赤ちゃんはいつからヨーグルトを食べていい?注意点とアレンジレシピの紹介
ヨーグルトは整腸作用などの嬉しい効果があり、大人でも健康を気遣って食べる方が多い乳製品です。離乳食でもヨーグルトを取り入れたいと思っているものの、どのタイミングで取り入れるべきか迷っているママ・パパも見受けられます。
今回は、離乳食におけるヨーグルトの取り入れ方を解説します。ヨーグルトをあげるときの注意点や、すぐに実践できるアレンジレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヨーグルトを食べてもいいのはいつから?
離乳食でヨーグルトをあげられるのは、離乳食中期(生後7~8ヶ月ごろ)が目安です。ヨーグルトにはさまざまな製品がありますが、なかには離乳食初期から食べられる乳幼児専用のものも販売されています。購入する際は、パッケージに記載されている月齢表示を確認してみてください。
離乳食中期になると、チーズや加熱した牛乳といったヨーグルト以外の乳製品も取り入れられます。この場合、ほかの乳製品と合わせて1日50g程度までにするのがポイントです。
ヨーグルトをあげる際、最初は慣らすために小さじ1杯から与え、徐々に摂取量を増やしていきましょう。
赤ちゃんにヨーグルトを与えるときの注意点
離乳食にヨーグルトを取り入れる際は、以下の3点に注意します。
無糖ヨーグルトを選ぶ
砂糖入りのヨーグルトは離乳食が始まったばかりの赤ちゃんには甘すぎるため、乳幼児専用ヨーグルト以外の製品を与える場合は、必ず無糖ヨーグルト(プレーンヨーグルト)を選びましょう。
砂糖だけでなく、あらかじめフルーツなどが入った甘いものも避けます。市販のフルーツヨーグルトは砂糖が多く含まれているため、赤ちゃんに与えるのは控えましょう。
離乳食中期は素材そのものの味に慣らしていく必要があり、砂糖を摂りすぎると虫歯や肥満の原因にもなるため、選ばないほうが無難です。
最近は、はちみつ入りのヨーグルトも販売されています。「砂糖ではないから」と使いたくなる方もいるようですが、1歳未満の乳幼児がはちみつを摂取すると「乳児ボツリヌス症」を発症する危険があるため、与えないようにしましょう。
アレルギーに注意する
ヨーグルトは乳製品のひとつなので、アレルギー反応が出る場合があります。
残念ながら、アレルギーの有無は食べてみないと分からないケースがほとんどです。ヨーグルトだけでなく、初めての食材を食べさせるときは、かかりつけの小児科が開いている曜日・時間にすることも意識しましょう。
冷たいヨーグルトは避ける
冷蔵庫から出したばかりの冷たいヨーグルトは、赤ちゃんの胃に負担をかけるためおすすめしません。
食べる少し前に冷蔵庫から出して常温に戻したり、500Wの電子レンジで40秒ほど(100gあたり)人肌程度に温めたりして食べさせると安心です。
赤ちゃんがおいしく食べられるヨーグルトのアレンジ
ヨーグルトはそのまま食べる以外に、料理の食材としても取り入れることができます。スプーンや泡立て器などで混ぜると、トロっとした食感になるので使い勝手も抜群です。
ここでは、ヨーグルトのアレンジレシピを紹介します。
フルーツを切って混ぜる
ヨーグルト単体では味に飽きてしまうため、バナナやいちごなどのフルーツを刻んで混ぜるのがおすすめです。フルーツの大きさは、離乳食の進み具合に合わせて調節しましょう。
無糖ヨーグルトだけでは酸味が強くなってしまいますが、果物を混ぜ込むことで甘味が増します。市販のフルーツヨーグルトは甘味が強すぎますが、無糖のヨーグルトであればフルーツを入れてもほどよい甘味としてプラスされるので問題ありません。簡単に用意できるうえ、ビタミンもしっかり摂れてボリュームもある万能アレンジです。
牛乳やマヨネーズの代わりに使う
よく混ぜてなめらかにしたヨーグルトを、牛乳やマヨネーズの代わりとして使うこともできます。
例えば、パンケーキを作るときの牛乳や、ポテトサラダを作るときのマヨネーズなどをヨーグルトに置き換えることで、爽やかで軽い口当たりになり、より食べやすくなります。
小さくカットした野菜と和える
意外に思えますが、ヨーグルトと野菜も実はよく合う組み合わせです。例えば、にんじんやさつまいもなど柔らかくした野菜に、適量のヨーグルトを混ぜればヨーグルトの和え物が作れます。
このひと手間で野菜が嫌いな子や、ヨーグルトの酸味が苦手な子も食べやすい一品が完成します。ほどよくとろみがつくので、野菜単体よりも飲み込みやすくなるのもポイントです。
まとめ
離乳食でヨーグルトが使えるようになるのは、生後7~8ヶ月ごろの離乳食中期からが目安です。必ず無糖のものを選び、市販のフルーツヨーグルトやはちみつが入ったものは避けましょう。
そのまま食べる以外に、野菜やフルーツと混ぜたり、料理の素材・調味料として使ったりもできます。ヨーグルトは使い勝手がよく、さまざまな栄養が詰まった食材です。上手に取り入れて、おいしく楽しい食事を作ってあげましょう。