保育園のお迎え時間は何時まで?遅れそうなときにはどうすればいい?
共働きのママ・パパにとって、我が子を預かってくれる保育園は心強い味方です。とはいえ、預かってくれる時間には限りがあります。実際に子どもを預かってくれるのは何時までか気になるママ・パパも多いのではないでしょうか。
今回は、保育園のお迎え時間について解説します。お迎えの時間に遅れそうなときの対処方法もあわせてご紹介しますので、参考にしてみてください。
預かってくれる最大時間は保育時間の認定により異なる
お迎えの時間がだいたい決まっている幼稚園に対して、保育園は退園時間が一律で決まっているわけではありません。保育園で子どもを預かってくれる最大時間は、時間認定によって異なります。
両親の就労時間が月120時間以上ある場合は保育標準時間認定、月120時間未満の場合は保育短時間認定です。ただし、保育短時間認定の場合は、各自治体で就労時間の下限が設けられており、1ヶ月48~64時間の範囲で決められています。
保育標準時間認定は1日最大で11時間、保育短時間認定は最大で8時間、保育園を利用することが可能です。
入園時の面接で勤務時間などを聞かれ、時間認定が決まるのが一般的です。入園後に勤務状況が変わった場合は、手続きを行うことで保育時間を変更できます。
保育時間の変更は、自治体の保育課に申し出ることができますが、まずは保育園に直接相談をしておくと安心です。
時間認定で定められた利用時間と、ママ・パパの出勤・退勤時間などをふまえて、送り迎えをしましょう。なお、開園時間は7:00~7:30、閉園時間は18:00~18:30としているところが多いです。
お迎え時間に遅れるとどうなる?
保育園のお迎えに間に合うように仕事を調整する人が多いですが、仕事が長引く・道が混んでいる・電車が遅れるなどの理由で、決められていたお迎えの時間に遅れてしまう可能性もあります。
お迎えの時間に遅れてしまった場合、保護者に引き渡すまでは保育園でみていてくれます。ただし、保育園によっても異なりますが、お迎え時間には厳しい園が多い傾向です。
保育士のシフトは、事前に保育園と家庭で約束している保育時間に基づいて組まれています。
お迎えの時間が遅くなると、保育士が通常よりも少ない人数で子どもを見守ることになります。保育士の人数が少なければ、そのぶん子どもを見守れる目も少なくなるため、保育園はお迎えの時間に厳しくなるのです。
お迎えに遅れるのがあまりに頻回だと、保育士との良好な関係が崩れかねません。
連絡なしで遅れてしまうと、保育士も困ってしまいます。やむを得ずお迎えに遅れてしまう場合は、わかった時点で連絡をいれることが望ましいです。
どうしても間に合わないときは?
保育園に入園する際は、お迎えの時間に間に合わないときの対処方法を考えておくと安心です。ママ・パパの両親や親戚など、代わりにお迎えを頼める先を探しておきましょう。実家の両親や親戚が代わりにお迎えに行くのが難しい場合は、ファミリーサポートやベビーシッターを利用する方法もあります。
信頼できるママ・パパ友がいるなら、緊急時にお願いすることも可能です。ママ・パパ以外がお迎えに行く場合は、事前に保育園に連絡するのを忘れないようにしましょう。
お迎えを頼める人がいない場合は、延長保育の申請をしておくことをおすすめします。延長保育で預けられる時間や実施の有無は保育園によって異なるため、園に確認しましょう。
基本的に延長保育は19時までのところが多いですが、最近は20時ごろまで預かってくれる園も増えてきました。急な残業が入りやすいママ・パパは、遅くまで延長保育をやっている園や、柔軟に対応してくれる園を探してみてくださいね。
ママ・パパ自身も、残業時間を減らしたり時短勤務ができないか相談したりして、時間に間に合う工夫も考慮する必要があります。できるだけお迎え時間に間に合うように協力し合って対応しましょう。
まとめ
保育園は何かと決まりごとが多く、お迎えの時間も厳しい園が多くあります。しかし、それは子どもたちが安全に保育園で過ごせるようにするために決められていることです。
お迎えの時間は園ごとに異なるため、規定などを事前に確認しましょう。万が一、お迎え時間に遅れてしまう場合は、必ず保育園に連絡を入れるよう徹底することが大切です。
また、ママ・パパがお迎えの時間に間に合わないときのために、各家庭に合わせた対処方法も考えておきましょう。