離乳食をフリージング保存するポイントや注意点を紹介!
忙しい子育ての日々のなかでスタートする離乳食。おかゆや茹で野菜をすり潰して、こして、という作業を毎食続けるのは大変ですよね。そのような場合におすすめなのが、離乳食をまとめてつくって「フリージング(冷凍)保存」する方法です。今回は、離乳食をフリージング保存する場合のポイントやコツについて紹介します。
目次
離乳食をフリージング保存するポイント
まずは、離乳食をフリージング保存する際に気を付けたいポイントについて紹介します。
冷凍する直前に加熱調理すること
離乳食をフリージング保存する際には、雑菌が繁殖するのを防ぐために火を通し、粗熱を取ったらすぐに冷凍保存することが大切です。調理してから時間が経ったものや、火を通していないものはフリージング保存に適していません。
また、使用する食材は可能な限り調理する直前に購入し、新鮮なものを使用しましょう。
清潔な保存容器を使用すること
離乳食をフリージング保存する場合、保存容器は清潔なものを選びましょう。ジッパーバッグなどの使い捨てできるものは新品を使用し、繰り返し使用する容器の場合は煮沸消毒できるものがおすすめです。また、保存の際にはできるだけ空気を抜いて冷凍したほうが、鮮度を維持することができます。
自然解凍せず再加熱すること
冷凍前に加熱調理したものであっても、基本的には自然解凍は行いません。冷凍中でも雑菌が繁殖するおそれがあるため、必ず再加熱調理をすることが大切です。
1週間以内に使い切ること
冷凍保存の目安期間は食材によって異なりますが、1週間以内に使い切ることを想定して保存するのが一般的です。冷凍保存をしている間に冷凍焼けなどで食材の鮮度が落ちてしまうため、可能な限り早く使い切るようにしましょう。
離乳食のフリージングにおすすめのアイテム
離乳食のフリージングは、量に合わせてアイテムを選択するのもおすすめです。ここからは、離乳食の冷凍保存におすすめのアイテムを紹介します。
フリーザーバッグ
フリーザーバッグは、平らに収納できるうえに空気を抜いて保存しやすく、離乳食のいずれの時期でも使える便利なアイテムです。フリージング保存する際には、平らに伸ばした後に箸などで挟んで区切りをつけた上で冷凍しておけば、使用する際に必要な量だけ割って使用することができます。
製氷皿
製氷皿は、離乳食の初期にとくにおすすめの保存アイテムです。ごく少量ずつに小分け保存ができるため、食べる量が少ない時期に適しています。冷凍焼けや霜などがつかないように、蓋つきのものを利用すると、なおよいでしょう。
タッパーなど蓋付きの容器
タッパーなどの蓋つきの容器も、離乳食のフリージング保存におすすめのアイテムです。タッパーはサイズ展開も豊富にあるため、食べる量に合わせてサイズを変えると良いでしょう。蓋つきの小分けパックなども販売されているので、そちらを利用するのも便利です。繰り返し洗って使用できますが、煮沸消毒などが可能かどうか耐熱温度もチェックしておきましょう。
下処理済みのフリージング食材
下処理済みのフリージングされた離乳食を購入する方法もあります。忙しくて離乳食を作る余裕がないときや、もう1品追加したいときなどにも便利です。
【食材別】離乳食をフリージング保存する場合の保存と調理のコツ
ここからは、離乳食をフリージング保存する場合の保存と調理のコツについて、食材別に紹介します。
おかゆやパンなどの主食
おかゆやパンなどの主食を冷凍する場合は、加熱時に水分が飛んでしまうため、硬くなってしまう可能性があります。再加熱するときに少し水を足しながら硬さを加減すると良いでしょう。月齢に合う硬さかどうか見極めながら、適宜水分を追加することが大切です。
野菜や果物類
野菜や果物類をフリージング保存する場合、すりおろしたものなども基本的には加熱調理してから保存する必要があります。たとえば、りんごなどのすりおろしも大人であれば加熱せず食べることができますが、離乳食に使用する場合は加熱してから保存するようにしてください。
だし汁やソース、ペースト
離乳食のフリージング保存は、食材だけでなく味付け材料の保存にも活躍します。とくに、使用する機会が多いだし汁などは、製氷皿などで小分け保存しておくと調理の際にだしを取る手間が省けるので、とても便利です。味付けが可能な月齢になってきたら、トマトペーストやホワイトソースなども小分け保存しておくと良いでしょう。
まとめ
離乳食は細かくすり潰したり、刻んだりと調理工程が多く、忙しい日々のなかで大人と異なるメニューを毎食用意するのは手間がかかります。フリージング保存をうまく活用しながら、離乳食の時期にも時短調理を取り入れてみてはいかがでしょうか。