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食べ物・飲み物のお話

幼児におすすめの飲み物・気を付けるべき飲み物とは

離乳食を卒業して食べられるものが大幅に増える幼児期ですが、意外と迷ってしまうのが飲み物です。さまざまな飲み物が販売されており、なかには子ども用と表記されたものもあります。ただ、実際に飲ませても良いか不安に思うママ・パパも多いのではないでしょうか。

今回は、幼児期におすすめの飲み物と、注意したい飲み物などについて解説します。

幼児におすすめの飲み物

水は塩分や糖分の心配がなく、純粋に水分補給として好きなだけ飲ませられます。コップの使い方に慣れていなくてこぼしてしまっても、べたつきがないのでお掃除しやすいのもメリットです。

子どもが水を嫌がらずに飲んでくれる家庭なら、毎回お茶を作る手間が省けるので家事がより楽になります。また、水は外出先でも手に入れやすいので、自宅からお茶の入った水筒を持っていく手間もかかりません。

ただし、さまざまな味や香りがついたフレーバーウォーターには注意しましょう。見た目が透明でも、商品のなかにはカロリーや糖分が含まれているものもあります。市販品を買う際は、裏面の栄養成分表示を確認するようにしてください。

お茶

お茶も幼児期に適した飲み物ですが、カフェインが含まれていないお茶を選ぶようにしましょう。具体的には、ルイボスティー・麦茶・コーン茶などです。一方で、ウーロン茶や玄米茶、ほうじ茶などにはカフェインが含まれているので避けましょう。

幼児がカフェインを摂り過ぎると、睡眠不足になったり、脳細胞の発達に影響が及んだりすることがあります。身体に悪い影響が起こる可能性もあるので、お茶を飲ませるときには種類を意識して選んでみてください。

幼児が気を付けた方が良い飲み物

牛乳

牛乳はカルシウムが豊富で、ほかにもさまざまな栄養素がバランス良く含まれています。栄養満点で飲ませたいと考えているママ・パパもいると思いますが、たくさん飲ませるのは避けましょう。

牛乳には脂肪分もしっかり含まれているため満腹感を得やすく、その後の食事をしっかり食べられなくなることがあります。幼児に牛乳を飲ませる場合は、1日100ml程度が適量です。

野菜、果汁ジュース

野菜や果汁を使ったジュースは、糖分がたくさん入っているので注意しましょう。ジュースの飲み過ぎは肥満や虫歯につながりやすく、口の中の環境が悪くなるおそれもあります。ジュース類はしっかりとした甘みと飲みごたえが特徴なので、飲んだ後にお腹が空かないのもデメリットです。

普段の食事で野菜を食べない子の場合、飲みやすいジュースで栄養を摂りたいと思いがちですが子どもの成長や味覚の形成を考えると、やはり野菜や果物そのものを食べることが大切です。

兄弟姉妹との兼ね合いなどでどうしても飲ませたいときは、「食事の前に飲まない」「小さな紙パックを1日1個まで」など、親子でルールを決めて飲むようにしましょう。

スポーツドリンク、イオン飲料

スポーツドリンクやイオン飲料も注意が必要です。ジュースと同じく糖分がたくさん入っているため、飲み過ぎると虫歯につながることもあります。

近年の研究では、スポーツドリンクの飲み過ぎはビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があることも分かってきました。体内で糖分を分解するためにビタミンB1が必要となりますが、糖分を多く含むスポーツドリンクを飲み過ぎているとビタミンB1の消耗が激しくなるとされています。

ビタミンB1が不足すると、まれに脚気や脳症といった重大なトラブルが起こることもあります。重症化するのは、1日あたり12Lなど極端な量を続けて摂取した場合ですが、水の代わりに飲ませているとリスクが高くなることは否定できません。

スポーツドリンクは医師に指示されたとき以外は飲まなくて良いものです。気温が高い夏場であっても、ほかの飲み物をしっかり飲めていれば問題ないといえます。

幼児がNGな飲み物

幼児期に飲ませない方が良い飲み物は、コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどカフェインを含む飲み物です。幼児期はまだまだ消化機能や肝臓・腎臓などの機能が未熟なので、カフェイン入りの飲み物を飲ませていると身体に負担がかかってしまいます。

カフェインを多く含む飲み物は、体質によっては大人でも体調を崩すことがあります。刺激が強く、幼児期に必要な飲み物ではないので、あえて飲ませる必要はありません。

まとめ

幼児期でも安心して飲めるのは水とノンカフェインのお茶類です。牛乳や野菜ジュースなど、一見栄養が多くて身体に良さそうな飲み物も、飲む量によっては子どもの成長や健康を損なうおそれがあるので注意しましょう。

コーヒーや紅茶、エナジードリンクなど、カフェインを多く含む飲み物は幼児期には不向きです。幼児期に適した飲み物を選び、しっかり水分補給できるように気を配ってあげましょう。

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