母乳育児の強い味方!乳頭保護器を使ってストレスの軽減を
母乳で育児をしている人の中には、乳首が痛くてたまらない…という人も多いと思います。赤ちゃんが何度も強く吸うため、傷がついたり、乾燥したりして痛みが出るのです。どんなに痛くても赤ちゃんのためには授乳は避けられない…という人におすすめなのが乳頭保護器。これはいったいどんなアイテムなのでしょうか。
乳頭保護器とは?どんな時に使うもの?
乳頭保護器は、授乳の際にお母さんの乳首にかぶせて使うカバーのようなものです。授乳によって傷ついた乳首を、赤ちゃんが繰り返し吸うことでさらに傷ついて治りにくくなってしまいますよね。
そうしたお母さんの悩みやストレスを解消するには、乳頭保護器を乳首に装着してから授乳をするのがおすすめです。これがあれば、赤ちゃんの口が直接乳首に触れずに授乳することができ、乳首の傷を守ることができます。授乳のたびに痛い思いをしているお母さんには最適のアイテムですよね。
乳頭保護器の種類と比較
乳頭保護器には、ソフトタイプとハードタイプがあります。それぞれの特徴とメリット、デメリットを紹介します。
ソフトタイプ
ソフトタイプは、シリコンでできているもので、乳首にぴったりとフィットする造りになっています。非常に薄く、やわらかいので、乳首の傷が軽度のときに使うと良いでしょう。
メリットは、しっかりと乳首に密着するので、赤ちゃんが乳首から直接母乳を飲むときとほぼ同じように、違和感なく飲むことができるという点です。母乳を飲むことに慣れている赤ちゃんなら、ソフトタイプの乳頭保護器を付けても問題なく授乳できるはず。
また、乳首が小さい方や陥没している方でも問題なく使えるのも利点のひとつ。ほかにも、乳頭保護器が赤ちゃんの鼻をふさがないような構造になっているので、安心して授乳することができます。
一方でデメリットは、柔らかい素材でできているため、赤ちゃんの口を支えにくいという点です。授乳中に外れてしまう恐れがあるので、こまめに赤ちゃんの口と乳首の位置を調整する必要があります。
また、薄い素材なので乳首の傷や痛みが大きい場合は、ソフトタイプの乳頭保護器では保護が不十分になるおそれも。傷が軽い場合や、傷を予防するために使いたい場合にはおすすめですが、痛みが重度の場合は避けましょう。
ハードタイプ
ハードタイプは、硬めのシリコン素材でできており、哺乳瓶と似たような形状のものが多いです。しっかりと乳首を保護してくれるので、乳首に傷や痛みがある方でも安心して使うことができます。
ハードタイプのメリットは、硬い素材でできているため、赤ちゃんの口を支えやすく、安定した授乳が可能であるという点です。乳首にも赤ちゃんの口にもしっかりフィットするため、赤ちゃんも母乳が飲みやすいはず。ただ、慣れるまでは、乳頭保護器を装着してから母乳を絞って先端に溜め、それを飲ませるようにしましょう。
一方でデメリットは、お母さんの乳首の感触とまったく違うものであるため、赤ちゃんが戸惑ってしまうという点です。嫌がって飲まなくなる赤ちゃんもいるかもしれませんので、使うときはソフトタイプのものも用意しておいたほうが良いかもしれません。
また、乳首から直接飲むよりも赤ちゃんの吸う力が必要となるため、吸う力が弱い赤ちゃんにとっては非常に飲みにくくなってしまうというデメリットもあります。使えるかどうか慎重に考えたいですよね。
乳頭保護器は赤ちゃんの口に直接入るものなので、いつでも清潔に消毒しておかなければなりません。使い終わったらその都度きれいに洗って消毒しましょう。
まとめ
今回は乳頭保護器の特徴やメリット・デメリットを紹介しました。乳首の傷や痛みは、母乳育児を行うお母さんにとって大きな悩みのひとつです。痛みを我慢すると、授乳の時間が憂鬱になってしまい、精神的にもつらくなってしまいますよね。痛みを我慢せずに乳頭保護器を使って、赤ちゃんもママも快適な授乳生活を送りましょう。