生後2か月の赤ちゃんの成長と発達!特徴とお世話のポイント
生後間もない赤ちゃんは、月齢ごとに大きな成長を見せてくれます。生後2か月の赤ちゃんはどの程度成長して発達しているのでしょうか。今回は生後2か月の赤ちゃんの特徴やお世話のポイントについて紹介します。
生後2か月の赤ちゃんの発育
生後2か月の赤ちゃんの身長の目安は、男の子が54.5~63.2cm、女の子が53.3~61.7cmとなっています。体重の目安は、男の子が4.41~7.18kg、女の子が4.19~6.67kgほどです。
生後間もないころと比べて、生後2か月になると体内リズムが整ってきます。そのため、ミルクの量が増えたり、睡眠時間が長くなったりします。平均的な睡眠時間は14~15時間ほどで、昼間に起きている時間が長くなってきます。
また、「あー」や「うー」などを発声するクーイングも生後2か月頃に始まることが多いです。ママやパパが積極的に話しかけることで、より多くの声を聞いたり、表情を見たりすることができます。
さらに、生後2か月になると追視の範囲が広がるという特徴もあります。赤ちゃんが気になっているものを見つめたり、動くものを目で追いかけたりすることが多くなるのです。首の筋肉も徐々に発達しつつあるため、首を動かして周囲のものを見ようとします。
赤ちゃんの生活リズムを整えよう!
生後2か月頃からは、赤ちゃんの生活リズムを整える練習をすると良いでしょう。朝と夜の区別をつけるために、夜間は室内を暗くする、昼間はしっかりカーテンを開けて日光を取り込むなど、昼夜の区別をはっきりとつけることが大切です。
また、10~15分程度の散歩を取り入れるのも良いでしょう。散歩や授乳、お昼寝など、時間を決めて1日のルーティンを行うことで、生活リズムが自然と整い、数か月経つ頃には赤ちゃんの生活リズムが決まってきます。お散歩は午前中や夕方など、日差しが強くない時間帯を選ぶのがおすすめです。
生後2か月頃から行うこと
生後2か月頃からはどんなことをしなければならないのでしょうか。ここでは、生後2か月の赤ちゃんのお世話で注意すべきことを紹介します。
まず、生後2か月になったらさまざまな予防接種を受けることとなります。生後2か月から受けられるのはヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルスなどです。2020年10月から定期接種になったものもあり、ワクチン接種のスケジュールを立てるのが難しいというママやパパもいます。
さまざまな種類のワクチンがあるので、生後2か月が近づいたら一度小児科の先生に相談して予防接種のスケジュールを立てておきましょう。
また、生後2か月は乳児湿疹ができやすい時期ですのでこまめなスキンケアが必須となります。乳児湿疹には、「プツプツとした赤みのある湿疹のタイプ」と「ジュクジュクと炎症を起こしているタイプ」があります。
赤みのある湿疹は乾燥などが原因です。そのため、こまめに自宅でスキンケアをすることで改善する可能性があります。しかし、ジュクジュクと炎症を起こしている湿疹については、小児科に行くことをおすすめします。非常にかゆくなっているため、赤ちゃんがかきむしらないよう早めに処方された薬を塗ると良いでしょう。
頭皮などにできるかさぶたのような湿疹は、お風呂でふやかしてケアするのがおすすめです。入浴前にベビーオイルなどを塗りこんでおき、お風呂の蒸気でふやかしてふき取るだけでOKです。あまりこすったり無理にはがしたりしないように気をつけましょう。
まとめ
生後2か月の赤ちゃんの特徴や成長の過程、お世話のポイントについて紹介しました。ここで挙げた赤ちゃんの特徴は、あくまで一般的な特徴なので、うちの子はほかの子よりも成長が遅い、まだクーイングをしていない…などと落ち込む必要はありません。
成長のスピードは赤ちゃんによってさまざまです。赤ちゃんのペースに合わせてゆっくりと成長する様子を見守りましょう。