おまると補助便座をどう選ぶ?メリットとデメリットを紹介!
「そろそろトイレトレーニングを始めたい」と思っても、おまると補助便座のどちらを選べば良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか。子育てをするまではなかなか馴染みがないので、「どちらが先か」「両方使うべきか」とたくさんの疑問が浮かびますよね。今回は、おまると補助便座のメリットとデメリット、ふたつで悩んだ場合の選び方についてご紹介します。トイレトレーニングをこれからスタートする方はぜひ参考にしてみてください。
目次
おまるのメリットとデメリット
おまるは、持ち運びのできる便器です。床に置いて子どもがまたいだり座ったりして使います。メリットとデメリットをそれぞれみてみましょう。
メリット
1.両足が下につくので力が入り、いきみやすい
2.どこにでも設置できるので使いやすい
3.急な尿意にも対応しやすい
4.自分でまたがることができる
大きなメリットは、子どもの両足が床につくことです。体幹が未熟な子どもでも、床に両足をついて踏ん張りやすくなります。排泄が成功しやすいということはトイレトレーニングにおいてとても大切です。
おまるは持ち運びができるため、場所を問わず使用できるのも魅力です。トイレの空間自体が好きではない子どもでも、快適な場所で排泄できます。リビングに置けるので、ほかの家族ともトイレが被らずすぐに使用できるでしょう。
また、トイレの便座よりも低く、自分でまたがれるのもメリットといえるでしょう。自我が芽生え、「自分でやりたい」という意志が強い子どもにも向いています。
デメリット
1.使用後に毎回洗わなければならない
2.おまるを使う場所が不衛生になる
3.いつかはトイレに移行が必要
おまるの大きなデメリットは、排泄ごとに掃除をする手間と時間がかかることです。忙しい子育ての合間に、毎回掃除をするのは面倒と思う方もいるかもしれません。また、おまるは持ち運びがしやすい一方、子どもが動かしたり、傾けたりする可能性があります。清潔な状態を保つために、小まめな掃除が必要になることもおさえておきましょう。
また、おまるは一時的に使うものなので、いずれトイレでの排泄に移行しなくてはなりません。トイレトレーニングの手間が増えることをデメリットと感じる方もいるでしょう。
補助便座のメリットとデメリット
補助便座は、子どもが大人用の便座に座れるようにサポートするアイテムです。大人用のトイレの便座に補助便座を乗せて使います。底がないため、そのまま排泄物が便器に落ちるのが大きな特徴です。補助便座のメリットとデメリットを詳しく見てみましょう。
メリット
1.排泄後にそのまま流せる
2.補助便座なしのトイレトレーニングに移行しやすい
補助便座の最大のメリットは、排泄後の手間が少ないことです。トイレットペーパーで拭いて、そのまま流せるのはとても手軽ですよね。また、初めからトイレでトレーニングを行えるので、空間に慣れさせることもできます。トイレトレーニングのステップを減らせるのもメリットでしょう。
デメリット
1.トイレの空間を怖がる可能性がある
2.足が下につかないので力が入りにくい
3.トイレのサイズによっては合わないことがある
補助便座のデメリットは、トイレ以外では使えないことです。子どもはトイレ空間に馴染みがなく、怖がってしまう可能性があります。
また、補助便座に座ると子どもは床に足が届きません。体に力が入らず、排泄しにくい場合があります。自分でまたがることも難しいため、補助便座とは別に台やステップを置く必要もあるでしょう。
他にも、特殊なサイズのトイレがあるため、設置できない可能性もあります。補助便座を購入する前に、使用する補助便座とご自宅のトイレのサイズが合うかどうかの確認が必要です。
おまると補助便座の選び方
おまると補助便座、それぞれのメリットとデメリットを踏まえたうえで、選ぶときのポイントをご紹介します。お子さまの様子に当てはまるほうを選びましょう。
おまるにしたほうが良い場面
次のパターンに当てはまる場合は、おまるの使用がおすすめです。
1.トイレの空間を嫌がる
2.足がつかないことが理由でうまく排泄できない
いつかはトイレで排泄する必要がありますが、トイレトレーニングの一番の目的はおむつを使わずに自分で排泄することです。トイレ空間に抵抗がある場合は、先におまるでの排泄に慣れるほうがスムーズにトイレトレーニングが進むかもしれません。
また、踏ん張る力が弱い子もおまるの使用がおすすめです。「自分で出せた」という達成感で自信が高まり、トレーニングに取り組みやすくなるでしょう。
補助便座にしたほうが良い場合
以下に当てはまる場合、補助便座の使用をおすすめします。
1.おでかけすることが多い
2.大人用の便座に座ることを怖がらない
日頃から外出の機会が多い方は、補助便座でトイレに慣れておいたほうが良いでしょう。ショッピングモールや駅などの大人用便座では、子どもは安心して座ることができません。持ち運びできる折りたたみ式補助便座があれば、外出先でもトイレに困ることがなくなります。
トイレの狭い空間や便座の感覚に慣れるまでの時間は、子どもによって異なります。少しずつトイレで排泄の経験を増やしていくと良いでしょう。
また、大人用の便座を怖がらない子どもも補助便座の使用がおすすめです。自分で座れるようになれば、補助便座も早めに卒業できるでしょう。
まとめ
おまると補助便座にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、子どもの様子や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。トイレトレーニングは一時的なものですが、スムーズにトイレへと移行できるよう、楽しみながら親子で一緒に取り組んでみてください。