紙おむつと布おむつどっちがいいの?徹底比較
赤ちゃんが生まれてから2~3年は必ず使うアイテムのひとつは「おむつ」ですよね。おむつには、紙おむつと布おむつの2種類があるので、どちらがいいのかなと悩んでいるお母さんも少なくないのではないでしょうか?そこで今回は、紙おむつと布おむつについてメリット・デメリットを比較しながらご紹介していきます。
紙おむつ・布おむつそれぞれのメリット・デメリット
●紙おむつのメリット
紙おむつは使い捨てタイプなので、赤ちゃんがおしっこやうんちをしたら取り替えて、そのまま捨てるだけなので後始末がラクです。布おむつよりもかかる時間や手間が圧倒的に減ります。
吸水性や保水性が高いので、赤ちゃんが不快に感じて泣くということも少なく、大人のタイミングで取り替えることができます。体調が悪いときや夜間など、おむつ交換のために起きなくてもいいというのは、親にとって大きなメリットといえるでしょう。
また紙おむつは布おむつよりもかさ張らないので、外出時の荷物もコンパクトにすることが可能です。専用のごみ箱があるところであれば、そのまま捨てることができるので、比較的気楽に外出することができます。
●紙おむつのデメリット
紙おむつはブランドや大きさにもよりますが、おおむね1枚20円ほどです。年齢によって1日の使用枚数が変わってきますが、平均1日9枚として計算すると、2年間で13万円、3年間で20万円ほどかかります。布おむつの費用と比較すると、紙おむつの費用のほうが7倍ほど高くなります。
使い捨てなので、おむつを取り替えたらその分だけゴミがでます。水分を含んだまま捨てることになるので、紙おむつのゴミは重くなりますし、臭いがあるというのもデメリットです。
吸水性や保水性が高い紙おむつの場合は、赤ちゃんが不快に感じることも少ないので、おむつはずれまでに時間がかかることがあります。紙おむつが快適すぎると、おしっこやうんちをしたことをお母さんに泣いて知らせることも減ってしまうということも思いに留めておきましょう。
●布おむつのメリット
紙おむつを使用している赤ちゃんと比較して、1年から1年半ほど「おむつはずれ」が早い傾向にあります。これは、おしっこやうんちをしておむつが濡れると不快感があるため、濡れる前にお母さんに伝えるように赤ちゃんも頑張るからと考えられています。
取替頻度が紙おむつよりも多くなるので、赤ちゃんとスキンシップする機会も自然と増えてきます。おむつを取り換える頻度が高くなれば、それだけ赤ちゃんに話しかける時間も増えるということ。そうすると、赤ちゃんの状態も確認しやすくなり、体調不良などにも素早く気づけるようになるでしょう。
布おむつは1枚あたり150円ほどで、2~3年間で40~50枚ほど使用します。1枚1,000円ほどのおむつカバーを用意したとしても、トータルでかかるのは17,000円ほどです。布おむつは繰り返し使うので洗濯代がかかるとはいえ、紙おむつよりもかなり経済的です。
●布おむつのデメリット
布おむつは取替頻度が高いので、洗うのが大変です。おしっこの場合は、ざっと予洗いしてから洗濯機に入れて洗うこともできますが、うんちの場合は予洗い・つけ置きしないといけないこともあり、洗濯に手間がかかります。
布おむつは紙おむつよりもかさばるので、外出時は荷物のかさが増えてしまいます。しかも、紙おむつだと専用のごみ箱に捨てることができますが、布おむつは必ず持ち帰らないといけません。外出先では、予洗いする場所を確保するのが難しかったりもするので、外出時は布おむつの不便を感じることが多いでしょう。
紙おむつと布おむつ、どちらがいいのか比較してきました。コスト面では布おむつが優れていますが、負担をできるだけ減らしたいという場合は紙おむつのほうが優れています。どちらにも、メリットとデメリットがありますので、ママさんパパさんと赤ちゃんにとって負担の少ない選択をするようにしてみてくださいね。