つたい歩き(伝い歩き)とは?始まる時期や注意点、おすすめのおもちゃを紹介
「赤ちゃんのつたい歩きはいつごろから始まるの?」と疑問に思っているママ・パパは多くいます。つたい歩きは赤ちゃんの成長を感じられるひとつの目安であるため、始まる時期は気になるところでしょう。成長が嬉しい反面、危険が増える時期でもあるため、あわせて理解を深めておく必要があります。今回は、つたい歩きが始まる時期や、始まったときに気をつけるべきこと、おすすめのサポートグッズを解説します。
目次
つたい歩きとは?つかまり立ちとの違いは
つたい歩き(伝い歩き)とは、赤ちゃんが壁やテーブルなど何かにつかまりながら手足を動かして移動することをいいます。ものにつかまらずに2本足で歩けるようになる「あんよ」の前段階の成長目安です。初めはよたよたとして危なく見えるかもしれませんが、足腰が発達してくるとどんどん安定していきます。
つたい歩きと似た成長過程に「つかまり立ち」がありますが、これはものにつかまって立つことを意味します。この段階ではまだ足腰が弱いため、不安定ですぐに尻もちをついてしまうことが多くみられます。慣れてくると立ち姿勢が定まり、徐々につたい歩きのような動きが始まります。
つたい歩きが始まる時期は?
つたい歩きが始まるのは生後9ヶ月〜1歳ごろの間が目安です。しかし、早ければ生後7ヶ月ごろから、遅ければ1歳6ヶ月ごろからなど開始時期にばらつきがあります。
筋力の発達や意欲には個人差があるため、平均的な時期につたい歩きが見られなくても問題ありません。上記で紹介した期間はあくまで目安として捉えておきましょう。
ただし、あまりにも遅いと感じる場合は専門家に相談してみることをおすすめします。
赤ちゃんがつたい歩きをし始めたときに気をつけるべきこと
つたい歩きができるようになるころは、赤ちゃんの好奇心も育まれており、成長に比例して危険度も増します。そのため、以下のような点に注意が必要です。
赤ちゃんの転倒に注意する
つたい歩きをするようになると、転倒する危険性が以前と比べて高まります。そのため、怪我をしないよう部屋にマットなどを敷いておくようにしましょう。電化製品のコードなど、足にひっかかるようなものを取り除いておくことも大切です。
誤飲や窒息死のリスクがあるものは置かないようにする
つたい歩きが始まる時期は好奇心も旺盛になるため、口にものを入れたりすることも増えます。それにともない誤飲や窒息のリスクも上がるため、口に入れそうなものは手の届く場所に置かないようにしなければなりません。床の上だけではなくテーブルや棚の上のものにも注意しましょう。
つたい歩きをしている際は目を離さないようにする
どんなに危険を取り除いたとしても、思わぬトラブルは起こってしまいます。赤ちゃんのつたい歩きが始まったら、常に目を離さないよう見守ってください。赤ちゃんは自分で危険に気づくことができません。対策をしているからといって油断せず、赤ちゃんの行動や周辺環境に気を配りましょう。
つたい歩きのサポートにおすすめのアイテム
ただ物につかまって歩くのも良いですが、つたい歩きを補助するおもちゃを使用することでより楽しく歩行スキルを向上させることができます。おすすめのおもちゃは以下のとおりです。
手押し車(ベビーウォーカー)
手押し車はつたい歩きをサポートする王道おもちゃです。スムーズな歩行を促してくれるだけでなく、赤ちゃんの好奇心をくすぶる仕掛けもついているため、楽しみながら歩く練習ができます。
プルトイ
プルトイとは引っ張ると動くおもちゃです。これを引っ張りながらあるくことでバランス感覚を養うことができます。また、このおもちゃは2~3歳まで遊ぶことができるため、長期間使える点も魅力です。
まとめ
つたい歩きが始まる時期は生後9ヶ月ごろからですが、成長には個人差があります。つかまり立ちを経てつたい歩きをするようになるので、成長度合いに合わせてじっくりと見守りましょう。つたい歩きが始まるとさまざまな危険性が増すため、部屋の環境には十分な配慮をしておくことが大切です。また、つたい歩きをしている際は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。