何を持っていく?保育園の入園準備を年齢ごとに紹介
お子さまの保育園入園が決まったら、入園準備をはじめましょう。基本的に園生活で使うすべての持ち物に名前の記入が必要なので、意外に時間と手間がかかります。直前になって慌てないよう、計画的に準備をすすめたいものです。今回は、お子さまの保育園の入園準備のポイントを、年齢ごとにご紹介します。
目次
年齢に関係なく準備が必要なもの
年齢を問わず保育園の生活で必要な持ち物の代表例は次のとおりです。
・4セット以上の着替え
・昼寝用寝具
・手ふきタオル
・コップなどの食器類
・コップ入れ、着替え入れ
・ビニール袋
・雨具
・連絡帳用のノート など
園によって持ち物のサイズが指定されていたり、キャラクター物が禁止されていたりするため、入園説明会で配布されたリストを確認してから購入しましょう。
入園準備品の着替え袋や図書袋の手作りを推奨している保育園もあります。これは子どもの持ち物の重複を防ぐためですが、共働きで赤ちゃんを保育園に通わせるご家庭にとっては負担が大きいでしょう。そんなときは身近な手芸用品店が便利です。作り方のレシピが置いてあったり、店が製作した手作り品を販売したりしている場合があるため、それらの活用をおすすめします。
持ち物だけでなく、着ていく服にNG規定をもうけている園もあります。たとえば、行事日以外のスカートやワンピース、フードつきのパーカー、紐つきの服の着用を禁止している園もあるので、あわせてチェックしておきましょう。
【0~1歳】保育園通園に必要なもの
0~1歳児クラスではベビー用の消耗品類や生活用品の補充が日々必要となるため、あらかじめ用意しておくと安心です。代表例は次のとおりです。
・おむつ
・おしりふき
・哺乳瓶
・粉ミルク
・離乳食用の食器
・食事用エプロン(スタイ) など
粉ミルクや哺乳瓶は保育園が用意するか、家庭から毎日持参するかのどちらかです。
家庭で用意する場合は、赤ちゃんが普段から使い慣れているものを選ぶと良いでしょう。粉ミルクは切らしても大丈夫なように、少し多めに持参するのがポイントです。
保育園が購入した粉ミルクや哺乳瓶を使う場合、赤ちゃんが嫌がって飲んでくれないことがあります。好みが激しい赤ちゃんのために、家庭からの持ち込みに柔軟に対応してくれる園もあるため、確認しておきましょう。
また、おむつには一枚一枚名前を書いておく必要があります。使用後のおむつを一括廃棄してくれる園もあれば、家庭で持ち帰って処分するよう指導している園もあるため、こちらも説明会で確認してください。
【2歳】保育園通園に必要なもの
2歳児クラスでは、基本的な生活習慣を学びます。日常的な生活に必要なものを、園の指定にあわせて準備しましょう。代表例は次のとおりです。
・歯ブラシ
・コップ
・トイレトレーニング用品
・おむつやおしりふき
・おねしょシーツ など
トイレトレーニングの開始時期や方法は園ごとに異なるため、パンツをはじめとするトレーニング用品は説明会で確認してから購入してください。歯ブラシのサイズや柔らかさは、年齢に合うものを選びましょう。
【3歳】保育園通園に必要なもの
3歳児になると保育園での活動が増え、活発に外遊びをはじめます。保育園では増えた持ち物を自分で管理し、自立を促す指導をするため、子どもが自分のものであると見分けがつきやすいデザインのものを選んであげてください。代表例は次のとおりです。
・歯ブラシ
・コップ
・上靴
・水筒
・リュックサック
・お弁当箱 など
上靴は保育園の指定があるか確認し、なければ子ども用品店で購入してください。
外遊びや体を動かす活動が増え、毎日水筒を持参することを推奨する園もあります。水筒の容量や飲み口のタイプなどが指定されていることもあるため、事前に確認してから購入しましょう。
持ち物の用意をしたら名前付けをしましょう
持ち物を準備したら、子どもの持ち物に名前を記入していく必要があります。着替えやお昼寝グッズ、食器、文房具など全てに記入しましょう。
とはいえ、大小さまざまなアイテムに抜け漏れなく名前を書くのは苦労しますよね。そんな時は、入園準備に役立つお名前シールを活用することも検討してみましょう。
お名前シールを作るときに必要なもの
お名前シールは道具がそろっていれば、自宅でも簡単に作ることができます。必要となるのは以下の4つです。
パソコン
お名前シールのデザインを作るために使います。最近は簡単にお名前シールが作れるアプリもあるので、スマホからでも作成可能です。
テンプレート
専用シールの台紙にあうテンプレートを用意し、そのサイズに合わせてお名前シールを作成しましょう。Web上には無料でダウンロードできるテンプレートも多数提供されていますので、探してみてください。
プリンター
作ったお名前シールを印刷します。自宅にない場合は、コンビニに設置されているプリンターにデータを持ち込んで印刷することも可能です。
シール台紙
印刷時にはプリンターにシール台紙をセットし、お名前シールのデータを印字します。
【作り方】パソコンでお名前シールを作る!
上記の環境とアイテムがそろったら、実際にお名前シールを作ってみましょう。以下、手順を紹介します。
1.Web上にあるソフトを立ち上げて好みのテンプレートを探す
ネットで「お名前シール ソフト」のワードで検索すると、お名前シール作成のためのソフトが多数ヒットします。お使いのパソコンにテンプレートをインストールして使用するものから、Webブラウザ上でテンプレート選びからデザインまで完了できるものまでいろいろなソフトがあります。ここでは自分が作りやすいと感じるものを選択しましょう。
2.選んだテンプレートを編集する
すでにデザインされたテンプレートを使えば、名前を入力するだけでお手軽にお名前シールが完成します。真っ白のテンプレートを選んでお好みのイラストや文字などを配置すれば、オリジナルのお名前シールを作成でき、より愛着がわくでしょう。
3.プリンターで印刷する
お名前シールのデザインが完成したら印刷します。作成したお名前シールのサイズにあうシール台紙をあらかじめ購入しておき、プリンターにセットして印刷しましょう。
お名前シールを作るときのポイント
お名前シールを作る前に確認しておくべき点と、スムーズに準備を進めるためのポイントを解説します。
まずは園からお名前シールに関して指定がないか事前に確認しておきましょう。園によってはシールのサイズやお名前の書式など条件が指定されていることもあるため要チェックです。
次に、シールを貼る持ち物リストを作成します。入園直前になって貼り忘れが見つかり、急いで追加のお名前シールを作成するという事態を防ぐことができます。
お名前シールの台紙は、貼る持ち物にあわせて選びましょう。水に濡れるコップや食器には防水のシール台紙を選べば、シールがはがれにくくなります。衣類やタオルなどの布製品には、アイロンで貼れるシール台紙を、おはじきなど小さなものには極小のシール台紙を選べば、ママやパパがお名前シールを貼るときに作業しやすくなります。
お名前シールを印刷するときには、一度普通紙にテスト印刷をするのがおすすめです。テンプレートとシール台紙のサイズ違いや、デザインのズレに気づくことができます。
最後に、お名前シールは少し多めに印刷しておきましょう。入園してから持ち物を買い足すこともあるので、あらかじめ余分にお名前シールを作っておけば便利です。
まとめ
新年度からの入園を目指す場合は、毎年10〜11月ごろが申し込みの受付期間です。園で使用する物品は入園案内にも記載されているため、この時期からリサーチを進めて、入園準備をはじめましょう。