角・段差・コンセント……赤ちゃんがハイハイを始めたら、家の中の安全対策を!
生後5カ月前後になってハイハイを始めると、赤ちゃんの行動範囲はグっと広くなります。
そこで気になるのが、家の中の安全対策。
家の中には、赤ちゃんにとって危険がいっぱい。
指を挟んだり頭をぶつけたり転落・転倒をしたりといった事故がないよう、パパ・ママがしっかり安全対策をしてあげましょう。
そこで今回は、家の中の危険なポイントをピックアップし、対策方法をご紹介します。
目次
家の中の危険なポイントと対策方法
赤ちゃんを思わぬ事故やケガから守るためには、赤ちゃんの目線になって危険ポイントを探すことが大切です。
以下のポイントをひとつひとつチェックし、安全対策の参考にしてくださいね。
テーブル・家電の角
ハイハイを始めた赤ちゃんは、好奇心の塊。
大人とちがって、自分のすぐ目の前にあるものや自分が興味を持っているものしか目がいきません。
そのため、すぐ近くにテーブルや家具があっても気が付かず、ぶつかってしまうことがあります。
また、ハイハイで方向転換をしたときやお座りをした拍子に、角にゴツンと頭をぶつけてしまうことも考えられます。
こういったケガを防ぐために、テーブルや家電の角はすべてコーナーガードをつけてラウンド状にし、ぶつかっても痛くないようにしておきましょう。
引き出し
赤ちゃんは引き出しにも興味を持つため、自分で取っ手をつかんで開けることがあります。
開けた勢いで引き出しが落ちてきたり、引き出しの中身を出してしまったりしないよう、引き出しにはガードをつけるようにしましょう。
また、ハイハイしているときに引き出しの取っ手に頭をぶつけることも考えられます。
固い素材でできている取っ手には柔らかい布を巻いておき、もし赤ちゃんがぶつかっても衝撃を吸収できるようにしておくと安心です。
扉
引き出しと同様、扉も自分で開けてしまうことが考えられますので、扉のロックガードをつけておきましょう。
ストーブやヒーター、扇風機
赤ちゃんの手が届くところにヒーターやストーブを置くのは危険です。
ヒーターやストーブの送風部分に触れてやけどをする・ぶつかって倒してケガや火事の原因になることが考えられます。
どうしても設置場所がない場合は、ヒーターガードでまわりを囲い、赤ちゃんが手を触れないようにしておきしょう。
また、扇風機も、赤ちゃんが指を入れてケガをする恐れがあります。
扇風機ガードをつけるか、万が一の場合に備えて、手が触れると自動的に運転を停止するタイプや羽のないタイプを選ぶようにしてください。
コンセントやケーブル類
コンセントやケーブル類にも要注意。
コンセントプラグを抜き差ししたり、プラグを口に入れたり、使っていないコンセントに指を入れようとしたり、感電やケガの原因になることも。
コンセントには、必ずコンセントカバーやコンセントキャップをつけるようにしましょう。
また、ケーブル類についても、赤ちゃんが首や体に巻き付けたりかじったりしないよう、手の届かないところに置くかまとめてケーブルカバーをつけておきましょう。
ゴミ箱
赤ちゃんがゴミ箱をひっくり返して、中のものを口に入れたり誤飲したりすることがあります。
赤ちゃんが手の届くところにあるゴミ箱は撤去し、ゴミは赤ちゃんが立ち入らない場所にまとめて置くなどの工夫を。
家の中の段差や階段
階段や段差も、赤ちゃんにとっては危険です。
転がり落ちてケガをする原因になりかねません。
階段や気になる段差がある場合は、手前にゲートを設置して赤ちゃんが行かないようにしましょう。
タオルや毛布類
タオルや毛布の上をハイハイしていると、滑って転倒したり、タオルや毛布が巻き付いたりしてしまう恐れがあります。
寝るとき以外は、タオルや毛布は赤ちゃんのそばに置かないようにしてください。
ママの化粧品やコスメ
赤ちゃんは大人が使っているものに大きな興味を示すものです。
ママが使っている化粧品やコスメもそのひとつ。
赤ちゃんが誤って口に入れないよう、手の届かないところに保管しましょう。
また、ヘアピンやアイシャドウチップといった小さなものが床に落ちていないか、メイク後には毎回しっかりと確認することが大切です。
このように、家の中には思わぬ事故につながる原因がたくさん。
赤ちゃんの安全を守るために、ぜひ対策をしてくださいね。