妊娠8週目のママと赤ちゃんの状態は?どんなふうに変化する?
妊娠が進んで、赤ちゃんが人間らしく成長し始める妊娠8週目。お腹の膨らみ具合や赤ちゃんの状態が気になるママは、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、妊娠8週目のママと赤ちゃんの状態について詳しく解説します。
目次
妊娠8週目からはお腹が出てくるもの?
妊娠8週目では、お腹の膨らみはまだあまり目立ちません。子宮自体は徐々に大きくなっており、妊娠8週目だとグレープフルーツくらいの大きさまで膨らみます。しかし、外から見ても妊娠しているとは気づかない場合がほとんど。見た目でわかるほどお腹が膨らんでくるのは妊娠12~16週目ごろで、経産婦の方は初産の方よりも早く、妊娠12~14週ごろといわれています。とはいえ、時期については個人差があります。
妊娠8週~11週目における赤ちゃんの変化
妊娠7週目頃までの、まだ人間の形をなしていない「胎芽」から、妊娠8週目に入ると徐々に人間らしい形に成長して「胎児」と呼ばれるようになります。胎児の大きさは12~15mmほどでラズベリー程度しかありません。
妊娠8週目くらいから頭と体の区別がつき始め、手足の指や肘、臓器などが形成され始めます。手足を動かすことも可能となり、妊娠検診で動く様子が見られることもあるでしょう。生殖器官も発達し始めますが、まだ性別はわかりません。
妊娠10週目頃には2等身だった体が3等身となり、より人間らしい形に成長していきます。
妊娠8週目におけるママの身体の変化
妊娠8週目のママには、一般的に下記のような身体の変化が現れます。
つわり
つわりは一般的に妊娠5~9週目に症状が出るママが多く、妊娠8週目であればつわりの真っ只中でしょう。つわりでは主に吐き気や嘔吐、胃の不快感などが症状として現れます。
食の好みの変化
つわりが起こるのと同時に、食の好みが変わるママも多くいます。妊娠前には気にならなかった匂いや味が受け付けなくなったり、決まった食べ物しか食べられなくなったりなど、変化はママによってさまざまです。
下痢や便秘
妊娠8週目は消化器官も敏感な時期で、下痢や便秘などの症状もよく見られます。
頻尿
頻尿は妊娠8週目頃だけに限らず、妊娠中に見られる症状です。大きくなった子宮に膀胱が圧迫される、体内の水分量が増加するなどさまざまな理由があります。残尿感や尿漏れなどで悩むママも少なくありません。
下腹部のけいれん
生理が来たときのような下腹部のけいれんも、妊娠8週目頃の身体の症状としてあげられます。
腰痛、背中の痛み
子宮が大きくなったことから体の重心が変わり、背中に負担がかかって腰痛が起きることも。ホルモンバランスの変化も腰痛や背中の痛みの原因です。
おりものや出血
おりものや少量の出血は妊娠8週目の症状として見られるため、心配し過ぎる必要はありません。しかし、出血が多い場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
疲労感や倦怠感
妊娠初期の頃はホルモンの変化から高温期が続くため、体がだるく感じられます。つわりや腰痛などさまざまな体の変化から疲労感が抜けないママも多いでしょう。
不眠
ホルモンバランスの変化や妊娠による不快な症状から、不眠に悩まされるママは少なくありません。精神的な不安から眠れなくなってしまう場合もあります。
妊娠8週目の過ごし方
妊娠8週目は下記のポイントに気を付けて過ごしましょう。
体に合う伸縮性のある服、下着を用意する
妊娠8週目頃から、だんだんと服や下着が窮屈に感じ始めます。体の変化に対応するために、伸縮性のある服や下着を用意しましょう。
水分摂取を心がける
つわりで気を付けたいのが脱水症状です。水を飲むのがつらい場合は、氷を口に入れるだけでも構いません。こまめに水分を摂取するようにしましょう。
感染症や風邪を予防する
妊娠初期は免疫力が低下します。お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があるため、安易に市販薬を使用することもできません。風邪や感染症にかからないよう、普段から手洗いうがいを心がけましょう。
激しい運動や体に負担がかかる行動は避ける
妊娠8週目はまだ体調が不安定な時期です。激しい運動は体に負担をかけるため、気分転換程度の軽い運動にとどめましょう。
正しい姿勢を意識する
腰への負担を軽減するために、妊娠初期から正しい姿勢を心がけましょう。立つ際は背筋を伸ばし、おしりを引き締めることを意識してみてください。妊娠中期から後期の腰痛対策としても効果的です。
まとめ
妊娠8週目はまだお腹の大きさは目立たないものの、赤ちゃんはママのお腹のなかでどんどんと成長しています。つわりや腰痛、頻尿などママの身体の変化もさまざまです。水分摂取や風邪・感染症対策などに気を配りながら過ごしましょう。