幼稚園は何歳から通える?探し始めるタイミングとは
子どもが初めて家庭から離れ、集団生活を送る幼稚園。何歳から通わせるのか、迷っているママ・パパも多いのではないでしょうか。今回は、幼稚園に通い始める年齢や、幼稚園を探し始めるタイミングなどについて詳しく解説します。
幼稚園は何歳から通えるの?
文部科学省が定めている教育基本法によると、幼稚園に入園できるのは「満3歳から小学校入学前の6歳まで」と記載されています。
そのため、幼稚園は満3歳から通うのが一般的です。満3歳は、年少と呼ばれるクラスに該当し、年少から通い始めると3年保育が受けられます。
ただし幼稚園によっては、4年保育、2年保育、1年保育などの制度を設けているところもあるため、2歳、4歳、5歳から入園するケースもあります。
4年保育の制度を設けている幼稚園では、次年度の4月を待たず、満3歳になれば入園でき、満3歳の翌年度も年少クラスで過ごします。つまり、3年保育とは違い、年度途中であっても入園ができ、2年続けて年少クラスに在籍するのです。一方で、2年保育の幼稚園は年中クラス(満4歳)から、1年保育の幼稚園は年長クラス(満5歳)から入園することになります。いずれの保育制度も、詳細な対応は幼稚園によって異なるので確認が必要です。
近年では、2歳から通える「プレ保育」を行っている幼稚園も増えてきました。これは、体験入園のような制度で、年少クラスに通う前に幼稚園に慣れておくことを目的としています。プレ保育に通うと、子どもが年少クラスへ抵抗なく通いやすくなるほか、幼稚園によってはプレ保育に通っていた子どもを優先的に年少クラスへ入園させてくれるケースもあります。
このように、幼稚園の入園時期は一律に決まっているものではありません。子どもの誕生月や幼稚園のカリキュラム、ご家庭にあったタイミングなどを考慮し、入園したい幼稚園や入園時期を検討しましょう。
幼稚園探しを始めるタイミング
幼稚園の入園願書は、入園を希望する前年の9月から10月頃に受け取れます。願書配布に先駆けて、夏から秋にかけて各幼稚園で入園説明会などを開催することが一般的です。その後、10月から11月頃にかけて願書提出が行われます。次年度の4月を待たず満3歳であることを条件とした入園を希望する場合、願書の受付時期は園によって異なるため、検討している方は幼稚園に問い合わせるようにしましょう。
子どもに合った幼稚園を探すには、入園を希望する1年ほど前から情報収集を始めるのがおすすめです。子どもを通わせたい幼稚園について、カリキュラムを下調べしたり、保育期間・募集時期・保育見学会や入園説明会などの日程を確認したりしましょう。
また、プレ保育に通わせたいと考える場合は、さらに前からの準備や情報収集が大切です。入園を考えている幼稚園からの募集情報を逃さないように注意しましょう。
幼稚園にとらわれない選択肢とは
幼児教育の幅は、幼稚園以外にも多様化しており、認定こども園やインターナショナルプリスクールなどの選択肢もあります。
認定こども園とは、幼稚園と保育園の両方の機能を持った施設です。教育と保育のどちらも行う施設で、子育て相談に乗ったり、親子の集いの場を提供したりしています。
一般的な幼稚園でも、それぞれの園によって食育・知育・体育など多種多様なカリキュラムが組まれています。説明会以外でも体験入園の機会があれば積極的に参加し、カリキュラムに触れてみましょう
日本におけるインターナショナルプリスクールは、英語環境において幼児保育を行う施設を指すのが一般的です。通い始める年齢は園によって異なり、0歳から通えるところもあります。ただし、幼稚園と同じ文部科学省の管轄でも、保育園と同じ厚生労働省管轄でもありませんので、保育園・幼稚園等の利用者負担軽減措置などは受けることができません。
まとめ
評判の良い幼稚園が、子どもにとってベストな幼稚園とは限りません。通い始められる年齢や受けられるカリキュラムを確認したうえで幼稚園を探し、子どもが楽しく生活を送れるようにサポートしてあげましょう。