赤ちゃんのしゃっくりはほっとく?原因と止め方を紹介!
赤ちゃんは、よく「しゃっくり」をします。しゃっくりをすると大人よりも苦しそうなので、「何とかして止めないと!」と思うかもしれません。さらに、あまりにも長いしゃっくりだと、「もしかしてどこか悪いの…?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
今回は、赤ちゃんのしゃっくりの原因と止め方について紹介します。
赤ちゃんがしゃっくりをする原因って?
赤ちゃんがしゃっくりをする原因は、大きく3つ考えられます。
まず1つめは、「横隔膜が未発達である」という理由です。母乳を飲んだり空気を吸い込んだりすると横隔膜が刺激されます。大人でも横隔膜の刺激によってしゃっくりが出ますが、赤ちゃんは横隔膜が未発達なので、ちょっとの刺激でしゃっくりが出てしまうのです。
2つめが、「授乳中に空気も一緒に吸い込んでしまう」です。体内に入った空気がいっぱいになり、その空気が外に押し出されるときに横隔膜を刺激するので、しゃっくりやげっぷをしてしまうのです。
3つめが、「体が冷えていることで自然と縮こまってしゃっくりが出る」というケースです。おしっこや汗により、おむつや着ているものがぬれたりすると、体が冷えて横隔膜の刺激につながってしまうのです。冬の時期やお風呂上がりは、とくに気をつけておきましょう。
赤ちゃんのしゃっくりはほっとくべき?
そもそも、赤ちゃんはよくしゃっくりをするものです。しゃっくりをしながらも元気そうなら、特に気にせずに放っておいても問題ありません。
自然に出るしゃっくりは赤ちゃんの成長の証なので、無理に止めようとせず見守るのも子育てです。過度に心配しないようにしましょう。
ただし、しゃっくりが止まらずにずっと続いたり吐いたりする場合は、逆流性食道炎の疑いもあるため、よく観察しておきます。なかなかないことですが、アレルギーの可能性も否定できないため、不自然なしゃっくりをしていたり、ぐったりしていたりする場合は、かかりつけの病院に相談しましょう。
とはいえ、不調が原因でしゃっくりが止まらないことは稀です。赤ちゃんが元気そうにしている場合は、「しゃっくりがちょっと長引いているのかな…」と思っておけば大丈夫です。様子がおかしくない限りは、成長の過程として見守るのが基本です。
赤ちゃんのしゃっくりの止め方は?
赤ちゃんのしゃっくりを無理に止めようとする必要はありませんが、「どうしても気になるから止めたい!」という方のために、しゃっくりの止め方を紹介します。
まずは、授乳後のげっぷを習慣にしましょう。赤ちゃんのしゃっくりは、授乳時に空気を一緒に飲み込んでしまうことで起こることが多いです。そのため、授乳後はしっかりとげっぷをさせてあげてください。げっぷで飲み込んだ空気を外に出すことにより、しゃっくりの原因そのものを減らすことができるでしょう。
また、身体を温めるのもおすすめです。温めたタオルを赤ちゃんのおなかや背中に当てて、体をじんわり温めてあげましょう。お風呂上がりや寒い冬の時期はもちろんですが、おしっこの後もおむつが冷えている恐れがあるので、忘れずに温めてあげてください。
ほかにも、軽く背中をトントンしてあげるのもおすすめです。縦に抱っこして、さするようにトントンと軽くたたいてみましょう。物理的に空気を押し出す効果も期待できますが、トントンされることで体が温まって自然と止まることもあります。
強くたたきすぎると吐き戻す原因にもなるので、あくまで優しくなでるようにたたくのがコツです。
まとめ
今回は赤ちゃんのしゃっくりの原因や止め方について紹介しました。赤ちゃんのしゃっくりは大きめの音が出るので、「苦しそう」と気になってしまうママ・パパも多いです。しかし、よほど苦しそうにしている場合を除いては、成長の証としてあまり神経質になりすぎないようにしましょう。
赤ちゃんのしゃっくりの様子をよく観察して、過度にサポートしてあげてください。