出産準備では陣痛バッグを用意しておこう!入院バッグとの違いも解説
陣痛や破水したときに、必要なものをすぐに持ちだせるよう準備しておく『陣痛バッグ』。はじめての出産に臨む方は「何を用意すれば良いの?」「入院バッグと何が違うの?」と悩んでいるのではないでしょうか。今回は、陣痛バッグの中身リストやバッグの選び方、入院バッグとの違いを解説します。いつ出産を迎えても良いように、準備を進めましょう。
陣痛バッグとは
陣痛バッグとは、陣痛や破水が起きてから出産するまでの間に必要なものを入れるバッグです。
赤ちゃんが生まれるのは、出産予定日通りとは限りません。人によっては早まったり遅くなったりするため、正確な予測は難しいでしょう。陣痛や破水のタイミングによっては自分ひとりで荷物を持って病院に向かう必要があります。そのようなときに、慌てずサッと持ち出せるよう用意しておくのが陣痛バッグです。
おなかの赤ちゃんが育つほど出産の可能性は高まるため、妊娠8ヶ月ごろまでに用意しておくのをおすすめします。
陣痛バッグに入れておくもの
陣痛バッグに入れておくものをリストアップしました。陣痛後に必ず必要になるものや、あると便利なものをまとめています。
<出産前後に必要なもの>
・産褥ショーツ(面ファスナーやボタンなどで股の部分が開くショーツ)
・お産パッド(出産前の破水や出産後の悪露、血液を吸収するナプキンのようなもの)
・フェイスタオル(汗をふくときに必要)
・500mlペットボトルの飲み物とペットボトルストロー(長時間の分娩になることも予測しておく)
・軽食(一口サイズのおにぎり・ゼリー飲料など)
・髪ゴム(髪が長い方は汗で顔や身体に張り付かないようまとめておくと便利)
・前開きタイプのパジャマ
・ウェットシート
・アルコール消毒液(携帯用)
・メガネ、コンタクト
・スマートフォンの充電器
・マスク
・うちわ・テニスボール・カイロなど陣痛を和らげるグッズ
<貴重品類>
・母子手帳
・診察券
・健康保険証
・必要書類
・財布
陣痛バッグは『いざというときに自分ひとりで持ち運べること』が重要なので、最低限のものを厳選しておく必要があります。産院によっては一部用意してくれる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。ご紹介した準備リストを基準に、自分の出産に合わせた荷物を用意してくださいね。
陣痛バッグの選び方
陣痛バッグの選び方に決まりはなく、中身がすべて入る大きさであれば問題ありません。自分ひとりで持って病院に向かう可能性を考えると、あまり大きすぎないほうが良いでしょう。小さめのショルダーバッグやリュックなら、両手があくので便利です。
また、収納力に優れ、持ち運びがしやすいマザーズバッグもおすすめです。出産後は、赤ちゃんのお世話グッズなどの持ち運びに使えるので、長い期間使用できるでしょう。
入院バッグとの違い
入院バッグは、出産して退院するまでの間に必要になるものを入れるバッグです。人によって準備するものは異なりますが、おもに次のようなものを入れておきます。
<入院バッグの準備リスト>
・前開きタイプのパジャマ
・授乳用ブラジャー
・母乳パッド
・産褥ショーツ
・靴下
・退院時の服
・セレモニードレス(赤ちゃんの退院服)
・スキンケアグッズ
・タオル類
陣痛バッグと比べ、中身の種類や量も多くなる入院バッグにはある程度の大きさが必要です。ボストンバッグやスーツケースのように数日の旅行に用いるサイズのバッグが良いでしょう。
陣痛バッグと一緒に用意する方もいますが、陣痛や破水時にすべてを持ち運ぶのは大変なため、別々に用意しておくことをおすすめします。陣痛バッグと入院バッグを分けておくことで、それぞれ中に何が入っているか分かりやすくなり、必要なものをすぐに取り出せる点がメリットです。
まとめ
出産や入院を控えていると「ちゃんと準備ができているかな?」と不安になりますよね。陣痛バッグに必要なものはそう多くはないため、動きやすい時期に余裕を持って用意しておけば、いざというときも慌てずに対処できるでしょう。赤ちゃんと対面する日はもうすぐです。リラックスした気持ちで出産準備を進めてくださいね。