子どもが宿題をやらない…!子どものやる気を引き出すためのコツとは
子どもに宿題をさせるのに苦労している方は、多いのではないでしょうか。できることなら自主的に宿題をやってほしいと願っても、なかなかうまくいかないのが現実ですよね。親がうるさく言わなくても、子どもが宿題をやってくれるにはどのようにすれば良いのでしょうか。今回は、子どものやる気を引き出すためのコツについて紹介します。
子どもが宿題をやらないのはなぜ?
そもそも、子どもはなぜ宿題をやらないのでしょうか。
子どもは、宿題よりも遊びたい気持ちのほうが強く、宿題は面倒くさいと思ってしまうことが多々あります。やらないといけないのはわかっているけれど、面倒だから後回しにしてしまいます。
また、宿題をやってくるように先生から言われるので、「やらされている」という感覚が強いのも特徴です。宿題をやらなければならないと、義務のように感じてやる気が出てきません。
勉強への苦手意識が強い子どもは、わからないことに取り組むことへの抵抗感を持っています。「宿題=わからないもの、理解できないもの」という意識が強いので、宿題に取り組むことを苦痛に感じてしまいます。
宿題をやらない子どもに対して親ができるサポート
宿題をやらない子どもに、「宿題をやりなさい」というだけでは、子どもの苦手意識は改善されません。それどころか、親にも先生にも強要されて、余計に宿題が嫌いになってしまいます。宿題をやらない子どもには、親の適切なサポートが必要です。
まずは、子どもが宿題をしやすくなるような環境を作りましょう。テレビを消す、机の上をきれいに保つなど、集中できる空間が必要です。いつも静かな空間で宿題に取り組めるように、家族全体で協力しましょう。
親が勉強する姿を見せるのも有効です。子どもの宿題の時間にあわせて親も勉強や読書をするようにすると、子どもは心強く感じ、やる気も湧いてきます。
親と一緒に勉強する環境を整えるには、リビング学習がおすすめです。親も勉強をしているから自分も頑張らなきゃ!とモチベーションアップにつながります。
子どもが宿題の進め方に悩んでいる場合は、親が気にかけてサポートすることも大切です。ずっとサポートするのも子どものためにならないので、提案を交えながら子ども本人に決めさせて進めていきましょう。
子どもがきちんと最後までやり遂げたら、褒めることも大切です。褒められて嬉しくない子どもはいないので、次の宿題も頑張ろうとモチベーションアップにつながります。親から気にかけてもらえていると、子どもの承認欲求も満たされるので、宿題が終わったらぜひ褒めてあげましょう。
宿題へのやる気を引き出すためのコツ
子どもが自主的に宿題に取り組むようになるには、宿題=嫌なものであるという意識を少しでも変えることが大切です。
子どもが自主的に宿題に取り組むには、そもそも、なぜ宿題があるのかについて一緒に考えてみるのが有効です。宿題の必要性や意義などの理解がないまま宿題をするのは苦痛ですが、意義や目的がわかると、自主的に取り組む姿勢が身につく可能性もあります。
また、宿題に取り組む時間を決めるのもおすすめです。大人でも長時間にわたって集中力を保つのは難しいので、子どもはもっと難しいはずです。あらかじめ「この時間は宿題の時間」と時間を決め、毎日のルーティンのように組み込んでおくと良いでしょう。
学習時間を設定する場合は、夕食前がおすすめです。低学年の子どもは、就寝時間も早いので夕食前に宿題が終わるように設定してあげましょう。毎日同じような時間に宿題に取り組むことで、宿題が習慣化する効果も期待できます。
宿題をするときは、子どもの好きな科目から始めてみると良いでしょう。好きな科目なら、わからない部分も少なく、スムーズに宿題が進みます。そのままの勢いに乗って残りの科目にも取り組むことが可能です。
好きな科目ややりたい科目を選ばせて、得意なものから片付けましょう。
まとめ
子どもは、宿題に対してマイナスなイメージを持っていることが多いため、なかなか積極的に宿題に取り組めないことがあります。
頭ごなしに宿題をするように叱ると、勉強自体がもっと嫌なものになってしまいます。宿題の意義を一緒に考えたり、親が学ぶ姿勢を見せたりして、子どもが自主的に宿題に取り組める環境づくりを行いましょう。