里帰り出産、いつから帰省する?メリットやデメリット、注意点も紹介
里帰り出産を希望している方のなかには、いつから実家や義実家に帰れば良いか迷っている方もいるのではないでしょうか。
里帰り出産はメリットも多くありますが、より安心して里帰りするためにはいくつかの注意点があります。今回は、里帰り出産のタイミングや準備しておくべき点について解説します。
目次
里帰り出産で帰省するタイミングは?
里帰り出産で帰省する時期は、妊娠後期に入った32〜35週ごろが目安です。ただし、里帰りのタイミングは帰省先の産院によって方針が違うことがあります。あらかじめ里帰り先の産院に確認し、医師やスタッフの指示に従いましょう。
里帰りする時期がGWや夏休み、年末年始などの長期休暇にあたると、道路や駅などがいつも以上に混雑することが予想されます。お腹が大きくなってから荷物を持って人混みを移動するのは大変なので、時期を見て帰省日をずらすのもひとつの手段です。
遠方の帰省先に飛行機で帰省する場合は、航空会社によって搭乗できる週数に制限があったり、診断書が必要だったりするケースもあります。事前に公式サイトで確認して、当日スムーズに帰省できるように準備することが大切です。
里帰り出産するメリット
産前産後に家族のサポートが得られて安心
里帰り出産すると、帰省先で家族のサポートが得られます。特に初めての出産の場合、毎日が慣れないことの連続ですが、身近な家族のサポートがあれば産前の不安も和らぎ、産後も安心して子育てに集中できます。
家事を家族にお願いできるので、休息を取りやすい
食事の支度や洗濯などの家事を家族に任せることができるのもメリットです。
ただでさえ出産で消耗した後なのに、子育てをしながら家事全般をこなしていくのは非常に大変です。里帰り出産なら家族に家事を代わってもらえるため、ママの身体も心も回復しやすくなります。
逆に、体調が良いときは赤ちゃんを家族に任せて家事をするなど、少しずつ日常生活を取り戻していけるのもメリットです。
里帰り出産するデメリット
パパや上の子と離れる時間が長いと、産後の育児スタイルを確立しづらい
ママひとりで里帰り出産をした場合、パパや上の子との生活が途切れてしまうため、その後の育児スタイルがうまく作れないこともあります。
実家や義実家のサポートありきで育ててしまうと、帰省後に家の中がうまく回らなかったり、パパとの家事分担などでトラブルになったりするケースも否定できません。
パパとしても赤ちゃんと触れ合う期間が短くなるので、父親としての自覚が芽生えにくくなることもあるので注意が必要です。
家族との関係性がうまくいかなかったり、育児方法の違いで対立したりすることもある。
子育て経験者とはいえ、世代が違えば子育ての常識も変わっており、現在の子育て方針と違う意見を持っていることもあります。
今までは良好な関係だったのに、子育てをきっかけに価値観の違いが浮彫りになったり、自分の思うような子育てができなかったりという場合もみられます。
里帰り出産する際に準備すべきこと
里帰り出産の準備は早めに始めることが重要です。少なくとも、妊娠5ヶ月ごろまでには出産する産院を決めておきましょう。
里帰り出産する産院が決まったら、妊娠8ヶ月ごろまでに留守中のことを家族に引き継いでおきましょう。保育園や学校のことなども含めて留守中にパパや上の子が困らないように、しっかり話し合っておくことが大切です。
里帰りした先では、ママと赤ちゃんのスペースを確保しておきます。ベビーベッドや布団、タオル類の水通しなど、赤ちゃんのお世話に必要なものがすぐ使えるようにセットしておくと安心です。
里帰り出産する際の注意点
里帰り出産する産院への分娩予約は、できるだけ早めに入れるようにします。産院によっては里帰り出産の件数を抑えていることもあるので、帰省先の産院をリサーチして早い段階で問い合わせておくと安心です。
里帰り先の産院で無事に分娩予約が取れたら、現在通院している病院で紹介状を書いてもらう必要があります。妊娠中の経過など重要な情報を引き継いでもらうための書類なので、忘れずに申請しましょう。
妊婦健診に使える助成券は、現在住んでいる地域かその近郊でないと使えないケースがほとんどです。里帰り先では診察や検査にかかる費用を一度立て替える必要があるため、産院がクレジットカードや電子マネーに対応しているか、現金の用意は十分か、などを確認しておきましょう。
なお、立て替えた費用は自宅に戻った後で自治体に申請すれば返金されます。出産から1年以内の申請が必要なので、忘れないようにスケジュールに入れておきましょう。
まとめ
里帰り出産は家族のサポートが得られるので、安心して出産の準備に臨めます。出産をどんなスタイルで迎えるかは家族によって異なるので、出産前にしっかり話し合っておくことが大切です。
里帰り出産すると決めたら、早めに準備を始める必要があります。帰省先の家族とも連携して、元気な赤ちゃんを迎えられるようにしましょう。