つわりで料理ができないときはどうする?6つの対処法を紹介
つわりのときは、食べ物のにおいで吐き気をもよおすことも多いと思います。しかし、つわりでも、自分や家族のために料理をしなければならないこともありますよね。今回は、つわりで料理ができないときの対処法を6つ紹介します。
目次
つわりで料理ができない原因とは?
つわりは、妊娠初期から始まり、16週目ごろまで続く妊婦さん特有の症状です。まったくつわりがない方や短い期間で終わる方もいるので個人差があります。妊婦さんの半数以上がつわりを経験しているので、つわりがあることは異常ではありません。
妊娠中につわりが起こる原因として、これまでは「ホルモンバランスの急激な変化」があげられていました。しかし、英科学誌「Nature(ネイチャー)」が2023年12月に発表した研究論文によると、胎児が作り出す「成長因子15(GDF15)」と呼ばれるホルモンによって生じている可能性があることが言及されています。
(出典:Nature「GDF15 linked to maternal risk of nausea and vomiting during pregnancy」)
つわりが起こっている間は、においに敏感になることがわかっています。これまでは平気だった食材や調理中のにおいはもちろん、キッチン自体のにおいで気分が悪くなる方もいます。炊き立てのごはんのにおいで吐き気をもよおす方もいるのではないでしょうか。
料理とにおいは切っても切り離せません。そのため、においに敏感なつわり中は料理をすることが苦痛になってしまいます。
つわり中の料理がつらいときの6つの対処法
つわり中の料理がつらいとき、乗り越えるための対処法があります。ここでは6つの対処法を紹介します。
マスクを着用してにおい対策をする
つわりがひどいときは、無理をせず安静に料理をしないことが大切です。ただし、どうしても料理をしなければならないときは、マスクの着用がおすすめです。マスクをすると、においがある程度遮断されるので、あまり気にすることなく料理ができます。
注意点として、長時間マスクをつけたまま過ごしていると息苦しくなってくるおそれもあるので、その場合は無理せず休みましょう。
作れるものを作る
においが気にならない料理を見つけて作るのもおすすめです。どうしても料理をしなければならないときは、においが少ない煮物や、平気なにおいの料理を作りましょう。
つわりが終わるまでは同じメニューが続いても気にせず、作れるものだけを作れば良いと自分を許してあげることも大事です。
冷凍食品やカット済み野菜を活用する
1から自分で作るのではなく、冷凍食品やカット野菜などを使うのもおすすめです。料理をする時間の短縮になるほか、電子レンジで温めるだけで食べられる冷凍食品なら調理も必要ありません。包丁やまな板などの洗い物も減るので、料理の負担も減らせます。
総菜や外食に頼る
自分で作るのをやめて、総菜や外食を利用するのもおすすめです。スーパーやコンビニ、宅配などでお弁当を購入したり、近所に飲食店がある場合は外食に出かけたりするのも良いでしょう。
人に作ってもらう
普段は自分が中心となって料理をしている方も、つわりがつらいときはパートナーや親戚に料理を作ってもらうのもひとつの手です。また、家族に頼れない方は家事代行サービスを利用する方法もあります。
家事代行サービスなら、料理だけでなく、掃除や洗濯などの家事も代行してくれるため、家事の負担を軽減できます。
自治体のサポートを利用する
自治体によっては、妊娠中に幅広いサポートが受けられます。ヘルパーやファミリーサポートなど、妊婦さんの手助けになるサポートを用意しているところもあります。自分が住む自治体ではどんなサービスがあるのか調べて活用してみましょう。
まとめ
つわりの時期はにおいに敏感になり、料理をするのがつらくなることがあります。つわりは妊婦さんなら誰にでも起こりうる症状なので、妊娠したらつわりに備えて食事の準備をどのようにするのか、パートナーと話し合っておくことが大切です。
つわりがひどいときは無理をせず、市販のものや行政のサービスに頼って体を第一に考えた生活を送りましょう。