どうしてご機嫌ななめなの?子どもが駄々をこねる理由
子どもが駄々をこねると、どう対応すれば良いのかと困ってしまうこともありますよね。きつく怒ると良いのか、それとも子どもの言うとおりにしてあげるのが良いのかと悩んでいるママ・パパもいるのではないでしょうか。今回は、どうして子どもが駄々をこねるのか、どのように対処すると良いのかを紹介します。子どもの「イヤイヤ」に困っている方は、参考にしてみてください。
目次
駄々をこねる理由
子どもが駄々をこねる理由を理解すると、親も対応しやすくなります。どうして子どもは駄々をこねるのか理由をみていきましょう。
自我が芽生えている
子どもは1~2歳くらいになると自我が芽生え始め、いわゆる「イヤイヤ期」に入ります。これまでは、出されたものを食べ、素直に言うことを聞いていたとしても、イヤイヤ期に入るとそうはいきません。親が勧めたものを「イヤ!」と言って抵抗するようになり、手に負えなくなることもあります。
生活環境の変化
保育園や幼稚園などに通い始めた、弟や妹が生まれて構ってもらえることが少なくなったなど、生活環境に変化があると、子どもが情緒不安定になることがあります。そのため、感情のコントロールができなくなり、駄々をこねるようになることもあります。
気持ちをわかってほしい
駄々をこねるのは、子どもが欲求不満を表しているという場合もあります。たとえば、甘えたいときに親が忙しくて相手をしてくれないなど、自分のしてほしい欲求が満たされていない場面で駄々をこねるといった子どもが多いです。
駄々をこねられたときの対処法
子どもが外出先で駄々をこねると困ってしまいますよね。特に子どもが癇癪(かんしゃく)を起こして、ひどく泣き出してしまうと、お手上げ状態になることもあるのではないでしょうか。
対応の仕方によっては、子どもの「イヤイヤ」が余計にひどくなることもあるので注意が必要です。ここでは、子どもが駄々をこねたときの効果的な対処法を紹介します。
スキンシップをする
「構ってほしい」「甘えたい」といった気持ちから駄々をこねている子どもに効果的なのは、抱っこする、ひざに乗せて話をきくなどのスキンシップです。親が自分に構ってくれるだけで、子どもの気持ちが済むことがあります。料理中などで忙しいときでも、ちょっと手を休めて子どもとスキンシップをとってみましょう。
気を紛らわせる
おやつを出したり、子どもの好きなテレビ番組を見せたりするなどして、気を紛らわせるのもおすすめです。最初は「イヤ!」と言っているかもしれませんが、そのうち目の前のことに集中してくれるようになります。
体調を確認する
抱っこをしたり、おやつをあげたり、テレビを見せたりと、子どもが喜ぶようなことを試してみたのに、一向に泣き止まない場合は、体調が悪い可能性があります。体温を測る、食欲を確認するなど、子どもの体調に変化がないか確認しましょう。
駄々をこねられたときのNG行動
子どもが駄々をこねたとき、やってはいけないNG行動もあります。以下に紹介する方法は、駄々をこねられたときの対処法としてはおすすめできません。
怒るのは逆効果
子どもが駄々をこねたときに、怒ったり、「ダメ」を押し通したりすると、余計に駄々をこねて逆効果になることがあります。また、大きな声で怒ると、子どもは泣き止むかもしれませんが、恐怖心を抱きますし、根本の問題は解決されていないため、不満が残るでしょう。
子どもの言うことを聞く
子どもの気持ちを理解しようと努めるのは良いことですが、子どもの言いなりになってしまうのもよくありません。たとえば、お店でおもちゃを買ってほしいと子どもが駄々をこねているとき、うるさいからと子どもの言うことを聞いてしまうと、子どもは次回からも泣けば何とかしてもらえると考えるようになります。
脅す
「そんなに泣いていると、お化けがくるよ」などと言って脅すのもNGです。実際には起こりもしないことを持ち出して脅しても、そのうち子どもはウソだと気付き、何の効果もなくなってしまうでしょう。
まとめ
自我が芽生え始めた子どもが駄々をこねるのは、ごく普通のことです。「きちんとしつけなきゃ!」という思いが強いと、子どものイヤイヤにうんざりしてしまうかもしれません。
しかし、駄々をこねるのは子どもなりのメッセージを伝える方法なので、子どもの気持ちを受け止め、理解してあげるよう努めたいものです。言いなりになるのは避けつつ、ママ・パパが子どもにしっかりと向き合って、子どもの心身の健やかな成長をサポートしてあげましょう。