保育園見学はいつやるべき?持ち物や服装、見学でチェックすべきポイント
職場復帰を控えたママ・パパのなかには、保育園見学を検討している方もいるのではないでしょうか。実は、保育園の見学には適した時期があり、確認しておくべきポイントもたくさんあります。今後の子どもの成長や家族の生活のためにも、しっかり押さえておきましょう。今回は、保育園見学の時期や注意点、見ておくべきポイントを解説します。
目次
保育園見学のタイミング
保育園は、1年を通して見学を受け入れているところが多くあります。そのため、入園を希望するタイミングに応じて、保育園に問い合わせると良いでしょう。
もし新年度の4月に入園させたい場合は、前年の9月~10月頃までに見学するのがおすすめです。特に、認可保育園の入園申し込みの時期は、前年の11月から12月頃に実施する自治体が多い傾向にあります。子どもが秋から冬生まれになる予定の方は、妊娠中の夏頃に見学をしておく必要があるので、スケジュールを早めに立てておくと安心です。
途中入園(4月以外)を希望する場合は、追加募集がかけられやすい5月や、引越しや転勤によって退園者が出やすい9月・10月を狙うのがおすすめです。
保育園の見学をする際は、できるだけ複数の園を見学して特色を比較してみてください。一般的には2〜5ヶ所程度見学するのが良いとされています。ただし、妊娠中に見学を行う場合は、体調をみながら無理のない範囲で見学しましょう。
保育園見学時の持ち物と服装の準備
保育園見学の際は、筆記用具やスリッパ、園から配布される資料を収納できるA4サイズのバッグを持参しましょう。
服装は、フォーマルなスーツのように堅苦しい格好で行く必要はありません。ただし、デニムやパーカーなどのカジュアルすぎる普段着や、あまりに派手すぎる服装は控えましょう。清潔感があり、動きやすい服装を心がけることをおすすめします。
保育園見学でチェックすべきポイント
受け入れ月齢やクラス数、園児数
保育園のなかには、0歳児から5歳児まで受け入れている園や、受け入れが原則2歳児までの小規模保育園などがあります。園によっては小学校入学前まで通えないところもあるので、受け入れ月齢が何歳までかも、事前にチェックしておきましょう。
園全体の園児数や、1クラスあたりの人数も重要です。1クラスの人数があまりに多いと、先生の目が行き届かない可能性も否定できません。見学に行った際に質問してみても良いでしょう。
送り迎えが可能か、駐車場の有無など
送り迎えのしやすさもチェックします。特に自転車や車での送り迎えを想定している方は、駐輪場・駐車場の有無も確認しましょう。
園によっては、近隣住民への配慮として車での送り迎えを禁止しているところもあります。やや遠方の保育園を希望している方は、入園を申し込む前に聞いておくと安心です。
保育時間、延長保育の有無
基本の保育時間や延長保育の有無も確認しましょう。
延長保育は夕方から夜だけでなく、早朝も受け付けている園もあります。ママ・パパの出勤時間・残業時間なども考慮して、延長保育ができるかも重要なポイントです。延長保育の利用には追加料金がかかる場合も多いので、気になる方は質問してみてください。
教室や園庭の広さ
教室に関しては、0歳児から1歳児と2歳児以上が別々の部屋で過ごしているかが重要です。それぞれの子どもに合わせた保育ができる環境かどうかをチェックしておきましょう。
よりケアが必要な0歳児クラスだけでなく、幼児クラスの遊びの環境が整っているかも確認します。施設や園庭が狭く感じたら、散歩や外部の公園などを活用した外遊びの頻度も質問できればベストです。
保育士の人数や経験
少ない人数で無理をして保育していないかもチェックしてみましょう。
先生の年齢層も重要です。若手からベテランまでバランス良く在籍しているかも見てみてください。また、非常勤の保育士が多いと、子どもに関わる保育士が日替わりになる可能性もあります。質問できそうなら、常勤の保育士の割合も聞いてみると良いでしょう。
保育士の子どもへの接し方
保育士が子どもに対して、優しく丁寧な言葉遣いで、笑顔で接しているかも大切です。
子どもが毎日通うところなので、楽しく通える雰囲気かどうかも確認しておきましょう。
保育士の働きぶり
保育士自身がいきいきと働いていて、同僚と良好なコミュニケーションを取っているか確認しましょう。現在通っている子どもの保護者だけでなく、見学者にも温かい視線を向けて働く親を応援する雰囲気があるかも大切です。
ピリピリとした緊張感が漂っていると、子どもも保護者も通いにくくなる可能性があります。園全体の雰囲気は見学してみないとわからないのでチェックしてみてください。
遊具や設備の衛生状態
園にある遊具やおもちゃ、トイレなどの設備が清潔で整理整頓されているかも大切なポイントです。机の角やドアなど、子どもがけがをしやすい場所の安全対策が施されているかも確認しましょう。
そのほか、園のイベントの頻度や曜日、子どもの体調不良やケガをしたときの対応、保護者との連絡方法も確認します。
食物アレルギーがある子どもへの対応や、子どもの発達に合わせた対応など、気になることがある方は、見学の際に質問しておくとより安心です。
まとめ
保育園見学を行う時期は、4月の入園を希望するなら、その前年の9月~10月頃までに済ませておくのが良いでしょう。園の中を見て回るので、清潔で動きやすい服装を選ぶと安心です。
見学の際は、園の雰囲気や設備の清潔さ、送り迎えのしやすさなどをチェックします。保育園は小学校と並んで長い期間通う場所なので、保育士と保護者が信頼関係を築ける環境かどうかも見極めましょう。