胎動はいつから?妊娠時期別でわかる胎動の感じ方
お腹にいる赤ちゃんの存在を感じられる胎動。しかし、妊娠後はじめての胎動がなかなか感じられなかったり、どれが胎動なのかわからなかったりすると、つい不安になってしまうものです。そこで今回は、胎動を感じられる時期の目安や、妊娠時期ごとに変化する胎動の感じ方について解説していきます。胎動について不安や悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
胎動はいつから感じられる?
妊娠週数が進んでお腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、いつごろから胎動を感じられるようになるのか待ち遠しくなりますよね。
胎動は妊娠16週~22週ごろから感じる方が多いようです。しかし、胎動を感じられるようになる時期は個人差があるため、なかなか胎動を感じられず焦ってしまう方も少なくありません。
たとえば、はじめての妊娠の場合、腸の動きと胎動の違いがわからなかったり、仕事や家事をしていて胎動に気付かなかったりすることもあるでしょう。
また、ママの体型によっても胎動の感じ方に違いが出る場合があります。痩せ型で皮下脂肪の少ない人は胎動を感じやすく、皮下脂肪が多い人は胎動を感じにくいことがあるようです。
そのため、胎動を感じられる時期が早くても遅くても、定期健診で赤ちゃんの成長に問題がないとわかっていれば、心配しすぎる必要はないでしょう。
【妊娠時期別】胎動の感じ方
ママが胎動を感じるとき、赤ちゃんはお腹の中でどのように動いているのでしょうか。
赤ちゃんはお腹の中で、体をぐるっと動かしたり、手足を曲げたり伸ばしたりしています。また赤ちゃんがしゃっくりをしているときは、その振動を胎動として感じることもあります。
胎動を感じられると、赤ちゃんがお腹の中で元気に動いている様子が想像できて嬉しくなりますよね。赤ちゃんの様子を身近に感じられる胎動は、妊娠時期によって感じる場所が変わっていきます。
妊娠初期(妊娠14週~23週)
妊娠初期は子宮もまだ小さいため、恥骨からおへその下辺りで胎動を感じることが多いでしょう。
赤ちゃんもまだ小さくて力が弱いので、腸の中でガスが動くような感じや、お腹の中から優しくつつかれているような感覚を覚える方も多いようです。
妊娠中期(妊娠24週~35週)
妊娠中期は子宮が大きくなって羊水も増えるため、赤ちゃんはより活発に動くようになります。そのため、仕事や家事などをしているときでも胎動を感じることが多くなるでしょう。
妊娠後期(妊娠36週~)
赤ちゃんの成長とともに子宮の中で動けるスペースが減っていく妊娠後期は、動きも少なめになっていくでしょう。
ただし赤ちゃんの手足の動きは力強くなるため、お腹が破れそうに感じる方や、寝ているときに胎動に驚いて起きてしまう方も少なくありません。
胎動に不安があったら病院へ
赤ちゃんとのコミュニケーションともいえる胎動は、赤ちゃんの異常や様子に気付くきっかけにもなります。
定期的に感じられていた胎動が以下のような状態になったときは、病院への受診を検討しましょう。
1.胎動が急に1時間以上止まった
2.胎動が急に弱くなった
お腹の中の赤ちゃんは、通常30分~60分ごとに寝たり起きたりを繰り返しています。そのため、1時間以上も胎動がない場合は、なんらかの異常が起きている可能性も否定できません。
「こんなことくらいで病院に行くなんて…」
と、受診を迷う方もいるでしょう。しかし病院で赤ちゃんの無事を確認できれば安心できますので、いつもと様子が違うと感じたときは受診をおすすめします。
また胎動の感じ方は、妊婦さんによってそれぞれ異なります。そのため、はじめての胎動が感じられないときや周りと比べて胎動が弱い気がすると感じたときも焦る必要はありません。
とはいえ、不安な気持ちがストレスとなり、胎児へ影響を与える場合もありますので、心配事があるなら医師に相談してみてください。
まとめ
今回は胎動を感じられる時期の目安や、妊娠時期ごとに変化する胎動の感じ方について解説しました。
胎動は妊娠16週~22週ごろから感じられるようになりますが、感じ始める時期については個人差があります。なかなか感じられなくても、定期健診で赤ちゃんの成長に問題がないとわかれば心配はありません。
しかし、胎動が急に感じられなくなったり、いつもと様子が違うと感じたりしたときは、病院に連絡して受診するようにしましょう。