妊婦さんに日焼けは大敵!シミ対策のポイント
妊婦さんはホルモンバランスの影響により、紫外線を受けやすくなることを聞いたことはありますか?しっかり日焼け対策をしておかないと、シミができやすくなってしまいます。今回は妊婦さんが日焼けしやすくなる理由と、妊婦さんにおすすめの日焼け止めの選び方について紹介します。
目次
妊婦さんは日焼けによるシミができやすい?
一般的に、妊婦さんは日焼けによるシミができやすいため、注意する必要があります。妊娠中は普段以上に、紫外線対策を心がけましょう。
妊娠するとシミができやすくなるのは、ホルモンの分泌量が増えたことで、「メラノサイト」の活動が活発になるからです。メラノサイトは肌を黒くする「メラニン色素」を作り出す細胞。今まであったシミが目立つようになるだけでなく、新しいシミもできやすくなります。
3つのポイント!妊婦さんの日焼け対策
妊婦さんにおすすめの日焼け対策を3つ紹介します。妊娠後の肌の変化が気になる方は、ぜひ試してみてください。
1.紫外線対策をする
日焼けによるシミができやすい妊婦さんは、念入りに紫外線対策をする必要があります。紫外線が強くなる5月以降だけでなく、春先から日常的なUVケアを心がけましょう。
外出予定がない日でも、油断は禁物です。ゴミ出しや洗濯物を干すときも、肌は日差しを浴びています。室内でも紫外線を浴びるリスクはあるため、毎朝のスキンケアに加えて、UVケアも習慣にしてください。
2.美白ケアをする
美白化粧品を活用して、日焼けによるシミを表面化させないケアも大切です。普段は重視していない方も、妊娠中は積極的に美白ケアに取り組んでください。
ただし、機能が豊富な美白ケア用のコスメは、若干刺激が強めの傾向にあります。妊娠中の肌はデリケートなので、事前にパッチテストを行ない、相性を確認してから使い始めましょう。
3.保湿をする
シミが肌に定着するのを防ぐためには、保湿ケアをすることが欠かせません。保湿することで肌の健康が守られ、ターンオーバーが促進して、日焼けからのダメージ回復が早まります。
妊娠中はホルモンバランスの変化から、普段以上に肌が乾燥しやすくなります。今までよりワンランク上の、保湿に重点をおいたスキンケアを行いましょう。
妊婦さんにおすすめの日焼け止めの選び方!
最後に、妊婦さんが日焼け止めを選ぶ際のポイントを紹介します。妊娠後、今まで使っていたスキンケア剤が合わないと感じたら、買い換えを検討してください。
成分を確認して刺激が少ないものを選ぶ
妊婦さんが日焼け止めを選ぶ際は、パッケージの成分表示を事前に確認して、刺激が少ないものを選ぶことが大切です。先述したように、妊娠によって肌がデリケートな状態になると、成分によっては思わぬ反応を引き起こす場合があります。
妊娠中は、肌の刺激となる添加物や不要な化学物質は、できるだけ避けたほうが無難です。敏感肌用やオーガニック製品もチェックしましょう。
スプレータイプやミストタイプはNG
妊娠中は、スプレータイプやミストタイプの日焼け止めはNGです。成分をそのまま肺に吸い込んでしまう可能性があるため、妊娠中はスプレータイプやミストタイプは避けましょう。
肌に塗り広げる手間はかかりますが、ミルクやクリーム、ローションタイプを選ぶほうが安全です。
SPFとPAは使い分けが必要
日焼け止めのUVカット性能を示す「SPF」と「PA」値は、よく考えて選ぶことが大切です。数値が高いほうが日焼け止め効果が高いものの、そのぶん肌への刺激も強いため、バランスを取りましょう。
妊娠中はUVカット性能よりも、肌への優しさ重視で日焼け止めを選んでください。デイリーに使う日焼け止めなら、SPF15~25、PA++程度でも十分です。
ホルモンバランスの変化やつわりの影響で香りにも敏感になるため、できるだけ無香料を選ぶのがおすすめです。日焼け止めは毎日落とす必要があるので、肌の負担を考えて、「ゴシゴシ擦らなくてもオフしやすいもの」を選んでください。
まとめ
妊婦さんの肌はデリケートなので、日頃からしっかり日焼け対策が必要です。丁寧なケアで、出産後も美肌を目指してください。
間違った日焼け止め選びも、肌にダメージを与える原因です。妊娠中に適した日焼け止めを選び、厄介なシミの定着を防ぎましょう。