生後3か月の赤ちゃんの成長の様子と特徴!
赤ちゃんは月齢が進むにつれて目覚ましい成長を遂げるものです。先月とはまったく違った行動を起こす赤ちゃんの成長ぶりには、目を見張るものがありますよね。今回は生後3か月の赤ちゃんの成長の様子と特徴について紹介します。
発達の節目!生後3か月の赤ちゃんの特徴
生後3か月は発達の節目ともいわれています。身長の目安は、男の子が身長57.5~66.1cm、女の子が身長56.0~64.5cmです。体重の目安は、男の子が体重5.1~8.1kg、女の子が体重4.8~7.5kgと生まれた時の約2倍の重さになるのがこの頃です。
視力は0.04~0.08程度であまり見えていないながらも、追視を始める赤ちゃんもいるため、さまざまなものを見せてあげた方が良いでしょう。
この頃には、首がすわり始めるので、縦抱きやおんぶが可能になり、ママやパパも少し楽になってきます。成長がゆっくりの赤ちゃんは4~5か月ごろから首がすわり始めるので焦ることはありません。
また、寝返りが始まるのもひとつの特徴です。首がすわりはじめると自分の力で寝返りを打とうとするため、赤ちゃんの運動量も増えてきます。
ほかにも、グズグズ期がやってきます。いつまでもグズグズと泣いて周囲の大人を困らせてしまう赤ちゃんもたくさんいます。しかし、成長のひとつの節目なので、赤ちゃんにも戸惑いがあるのかもしれません。辛抱強く見守りましょう。
生後3か月の赤ちゃんがするようになること
生後3か月の赤ちゃんは、自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」という特有のしぐさをすることがあります。このしぐさを繰り返すことで手の感覚などを覚えていきますが、しない赤ちゃんもいるので、しなくてもあまり気にする必要はありません。
また、生後3か月頃の赤ちゃんはにっこり笑うようになります。言葉を話すことができない代わりに笑ってコミュニケーションをとることが可能となるので、ママやパパも赤ちゃんにたくさん笑いかけてみましょう。
他に、たそがれ泣きをするのも生後3か月頃です。たそがれ泣きは、はっきりした理由なく夕方ごろに泣き出す赤ちゃん特有の現象で、「3か月コリック」ともよばれています。しばらくするとおさまるので、抱っこしてあやしたり、外に出たりして気を紛らわせてあげましょう。
3~4か月健診を忘れずに受けよう!
生後3か月になったら、健診を忘れずに受けましょう。赤ちゃんの健康状態を把握するために欠かさず受けることをおすすめします。
3~4か月健診の内容としては、首のすわり具合や股関節が左右対称にM字に開くかどうか、視覚や聴覚の様子がどうなっているかを確認します。追視しているかどうかもチェックし、成長速度などをみるのです。視覚や聴覚については、今後の発達にも関わる項目なので慎重に診られます。
また、お医者さんが仰向け状態の赤ちゃんの腕を引っ張って起こす、引き起こし反応も健診の内容です。首のすわり具合を確認するのにも役立ちます。
さらに、赤ちゃんを支えながら立たせ、上下にぴょんぴょんさせてみることで足が突っ張る様子を見る、垂直吊り下げテストもこの健診での確認事項です。足の筋肉などの発達をみます。ほかにも、内科、整形外科、身長や体重の測定などが行われ、総合的に赤ちゃんの成長ぶりを確認します。
健診の時に確認される項目についてはあくまでも標準的なものになります。赤ちゃんそれぞれによって成長スピードが違うので、その時にできていなくてもあまり気にすることはありません。心配なら小児科の先生に相談しながら赤ちゃんの成長を見守りましょう。
まとめ
生後3か月の赤ちゃんの特徴などについて紹介しました。生後3か月頃になると、赤ちゃんの体や心がどんどん発達している様子が分かるようになります。表情や動きなども変わってくるため、毎日赤ちゃんと接していてもその成長ぶりに驚かされるかもしれません。