赤ちゃんのプールはいつからOK?プール遊びの注意点や水着の選び方も解説
暑い時期、涼を取るのにぴったりなプール遊びですが、実はプール遊びの効果はそれだけではありません。ほかにも、入水することで五感を刺激したりバランス感覚を養ったりとさまざまな影響を与えてくれるので、夏はぜひプール遊びを取り入れてみてください。とはいえ、まだ幼い赤ちゃんをプールに入れるのはいろいろと心配事もあるでしょう。そこで今回は、赤ちゃんのプール遊びはいつからOKなのか、また、どのようなことに注意すべきかを解説します。水着の選び方も紹介するので是非参考にしてみてください。
プール遊びは月齢と場所を考える必要がある
まずは、プール遊びのシーンごとに開始適齢の目安を紹介します。
自宅のビニールプールは生後4ヶ月過ぎから
自宅のビニールプールでの水遊びは、生後4ヶ月が過ぎたころからOKです。ママ・パパがしっかりと支えてあげながら、手や足に水をかけて遊んであげましょう。
お座りが上手にできるようになれば、水遊びの幅もより広がります。ジョウロやコップ、水遊び用のおもちゃなどを活用して、いろいろな遊びを一緒に楽しんでください。
なお、水量は「赤ちゃんが座って腰ぐらいまで」を目安にするのがベストです。少しの水量でも十分に楽しめるので、水を多く入れる必要はありません。
公共のプールは2歳頃からがベター
公共のプールの場合は安全面や衛生面を考慮して2歳頃からスタートするのがベターです。周囲に配慮するためにも、おしっこの間隔があいてからデビューするようにしましょう。
施設によってはおむつが外れていない赤ちゃんの利用は禁止されている場合もあるので、利用する前に確認しておくことをおすすめします。
公共のプールでは水遊びパンツをはかせるのがマナー
公共のプールでは、周囲に配慮して水遊び用のパンツをはかせるようにしましょう。
なお、紙おむつを水遊びパンツの代用にしてしまうと、中のポリマーが水を吸収してパンパンに膨らんでしまいます。万が一破れてしまったら、プールにポリマーが流れ出てしまうので着用させないようにしましょう。
赤ちゃんの水着選びのポイント5つ
プールに入るにあたり、水着の準備は必須!どんなものを選べばよいか迷いますよね。ここからは、水着の選び方のポイントをご紹介します。
赤ちゃんの水着選びのポイント①サイズがぴったりなものを
年に数回しか着ない水着。ついつい長く着られるように大きめのサイズを買いたくなってしまうかもしれません。ですが、ブカブカのものは体との間に水が溜まりやすく、赤ちゃんは不快に感じます。
また、水の中で脱げてしまったり、肩紐がズレたりしてケガや事故の原因になるなど、安全面でも心配があります。赤ちゃんの水着はサイズがぴったりなものを選びましょう。
赤ちゃんの水着選びのポイント②ラッシュガードもあるとベター
赤ちゃんの敏感なお肌にとって、紫外線は大きな負担になります。日焼けして赤くなってしまったり、炎症を起こしてしまったりすることも。
水着の上から日焼け防止のラッシュガードを着るのが効果的です。
赤ちゃんの水着選びのポイント③水遊びパンツも一緒に
水遊び中は、ふだんの紙おむつではなく水遊びパンツを水着の下に履かせましょう。水遊びの最中でもおむつ替えが必要になることがありますので、嫌がらずスムーズにできるよう、水着は脱ぎ着しやすいものがおすすめです。
ただし、施設によってはおむつが取れる前の赤ちゃんは入れないところもあります。
遊びに行く前に事前に確認するようにしてください。
赤ちゃんの水着選びのポイント④装飾が少ない(引っかけや誤飲の心配がない)ものを
特に女の子の場合、バレリーナのチュチュのようなフリフリのスカートや大きなリボンがついた可愛いデザインの水着を着せたくなってしまうもの。
でも、こういった水着は可愛い反面、水遊び中に引っかかってケガや事故の原因になったり、誤飲してしまったりする心配が。
赤ちゃんのうちはなるべくシンプルなデザインを選び、フリフリスカートやリボンはもう少し大きくなってからにしましょう。
赤ちゃんの水着選びのポイント⑤縫い目が痛くないものを
素肌の上に直接着る水着は、裁縫が丁寧で縫い目があたっても痛くないものを選びましょう。
赤ちゃんがプールにはいるときのチェック項目
赤ちゃんをプールに入れる前には、次のことをチェックしましょう。
気温は28℃以上、水温は26~30℃が目安
赤ちゃんは体温調節が苦手なので、体を冷やしすぎないためにも気温と水温には注意を払わなくてはいけません。気温は28℃以上、水温は26~30℃を目安にしてプール遊びをするようにしましょう。
また、風が体の熱を奪うこともあるので、風の強い日は避けるなど天候をみながらプール遊びを行ってください。
赤ちゃんの体調、機嫌が悪いときは避ける
プール遊びをする前には、赤ちゃんの体調や機嫌をしっかりとチェックしましょう。そして、コンディションが悪いと思ったときは、迷わず避けるようにしてください。
「せっかく準備をしたから」、「今日はプール遊びをすると決めていたから」といって大人の都合で赤ちゃんに無理をさせてはいけません。赤ちゃんがプールを嫌がったら無理に入れないようにしましょう。
赤ちゃんとプール遊びをするときの注意点
赤ちゃんとのプール遊びでは注意したいポイントがいくつかあります。安全に楽しく遊ぶために確認しておきましょう。
紫外線対策は万全にする
赤ちゃんのお肌は非常にデリケートです。少し日に当たっただけでも赤くなることがあるので、プール遊びをするときは紫外線対策をしっかりとするようにしましょう。
直射日光の当たる場所でのプール遊びは避ける、日焼け止めや帽子、ラッシュガードなどの紫外線防止グッズを活用する、簡易テントを使うといった対策がおすすめです。
目と手を離さない
赤ちゃんは数センチの水深でも、おぼれるリスクがあります。一人で上手にお座りができるようになったとしても、絶対に目を離さないようにしましょう。また、歩けるようになった子どもは転倒などの危険がありますので、手を離さないようにしてください。
長時間のプール遊びは避けてこまめに休憩を挟む
遊んでいる間も体調チェックはこまめに行いましょう。生後4~6ヶ月では15分、生後7~11ヶ月は30分、1歳過ぎでも1時間弱で切り上げるのがベストです。15分に1回のペースで、日陰で休憩するように心がけましょう。
まとめ
赤ちゃんとのプール遊びは、シーンに合わせて適齢時期からスタートするのがおすすめです。公共のプールを利用するときはルールを守り、周囲にも気を配って遊ぶようにしましょう。
また、小さいうちのプール遊びは、注意しなければいけないこともたくさんあります。今回紹介したことに気を付けて、無理なくプール遊びを楽しんでください。