます。しかし、赤ちゃんの指差しがなかなか始まらず不安なママ・パパも多いのではないでしょうか。
今回は赤ちゃんの指差しについて、指差しを始める時期や月齢別の意味、指差しの促し方について解説します。
目次
赤ちゃんにとっての指差しとは?
指差しは、言葉を話せるようになる前の赤ちゃんが行う大切なコミュニケーション方法のひとつです。指差しをすることで自分の希望や気になること、ママ・パパからの質問に関する答えを伝えているのです。
生まれたばかりのころの赤ちゃんは、泣く以外に自分の意思を伝えることができません。やがて指差しで意思表示ができるようになり、成長にするにつれて指差しが示す意味はどんどんと増えていきます。
赤ちゃんの指差しはいつから始まる?
赤ちゃんの指差しが始まる時期には個人差がありますが、一般的には生後6ヶ月から1歳頃に始まるとされています。ただし、成長には個人差があり、生後6ヶ月になる前から始める赤ちゃんもいれば、1歳よりもっと大きくなってから始める赤ちゃんもいます。
最初のうちは、指が上手く出せずに手全体を使って何かを差したり、差したい方向とは別の方向を示したりしてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんの指差しにリアクションをしてあげることは、赤ちゃんの社会性やママ・パパとの信頼関係、言語能力を高めるのに非常に重要です。ママ・パパや周りの人は赤ちゃんの行動をしっかりと見て、指差しに応えてあげましょう。
月齢別にみる赤ちゃんの指差しの意味
月齢によって赤ちゃんの指差しが意味することは変わっていきます。成長に応じて指差しでどんな意思表示ができるようになるのか、4段階に分けてみてみましょう。
10ヶ月頃の指差し
「理解・興味の指差し」の時期です。道路を走っている車や近くを歩いている犬など、自分の興味のあるものや気になるものに対して指差しをします。また、10ヶ月頃になると、赤ちゃんは自分で指差しをするだけでなく、ママやパパが指差した方向を見ることもできるようになります。
1歳頃の指差し
1歳頃の指差しは「叙述の指差し」もしくは「共感の指差し」と呼ばれます。自分の興味のあるものを指差し、ママ・パパや周りの人に向かって「見て!」「これ何?」など相手の共感を誘うための指差しです。簡単な単語や声を発しながら指を差すこともあります。
1歳2ヶ月頃の指差し
自分の欲しいものや行きたい方向に指を差す、「要求の指差し」が見られるようになる時期です。まだ上手く言葉が話せないものの、自分のやりたいことが明確になってきて指差しで自分の要求を伝えようとしているのです。
1歳6ヶ月頃の指差し
ママ・パパや周りの人の質問に指差しで答える「応答の指差し」ができるようになってきます。例えば「パパはどこ?」という質問に、パパのいる方向を指差すことで返事をします。赤ちゃんがだんだんと言葉を理解し始めている証拠です。
赤ちゃんの指差しを促す方法
指差しを覚える時期は赤ちゃんによってさまざまです。とはいえ、「なかなか指差ししない」と不安になるママ・パパもいるでしょう。ではどのように赤ちゃんに指差しを促せばよいのでしょうか。
赤ちゃんはママ・パパの言動や行動を見て多くのことを学びます。指差しに関しても同じで、ママ・パパが指差しをしながら赤ちゃんに話しかければ、赤ちゃんが指差しを学習していきます。
赤ちゃんの指差しにしっかりとリアクションすることも大切です。赤ちゃんの指差しにママ・パパがきちんと反応すれば、赤ちゃんは嬉しくなって積極的に指差しをするようになるでしょう。
指差しは人とのコミュニケーションのなかで自然と身に付くものです。積極的にママ・パパや周りの人とコミュニケーションする機会を増やすことで、成長を促すことができます。
まとめ
指差しは赤ちゃんにとって、ママ・パパとコミュニケーションを取るための大切な手段のひとつです。指差しをしながら積極的に赤ちゃんに話しかけたり、赤ちゃんの指差しに応えたりして、赤ちゃんの成長とコミュニケーションを楽しみましょう。