初めての授乳!頻度は?体勢はどうすればよい?
初めての赤ちゃんの授乳!どれくらいの量が出ているのか、どれぐらい赤ちゃんが飲んでいるのかよくわからないし、いったいどれぐらいの量をあげればいいの!?と不安になっているお母さんもいると思います。感覚をつかまないとなかなか難しい赤ちゃんの授乳。今回は授乳にまつわる疑問を解説していきます。
目次
新生児から一歳までの授乳について
新生児からだいたい1歳頃まで授乳をしているというお母さんが多いです。頻度や目安についてみてみましょう。
●新生児の授乳頻度、目安
新生児の授乳は、およそ3時間に1回が目安です。お母さんは夜でも3時間おきに起きて授乳しなければなりません。眠いのに起きて授乳しようとしても、意外と赤ちゃんが飲んでくれなくて無駄足を踏む…ということもあります。夜中に起きて授乳するのはつらいですよね。
そのため、最近では、赤ちゃんが欲しがった時にだけ授乳する「自立哺乳」という方法を勧めているところもあります。母乳は赤ちゃんが飲めば飲むほど出てくるので、量を調整するという意味でも、間隔などにとらわれずに授乳するというお母さんも多いです。
特に授乳の量には個人差があります。一般的な授乳の量はあくまで一般的なものです。生まれたばかりで赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れていないため、うまくいかないと焦ってしまいがちですが、成長曲線の範囲内で大きくなっていれば大きな心配は必要がない事がほとんどです。赤ちゃんの様子をよく観察しつつ、無理のない範囲で授乳を行いましょう。
●生後1ヶ月からの授乳頻度、目安
生後1ヶ月までは3時間おきの授乳が基本ですが、1ヶ月を超えると赤ちゃんが連続して眠るようになるため、3時間以上間隔をあけることも出てきます。もちろん赤ちゃんにも個人差があるので観察が必須ですが、1日に6回程度の授乳で終わるケースもあるのです。
生後2、3ヶ月になると、授乳の間隔も安定して、赤ちゃんの独自のペースが固まってくるので、授乳した時間などを記録しながら様子をみましょう。
●離乳食と授乳の関係
生後6ヶ月頃から離乳食が始まりますが、離乳食が始まっても授乳を続けるのが一般的です。離乳食の初期は、これまで授乳していた回数のうち1回だけを離乳食に置き換え、あとは母乳やミルクをあげてください。それから月齢が高くなるほど離乳食の回数を増やし、授乳の回数を減らしていきます。
あとは赤ちゃんの様子を見ながら、離乳食をあまり食べないようなら授乳の時の量を増やす。離乳食をよく食べるなら量を減らしてみるなどの調整を行いましょう。
お母さんと赤ちゃんのための授乳の色んな体勢
ここでは色んな授乳の体勢を紹介していきます。ぜひ参考にしてお母さんも赤ちゃんも無理のない授乳を試してみましょう。
●横抱き
最もベーシックな抱き方が横抱きです。一般的に授乳というとこの姿勢を思い起こす人が多いのではないでしょうか。赤ちゃんのお腹をお母さんのお腹になるべく近づけるようにすると安定します。飲ませる方の乳房と同じ方の手で赤ちゃんの頭を支えましょう。
●交差抱き
交差抱きは横抱きと基本的には同じ体勢です。ただ、飲ませる乳房と違う方の手で赤ちゃんの頭を支える点が異なります。空いた方の手は、飲ませる乳房を下から支え、赤ちゃんがより飲みやすくしてあげると良いでしょう。
●添い乳
これは、寝たまま授乳する方法です。横向きに寝たまま、赤ちゃんの口の位置に乳房を持っていって飲ませます。帝王切開をしたばかりで座るのがつらいときはこの方法で飲ませると良いでしょう。ただし、授乳中に眠ってしまわないように注意しなければなりません。
授乳お役立ちグッズ
授乳は赤ちゃんが1歳ごろになるまで1日に何回も行わなければなりません。より赤ちゃんもお母さんも楽な姿勢で、かつ外出時でも無理なく授乳できるようにするには授乳グッズの使用をおすすめします。
●授乳クッション
アルファベットのCのような形をした授乳クッションは最もベーシックな授乳クッションとして知られています。赤ちゃんの下に敷くことで、赤ちゃんを抱く時の重みを軽減することができます。
他にも、最近では授乳に使わないときは抱き枕になる長いタイプの授乳クッションなども人気です。クッションの素材も、綿やビーズなどさまざまなので、柔らかく使いやすいタイプのものを選びましょう。汚れた時のためにカバーが外せるものにするのがおすすめです。
↓授乳に使わないときは抱き枕になる長いタイプの授乳クッションはこんなアイテムです。
●授乳ケープ
外出時に上半身に巻いて授乳しているところを隠すことができる授乳ケープは子育て家庭の必需品。デザインもたくさん種類があるので、お気に入りの一枚を選びましょう。使わないときはストールになるタイプのものを選ぶと一石二鳥です。
さて今回は赤ちゃんの授乳についてのあれこれをご紹介しました。はじめての授乳は、わからないことだらけで不安ですよね。でもあまり思い詰めずに、便利グッズなども活用しながら赤ちゃんと自分のペースをつかんで気長に授乳していきましょう。