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1〜3歳

赤ちゃんのお昼寝はどのくらいが良いの?寝すぎや時間帯がバラバラなときの原因もご紹介

子どもは寝るのがお仕事です。当然お昼寝も必須。赤ちゃんにとってお昼寝はとっても大切。脳と体の発達に欠かせない役割をしています。でも、寝すぎていないか心配、中々寝付いてくれない、など様々悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。今回はお子さまのお昼寝について詳しく解説します。寝る時間や寝るための快適な環境づくりなど、是非参考にしてみてください。

お子さまのお昼寝時間の目安

まずはお昼寝をする時間について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

新生児

新生児は一日の大半を寝て過ごします。平均して1620時間程度は眠っているお子さまが多いです。新生児にはお昼寝という概念がないため、昼夜の区別なく寝たいときに寝させてあげるのがよいでしょう。

生後2ヶ月~4ヶ月

このぐらいになると、昼と夜の区別がついてくる時期です。1日の睡眠時間は14時間程度なので、朝に1時間、昼に2時間、夕方に30分程度と1日に3回のお昼寝をさせてあげるのがベストです。

生後5ヶ月~8ヶ月

昼と夜の区別がはっきりするので、夜にまとめて寝てくれるようになります。そうなると、お昼寝は朝に1時間、昼に23時間程度と、12回とらせてあげるとよいでしょう。

生後9ヶ月~1

大人と同じように夜にしっかりと寝てくれるようになるのがこの時期です。朝のお昼寝をやめ、昼に3時間程度のお昼寝をさせてあげるのがベスト。

1歳~2歳ごろ

このぐらいになると早い子は保育園に預けられる子もおり、昼に2時間程度のお昼寝をする場合が多いです。規則正しい生活をさせてあげるよう心がけましょう。

お昼寝が長すぎたり、時間がバラバラな場合には

お昼寝の時間にばらつきがあったり、長く眠り過ぎたりしていると、「これで良いのかな」と不安になることがあるかもしれません。生後3ヶ月ごろまでは体内リズムがまだ整っていないため、昼夜の区別がついていないこともあります。この時期はお昼寝の時間やタイミングをあまり気にしすぎず、ゆっくりと見守りましょう。

生後3ヶ月を過ぎると、徐々に生活のリズムが整うようになります。日中の過ごし方や活動量、寝るときの環境をママ・パパが用意してあげることも必要になるでしょう。なかなかお昼寝時間が定まらない、もしくは長く寝すぎてしまうようであれば、次に挙げる理由が原因となっているかもしれません。

朝起きるのが遅い

起きる時間が遅くなってしまうと、お昼寝の時間や夜に寝る時間もズレていきます。朝8時ごろまでには起こすように意識し、お昼寝や夜の睡眠時間を整えていきましょう。また、夜眠る時間が崩れないよう、遅い時間のお昼寝は避けた方が無難です。長く寝すぎている場合でも、夕方5時前には起こすことをおすすめします。

眠りやすい環境ではない

赤ちゃんは大人と比べ睡眠が浅く、ちょっとした刺激や変化を敏感に察知してしまいます。温度や湿度が適切ではない、まぶしい、音が気になるなど、赤ちゃんにとって不快な環境下では眠りにつくまで時間がかかってしまうでしょう。

日中の活動量が少ない

生後3ヶ月後から赤ちゃんは身の回りのことに敏感になり、活発的に動く傾向があります。しかし、赤ちゃんによってはずっと横になっている子もいます。日中の活動量が少ないと体が疲れを感じないため、かえって寝つきにくくなることもあるようです。

決まった睡眠の流れができていない

同じ環境、同じ流れで寝る準備を行うことによって、赤ちゃんは眠りにつきやすくなります。寝る場所や寝る直前の活動が毎日コロコロと変わっている場合は、赤ちゃんの脳や体に眠るためのルーティーンが身についていないのかもしれません。

お昼寝をしてくれない場合はどうする?

なかなか思うように赤ちゃんが寝てくれないと、「どうしてお昼寝してくれないの?」と悩んでしまいますよね。お昼寝をしなくても、夜にしっかりと睡眠が取れていれば問題ないとされています。しかし、まだ年齢が低い場合や、夕方に機嫌が悪くなるような様子があるなら、次のことを試してみましょう。

午前中に外出する

活動量が少ないと感じる場合は、午前中に外出してみてください。日光を浴びることで体内時計が整い、昼夜の区別がつきやすくなると考えられています。外に出るのが難しければ、カーテンからの光を取り込んだり、室内遊びにたくさん誘いかけたりして、活動量アップを意識してみましょう。

眠りやすい環境を用意する

赤ちゃんが眠りやすい環境になっているか、振り返ってみましょう。次の項で眠りやすい環境について、詳しく解説します。

赤ちゃんにとって理想的なお昼寝環境をつくろう

赤ちゃんのためにも、ぜひお昼寝を快適にできる環境を整えてあげましょう。

場所は?

お昼寝をする場所は、ママ・パパの目が届きやすいリビングなどがよいでしょう。赤ちゃんに何かあったときにすぐ対応でき、赤ちゃんもママ・パパの気配が近くにあることで安心できます。

明るさは?

お昼寝に最適な明るさは、木陰くらいの薄暗さ。真っ暗でもなく、明るすぎるでもない状態が理想的です。うっすらと太陽光が入るレベルの遮光カーテン(完全遮光ではないもの)を使い、部屋の電気は消すというのがおすすめです。

室内の温度は?

赤ちゃんは自律神経が整っていないため、体温調節がうまくできません。そのため、室内の温度管理はとても大切です。赤ちゃんのお昼寝にベストな室温は、夏場なら2628℃前後、冬場なら2023℃前後です。こまめに室温をチェックして、快適な環境をつくりましょう。

また、エアコンを使用する場合、風が直接赤ちゃんに当たらないよう、風向きの調整も忘れず行ってください。

室内の湿度は?

部屋の湿度を保つことも大事です。特に、エアコンをつけていると室内は乾燥しやすくなり、風邪やインフルエンザなどの原因となるウイルスが繁殖しやすい状態をつくってしまいます。

室内の理想的な湿度は60%程度。湿度計や加湿器を用意して、必要に応じて加湿をしましょう。

その他注意したいことは?

赤ちゃんの刺激になるものは、なるべく取り除いてあげてください。電気やテレビはオフにしましょう。周りの物やおもちゃで気が散らないよう、布団を敷く位置も見直してみてください。

お昼寝のコツはルーティーンをつくること!

なかなか寝付けないお子さまがすんなりと寝てくれるルーティーンについて紹介していきます。

お昼寝をする場所を決めておく

お昼寝をするときには、その場所を決めておくのがおすすめです。繰り返して習慣化することで、その部屋に来たらお昼寝をするという意識が刷り込まれていきます。夜寝るところと同じ場所でお昼寝をするように習慣づけると、すんなりとお昼寝してくれるようになる子もいるそうです。

毎日同じ時間帯に寝られるよう心がける

規則正しいお昼寝のためには時間の管理も必要。寝る時間がずれても本来起きるべき時間に起こすなど、とにかく毎日同じ時間をお昼寝の時間として定めるようにしましょう。

絵本を読む

寝る前のルーティーン作りには、横になった状態で視覚的に楽しめる絵本がおすすめです。落ち着いた気持ちで眠れるように、静かにやさしい声で読むことを意識しましょう。
その他にも、背中トントン、子守唄、オルゴールなど、お子さまによって好みがさまざまなので、より入眠しやすいツールを使って寝かしつけをしましょう。

快適なお昼寝をサポートしてくれるお昼寝マットを活用して!

赤ちゃんを寝かせるときは、お昼寝マットの使用がおすすめです。お昼寝マットとは、お子さまがお昼寝するときに使う持ち運びしやすいマットで、場所を問わずにサッと広げて赤ちゃんを寝かしつけることができるアイテムです。たとえば、リビングに敷いてお昼寝させれば、ママ・パパは家事をしながら赤ちゃんの様子を確認できます。まだ月齢が低く、一日に何度か眠る赤ちゃんをもつママ・パパや、ベビーベッドまでの距離が遠い方にぴったりなアイテムです。

また、そのままプレイマットやおむつを替えるときのマットとしても使えるので、ひとつ持っておくと便利でしょう。

折りたたみシンプルタイプ

くるくる丸めたり折りたたんだりして持ち歩けるシンプルなタイプは、価格も比較的安いので入手しやすいです。価格によっては洗い替え用に複数枚用意してもいいかもしれませんね。旅行や外出にも大活躍です。

ふかふかタイプ

寝心地の良さを追求するのなら、ふかふかしていて柔らかく、適度に固さもあるマットがおすすめです。持ち歩きには適さないものもあるので、家置き用として購入してもよいでしょう。

コット

最近では保育園などでのお昼寝の時に、『コット』と呼ばれるメッシュが張られた台の上でお昼寝をする場合もあります。通気性に優れている点やおねしょしてしまった時のお手入れが簡単な点から、衛生的にも優れています。コットにはコットカバーと呼ばれるカバーも別途必要です。

まとめ

今回はお子さまのお昼寝ついて解説しました。
お昼寝の長さやタイミングは、個人差が大きいものです。成長するにしたがって生活リズムができ、お昼寝の時間も定まりやすくなります。少しずれてしまう部分があっても焦らず、ゆったりとした気持ちで様子を見守ってくださいね。
また、お昼寝の際には、お昼寝マットなど活用し、お子さまの快適なお昼寝のために生活を整えていきましょう。

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