生まれたての赤ちゃんの特徴!迎える準備やお世話のコツ
生まれたての赤ちゃんと接する機会はそう多くありません。家に迎えるためにはなにを準備すればいいのか、どのようにお世話をすればよいのか分からない方も多いでしょう。
今回は生まれたての赤ちゃんの特徴と必要な準備、お世話のコツを解説します。
生まれたての赤ちゃんの特徴
生まれたての赤ちゃんの平均身長は男子で48.7cm、女子は48.3cmで、平均体重は男子が2.98kg、女子が2.91kgです。
出典:「平成22年乳幼児身体発育調査」(厚生労働省)
生まれてから4~5日目までは、生理的体重減少という現象により一時的に体重が減ることがあります。小さな赤ちゃんの体重が減ると心配になりますが、出生体重の10%以内までの減少であれば許容範囲内です。
また、生まれた直後は全身の肌の色が青みがかっているように見えますが、数分から数時間で少しずつピンク色に変わっていきます。その後2~3日で徐々に肌や白目が黄色くなる新生児生理的黄疸が現れることもありますが、2~3週間程度で消えるので安心してください。
赤ちゃんを迎える際に準備するもの
赤ちゃんが生まれたら、しばらく入院生活を送ったのちに家へ戻ることとなります。安心して赤ちゃんを迎えられるようにあらかじめ準備をしておきましょう。
まずは授乳の準備として、ママと赤ちゃんが授乳の姿勢を快適に保てるようなクッションを用意しておきます。
沐浴する場所も前もって決めておくと、いざというときに慌てずにすみます。沐浴するときの室温は20~24℃が適温のため、暑すぎたり寒すぎたりしないよう室温を調節しましょう。ベビーバスや沐浴布、沐浴前後の赤ちゃんをケアする綿棒や保湿剤などのほか、バスタオルや着替えも多めに用意しておくと安心です。
赤ちゃんが落ち着いて寝られる場所も準備しておきます。夜はママ・パパと同じ部屋で寝かせ、昼はリビングなど家族の目がつく場所に寝かせるのが良いでしょう。
ベビーベッドと敷布団の選び方や扱い方の注意点は下記の通りです。
まず、ベビーベッドの内側に緩衝材がついている場合、取り外しておいたほうが安心です。ふとした拍子に、緩衝材と寝具の隙間などに赤ちゃんの頭が挟まってしまうおそれがあるからです。
布団を敷く床板部分の高さが調整できるベビーベッドの場合、床板の下に収納ができて便利です。しかし、収納部分の扉が予期せず開き、赤ちゃんの頭部が挟まってしまうリスクがあるため、使用するときには確実に収納部分をロックしましょう。
柔らかすぎる敷布団は、赤ちゃんの未熟な脊柱に悪い影響を与えることがあるため要注意です。
また、室内環境にも注意点があります。赤ちゃんは体温調節機能が未熟のため、室温は常に20~25℃に保ちましょう。
そのほか肌着などの着替えに加え、哺乳瓶やおむつも必ず準備をしておきます。おむつを捨てるゴミ箱は、捨てたあとのにおいがしにくいタイプがおすすめです。
赤ちゃんのお世話のコツ!
赤ちゃんの日々のお世話は、最初は慌てることが多いかもしれませんが、コツと注意点をおさえれば徐々に慣れていきます。今回はその一部をご紹介します。
その1:おむつの取り替えについて
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、おむつはできるだけ頻繁に取り替えてあげましょう。すぐに取り替えられるように、赤ちゃんをよく寝かせる場所の近くには常におむつ替えセットを準備しておくと安心です。
その2:授乳について
生まれてすぐの赤ちゃんに吸わせる初乳は、赤ちゃんをさまざまな病気から守る免疫物質がたっぷり含まれています。授乳後は赤ちゃんを縦に抱き直し、背中をさすってゲップさせることで吐き戻しを防ぎましょう。
その3:沐浴について
沐浴は1日1回、赤ちゃんへの負担を考えて時間は10分以内で済ませます。赤ちゃんが満腹のときとおむつを替えた直後を避け、目が覚めているときに優しく洗ってあげてください。
その4:抱っこの方法について
抱っこをする際は、まだ座っていない首を腕や手で支えつつ、ママ・パパと向かい合うように正面抱きをしましょう。正面抱き用の抱っこひもを使えば、赤ちゃんに負担がかかりにくい姿勢をキープしたまま抱っこすることができます。
まとめ
生まれたての赤ちゃんは未熟で、ママもパパも最初は戸惑ってしまうことが多いかもしれません。特に初めて赤ちゃんをお世話することになった際は、分からないことだらけで不安に感じることもあるでしょう。
しかし、ちゃんと知識を身につけて準備さえできていれば心配ありません。家族の一員として赤ちゃんをあたたかく迎えられるよう、出産前に家の準備を整えておいてくださいね。