【月齢別】赤ちゃんが離乳食を嫌がる理由と対処法は?
離乳食を取り入れ始めてしばらくすると、多くの親御さんの前に立ちはだかる「離乳食いやいや期」という壁。そう、赤ちゃんが離乳食をいやがって食べてくれないときがあるんです(もちろん、その時期が無い赤ちゃんもいます)。
「どうして食べてくれないんだろう」
「具合が悪いのかな」
「食材がだめなのかな」
などと不安になってしまう日もあるかもしれません。
そこで今回は、食べないときがある理由や原因、そして、赤ちゃんにおいしく楽しく離乳食を食べてもらうためのポイントをご紹介します。
目次
赤ちゃんが離乳食を嫌がるのはよくあること!悩みすぎないで!
はじめにお伝えしたいのですが、赤ちゃんが離乳食を食べたがらない・嫌がるというのは、全くめずらしいことではありません。
「栄養不足になってしまうんじゃないか……」と不安になったり、せっかく作ったものを食べてくれなくてイライラしてしまったりすることもあるかもしれません。でも、ほとんどの赤ちゃんが通る道なので、焦らないで大丈夫◎食べない理由や原因を考え、できることから対処していきましょう。
月齢別・離乳食いやいやの理由と対処方法
赤ちゃんが離乳食を食べたがらない理由は、月齢によって違います。月齢別の理由と対処法をまとめました。
離乳食初期
はじめての離乳食。今までママのおっぱいやミルクしか口にしたことのない赤ちゃんにとって、離乳食は未知の味。はじめての味と食感・においにびっくりして、嫌がったり拒否したりするのはよくあることです。
無理に離乳食を進めようとせず、嫌がったらおっぱいや粉ミルクを与えて、しばらく経ってから再チャレンジしてみましょう。
離乳食中期
離乳食にも慣れてきたはずなのに、食べたがらないときがある……。
この場合は、「離乳食がちょっと食べづらい……」という赤ちゃんの主張かもしれません。与えたものが、赤ちゃんにとってはまだ早い形状・硬さだったり、苦手な味だったり。この時期のいやいやには、食材や調理法を変えてみるといいですよ。
例えば、キャベツやほうれん草といった繊維のある野菜は、ペースト状にしていてもなめらかになりにくいので、モグモグしづらいことがあります。そんなときは、とろみをつけてあげるのがおすすめ。とろみがあるだけで、パクパク食べてくれるようになるかもしれません。
離乳食後期
離乳食の量も食べられるものの幅も増えてくる頃ですが、この時期でも離乳食を嫌がる赤ちゃんはいます。
理由はさまざま考えられますが、意外と多いのが、自立心が育ってきてなんでもやりたがるタイプのイヤイヤさんです。自分で手づかみで食べたい・スプーンを持って自分で食べてみたい……離乳食が嫌なのではなく、ママ・パパに手を出されるのを嫌がっていることがあるんです。
そういったタイプのイヤイヤさんには、手づかみで食べさせるなどしばらく好きなように自分で食べさせてみましょう。少し自分で食べた後は、ママ・パパがお口に運んでもご機嫌でたくさん食べてくれることも多いですよ。
全月齢共通・離乳食をたくさん食べてもらうための工夫3つ
食事タイムを楽しい雰囲気にしよう
食事をするときの雰囲気作りはとっても大切です。赤ちゃんが思うように離乳食を食べてくれないと、ママさん・パパさんはついつい神経質になってイライラするかもしれませんが、その様子は赤ちゃんにも伝わってしまいます。「離乳食が嫌がるのはよくあること!」と思って、まずはママ・パパがリラックスを。
食事までにおなかが空くようにする
おなかが空いて自然とごはんを食べられるように、食事前はアクティブに活動させてみましょう。公園に行って遊んだりお風呂に入ったりするのがおすすめです。
食べる環境を変えるのもGOOD
離乳食をいやがるときは、思い切って食べる環境を変えてみるのもいいでしょう。いつもダイニングで食事を与えているなら、お外の見える窓辺に移動してみる……といった工夫を。それだけでも不思議とパクパク食べるようになることがありますので、ぜひやってみてください。
離乳食だけでなくおっぱいやミルクも拒否するときは、体調不良かも?
最後に、ひとつ注意点を。
離乳食だけでなく、おっぱいや粉ミルクも嫌がる場合は、どこか具合が悪いのかもしれません。また、こういったときは、食べることを拒否するだけでなく、例えば熱が出ていたり下痢をしていたりといったほかの異変も現れることがあります。赤ちゃんの様子をしっかり観察し、対処するようにしましょう。心配な場合は、小児科を受診して相談すると安心です。