タイミング法でおうち妊活!やり方と注意点
「妊活を始めたけど、いつ性交渉するのが効果的かわからない」という方も多いのではないでしょうか。妊娠率をアップさせるには、排卵日を把握して正しいタイミングを見極めることが大切です。
今回は妊活のタイミング法について、やり方や気を付けたいことについて詳しく解説します。
目次
妊活のタイミング法とは
妊活の際に、排卵時期を予測して性交渉することをタイミング法と呼びます。自宅でも実践しやすい妊活の方法として知られています。
実は一番妊娠しやすいとされているタイミングは、排卵日当日ではありません。排卵4,5日前から妊娠率が徐々に高くなり、排卵日の2日前にピークを迎えます。排卵が終わると妊娠率は途端に下がっていきます。
タイミング法のやり方
タイミング法を実践する際には、排卵と性交渉のタイミングをしっかりと見極めることが大切です。では、どうすればベストなタイミングがわかるのでしょうか。ここからはタイミング法のやり方について、3つのポイントを解説します。
①自分の生理周期を把握する
排卵日を正確に予測するために、アプリなどで記録して自分の生理周期を把握しましょう。排卵日は生理開始日のおよそ14日前後です。生理周期が安定している方であれば、おおよその排卵日が予測できます。生理周期は個人によって異なりますが、一般的に25~38日です。
②生理周期が不安定の方は基礎体温を記録してみよう
生理周期が不安定で排卵日が予測できない方は、基礎体温を記録すると良いでしょう。基礎体温とは、寝ている間の安静時の体温のことです。目が覚めて布団から出る前に測る必要があり、通常の体温計ではなく基礎体温計を使用します。
基礎体温は生理開始日から排卵日前までが低温期で、排卵後から高温期で体温が上昇したのちに、生理開始で再び低温期へと移行します。このサイクルを記録しておくことで排卵日の予想がある程度可能となるのです。
③タイミングは排卵日前後に数回取るのがおすすめ
アプリを使用したり基礎体温を測ったりしていても、排卵日の予測が外れる可能性はあります。排卵日が数日ズレても良いように、性交渉のタイミングは排卵日前後に数回取るようにしましょう。
射精後の精子の寿命はおよそ3~4日です。また排卵された卵子の寿命は24時間しかなく、精子は卵子が生きている間に卵管までたどり着く必要があります。そのため、排卵日の6日前から3日~4日ごとにタイミングを取ると、妊娠の確率が上がるでしょう。
妊活でタイミング法を試すときの注意点
性交渉は子どもを授かるためだけにするものではなく、夫婦間での大切なコミュニケーションのひとつです。
排卵日を意識し過ぎると性交渉が義務的なものとなり、お互いにとってプレッシャーとなるおそれがあります。ストレスが原因で生理周期が乱れ、排卵日がズレる可能性もあります。排卵日だけにこだわるのではなく、なるべく普段から性交渉の習慣を持つことが大切です。
なお、男性側の禁欲は必要ありません。4日以上禁欲すると精子の質が下がってしまうため、適度に射精するようにしましょう。
タイミング以外に妊活で気をつけたいこと
妊活中はタイミングだけでなく、心と体の健康が欠かせません。では、どのような生活を送れば良いのでしょうか。気を付けたい3つのポイントについて解説します。
食生活の改善
偏った食生活はホルモンバランスを乱します。ホルモンバランスが乱れると生理周期が不安定になり、排卵日がうまく予測できません。痩せ過ぎや太り過ぎも妊娠率に影響します。妊娠率を上げるために、栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。
質の良い睡眠と適度な運動
体調を整えてホルモンバランスを安定させるために、質の良い睡眠と適度な運動は重要です。寝室の環境を整えて、最低でも6~7時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。運動はウォーキングやヨガなどの有酸素運動がおすすめです。
ストレスを溜めない
ストレスはホルモンバランスの乱れの原因です。排卵日に影響が出るだけでなく、活性酸素が増えることで卵子や精子の酸化を招いてしまいます。運動や趣味などで適度に発散するようにしましょう。
まとめ
妊活で妊娠率をアップさせるには、生理周期や基礎体温の記録から排卵日を予測して、性交渉の正しいタイミングを知ることが大切です。生活習慣も妊活に影響を及ぼします。夫婦でコミュニケーションを取りながら、ストレスなく妊活ができる環境を整えましょう。