プレママさん必見!妊娠中にお腹をさすってはいけない理由とは
妊娠中はお腹の赤ちゃんのことが気になり、お腹をさする人も多いのではないでしょうか。今回は、お腹をさすったときの影響や妊娠中に気を付けたいことについて解説します。
妊娠中にお腹をさするのはどんなとき?
妊娠中にお腹をさするシーンとして最も多いとされるのが、お腹の赤ちゃんに話しかけるときです。お腹の中ですくすく育つ赤ちゃんに、元気に生まれてくるように話しかける人も多いでしょう。本人だけでなく、ご家族がお腹を触って話しかけるケースもよくあります。
また、お腹の張りが気になるときも、お腹をさすることが多いとされています。妊娠するとだんだんお腹の張りを感じるようになり、赤ちゃんが心配でついさすってしまうことがあるでしょう。
お腹をさするとどんな影響がある?
お腹を必要以上に強くさすると、子宮の収縮が起きる可能性があります。子宮が収縮すると、不正出血や早産といった深刻なトラブルを招くおそれがあるため、お腹を触る場合はやさしくさする程度にしましょう。
強く押す、力を入れて圧迫する、皮膚がよれるほど押しこんだりへこませたりするなど、お腹に強い力を加えるのは避けてください。
イメージは、膨らんだお腹の線をなぞる程度です。手を滑らせるようにして、触る時間も10秒程度にしましょう。
痛みが出たり、張りがひどくなったりした場合は要注意です。さするのはすぐにやめ、座るか横になるか楽な姿勢で1~2時間ほど様子をみます。それでも張りが治まらない、違和感があるといった場合は、すぐにかかりつけの産科に相談し、受診をしてください。
さする以外にもお腹を圧迫するのは避けよう
お腹をさする以外でも、妊娠中にお腹を圧迫することは危険です。お腹を圧迫する行動は、日常生活のさまざまなシーンにあるため注意しましょう。
とくに、長い時間同じ姿勢でいることは避けてください。座っていても立っていても、ずっと同じ姿勢でいるとお腹の圧迫につながります。
体調が悪いときに無理をすることはありませんが、こまめに体勢を変えて同じ姿勢が続かないように心がけるのがおすすめです。
普段着る洋服も、お腹を締め付けるような衣類は避けましょう。衣類のチャックやボタンなど、お腹の近くを圧迫しそうなものを着る場合は、留めずに開けておくのがコツです。
最近ではデザイン性の高いマタニティウェアも数多く販売されているため、外出時でもできるだけ楽に着られる衣類を着てみてください。
性行為もお腹を圧迫しやすいシーンです。性行為のときは、お腹を圧迫するような体位は避けましょう。また、精子が子宮に入ってしまうと子宮収縮を起こす原因になります。そのため、コンドームを着用することが重要です。
また、臨月に入ってからの性行為は、体位にかかわらずお腹を圧迫しやすいので避けましょう。妊娠中の性行為は注意点が多いため、パートナーとしっかり話し合った上で検討しましょう。
気を付けていても、思いがけずお腹に刺激を与えてしまうこともあります。「お腹を圧迫してしまったかも…」と気づいた後、痛みや張りがひどくなった場合はすぐに産科の先生に相談しましょう。
まとめ
赤ちゃんとのコミュニケーションも兼ねて、お腹をさする人は多いです。優しく触る分には問題ありませんが、強く押したり、へこませたりすると子宮収縮を起こす可能性があるので注意が必要です。お腹をさする以外にも、妊娠中はお腹を圧迫するようなことは避ける必要があります。うっかりお腹を刺激してしまって痛みや張りが出た場合は、かかりつけの産科へ早めに相談することが重要です。