いちご・ももの離乳食はいつからOK?段階別の与え方や注意点も紹介

離乳食が始まると、いちごやももはいつから食べさせてよいのか、と気になるママ・パパも多いのではないでしょうか。甘くてみずみずしいいちごやももは、赤ちゃんにも人気のフルーツですが、与える時期や調理方法には注意が必要です。今回は、いちご・ももの離乳食はいつからOKなのか、離乳食の段階別の与え方、アレルギーのリスクや与える際の注意点について詳しく解説します。赤ちゃんが安全においしくフルーツを楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。
目次
いちご・ももの離乳食はいつから?
いちごとももは、離乳食初期(生後5~6ヶ月ごろ)から与えることができます。水分が多く、すりつぶしてペースト状にすると赤ちゃんも食べやすいため、離乳食のスタートにぴったりのフルーツです。
ただし、いちごは酸味が強いため、初めは加熱して甘みを引き出すのがおすすめです。一方、ももは加熱しなくても甘くて食べやすいですが、最初は果汁やペースト状にして与えましょう。
【段階別】いちご・ももを離乳食に取り入れてみよう
離乳食は月齢に応じて「初期・中期・後期・完了期」に分かれます。それぞれの段階に適したいちご・ももの離乳食での取り入れ方を紹介します。
いちごの与え方
・離乳食初期(5~6ヶ月ごろ)
いちごは酸味があるため、最初は加熱して甘みを引き出し、なめらかにしてあげましょう。
おすすめレシピ:いちごのペースト
<材料>
・いちご 1個(15g)
<作り方>
1.いちごはヘタを取り、すりおろす
2.耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で約10秒加熱する
3.裏ごししてなめらかにする
・離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)
生のまま食べられるようになります。食べやすいサイズにカットしてあげましょう。
おすすめレシピ:カットいちご
<材料>
・いちご 2個(1個あたり15g)
<作り方>
1.いちごのヘタを取り、6~8mmの角切りにする
・離乳食完了期(12~18ヶ月ごろ)
食べやすいサイズにカットすれば、そのまま食べることができます。
おすすめレシピ:いちごサンデー
<材料>
・いちご 1個(15g)
・ヨーグルト 大さじ3
・ホットケーキ(焼いたもの)5~10g
<作り方>
1.いちごはヘタを取り、食べやすいサイズにカットする
2.ホットケーキも小さく切る
3.ヨーグルトと1、2を合わせ、器に盛りつける
・いちごの保存方法
生のいちごは傷みやすいため、使い切れない場合は冷凍保存するのもおすすめです。冷凍保存の目安は3~4週間です。
ももの与え方
・離乳食初期(生後5~6ヶ月ごろ)
ももは果汁にしたり、すりつぶしたりして、なめらかにして与えましょう。
おすすめレシピ:もものペースト
<材料>
・もも 60g(数回分)
・水 小さじ1
<作り方>
1.ももを一口大に切り、耐熱容器に入れる
2.水を加えてラップをし、電子レンジ(600W)で約10秒加熱する
3.裏ごししてペースト状にする
・離乳食中期(生後7~8ヶ月ごろ)
皮と種をとり、小さく刻むか軽くつぶして加熱して与えましょう。加熱した状態のももを使います。
おすすめレシピ:もものコンポート風
<材料>
・もも 適量(1食分:約20~30g)
<作り方>
1.ももの割れ目に包丁を入れ、種に沿って1周切り込み、2等分にしたらスプーンで種を取り除く
2.皮をむき、みじん切り(3~5mm角)にするか、すり鉢で軽くつぶす
3.耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で約10秒加熱する
・離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)
皮と種をとり、刻んだものを与えましょう。
おすすめレシピ:刻みもも
<材料>
・もも 適量(1食分:約30~40g)
<作り方>
1.ももは皮をむき、種を取り除いて約7~8mmの角切りにする
2.耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジ(600W)で約10秒加熱する
・離乳食完了期(生後12~18ヶ月ごろ)
皮と種をとり、食べやすいサイズにカットすれば、そのまま食べられます。
おすすめレシピ:桃とバナナのフルーツサラダ
<材料>
・もも 1個
・バナナ 1本
<作り方>
1.ももは皮をむいて種を取り、バナナも皮をむく
2.それぞれ1cm角に切るか、薄くスライスする
3.ボウルに入れ、よく混ぜてから器に盛りつける
・ももの保存方法
使い切れない場合は、冷凍保存することも可能です。冷凍保存の目安は約1週間です。
離乳食でいちご・ももを与える際の注意点
いちごやももを離乳食で与える際は、下記の点に注意しましょう
いちごの注意点
いちごはまれにアレルギーを引き起こすことがあるため、初めてあげる際は離乳食用スプーン1さじ程度からスタートし、蕁麻疹などの症状が出ないか、様子をみながら進めましょう。
ちなみに、いちごジャムは離乳食後期(生後9~11ヶ月)からあげることが可能です。ただし、市販のジャムは糖類を多く含んでおり、ジャムの甘みに慣れると赤ちゃんが欲しがるようになってしまうため、砂糖不使用または低糖のジャムを選ぶようにしましょう。
ももの注意点
ももはアレルギー表示推奨品目に指定されているため、初めてあげる際は、病院が開いている時間帯に、少量ずつ様子をみながら食べさせるのが安心です。
また、ももの缶詰はシロップ漬けになっており、糖分が多いため離乳食には向きません。
まとめ
いちごやももは離乳食初期から食べられる果物ですが、あげ方には注意が必要です。今回の内容を参考に、赤ちゃんの成長に合わせて、適切な方法で取り入れましょう。
離乳食が進むと、赤ちゃんの食の幅が広がり、食事を楽しめるようになります。アレルギーのリスクを考慮しながら、少しずつ試してみてください。