つかまり立ちはいつから?おすすめのおもちゃと転倒対策
ママ・パパにとって、我が子の初めての「つかまり立ち」は記念すべき出来事です。赤ちゃんの自然な発達を促すためにも、つかまり立ちがいつから始まるのか理解しておきましょう。
今回は赤ちゃんのつかまり立ちについて解説します。さらに、おすすめのおもちゃや事故防止対策も紹介します。
赤ちゃんのつかまり立ちはいつから?
「つかまり立ち」とは、赤ちゃんが何かにつかまって、自力で立ち上がる状態のことをいいます。
赤ちゃんがつかまり立ちをできるようになる時期は、生後11~12ヶ月前後が目安です。とはいえ、なかには生後6ヶ月くらいからつかまり立ちをする赤ちゃんもいるので、成長のスピードはそれぞれです。
一般的には、赤ちゃんの約90%が1歳の誕生日を迎える前につかまり立ちをするようになるといわれています。
生まれたばかりの赤ちゃんは筋力が弱く、足の機能も未成熟なので、立ち上がることはできません。生まれてから徐々に体の機能が発達することで、つかまり立ちから伝い歩きになり、ひとり歩きへと発展します。
赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしなくても、ママ・パパは心配する必要はありません。
前述したように、赤ちゃんの成長は個人差が大きく、成長スピードにも違いがあります。1歳を過ぎてもつかまり立ちをしない子は赤ちゃん全体の約10%におよびます。
とはいえ、赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをする様子がなくて不安なママ・パパもいると思います。その場合は、定期検診の際に医師や保健師に相談してみてもよいでしょう。
つかまり立ちにおすすめのおもちゃ
赤ちゃんのつかまり立ちを促すには、おもちゃの活用がおすすめです。お気に入りのおもちゃを使えば、赤ちゃんは自然につかまり立ちの練習ができるでしょう。
つかまり立ちの練習におすすめのおもちゃには、次のようなものがあります。赤ちゃんの興味を引き、身体機能を高めるものを選んであげてください。
手押し車
赤ちゃんが歩く練習に使う定番のおもちゃですが、つかまり立ちのきっかけ作りにも役立ちます。
昔ながらの木製の手押し車は温かみがあり、ほどよい重さなので安定感があります。プラスチック製はカラフルな商品が多く、赤ちゃんが大好きなキャラクターをモチーフにしたもの、音が鳴るものもあるため、赤ちゃんの興味を引きます。
テーブル型のおもちゃ
テーブル板に「型はめ」や「ボール転がし」、「ボタン押し」などの仕掛けが付いているおもちゃです。テーブル上のおもちゃで遊びたい赤ちゃんが意欲的に手を伸ばすので、つかまり立ちの良い練習になります。
足の高さを変えられるもの、フラットなテーブル板との2WAY仕様のものなど、赤ちゃんの成長にあわせて長く使えるものもあります。
赤ちゃん用のジム
ねんね期からたっちの時期まで、長く使える定番のおもちゃです。小さなおもちゃがぶら下がっていたり、赤ちゃんの興味を引く仕掛けが付いていたりします。ねんね期の使用は手指の身体機能の発達に効果的で、お座りからつかまり立ちへの移行を促してくれるでしょう。
つかまり立ちの練習に使うなら、安定感のある商品がおすすめです。
つかまり立ちをする時期の転倒対策
赤ちゃんがつかまり立ちを始める時期は、転倒に注意しましょう。赤ちゃんはバランス感覚・手足の筋力ともに未熟なので、できるだけ目を離さないことが大切です。
赤ちゃんに背負わせるリュック型のクッションやヘッドガードは、ケガの予防に役立ちます。家具の角にコーナーガードを取り付けたり、プレイマットやベビーサークルを使ったりするのもおすすめです。
また、赤ちゃんの行動範囲が広がると誤飲リスクも高まるため、家の中の見直しも必要です。「ここまでは手が届かないだろう」と油断せずに、テーブルの上には赤ちゃんの口に入る小さなおもちゃや、危険物などは置かないよう気をつけてください。
まとめ
赤ちゃんのつかまり立ちは、歩く動作につながる大事なステップです。とはいえ、もしも我が子がなかなかつかまり立ちを始めなくても、ママ・パパは神経質になる必要はありません。おもちゃを使いながら、赤ちゃんの発育にあわせて楽しくつかまり立ちを促しましょう。