母乳を冷凍できるってホント?冷凍から解凍までの手順と注意点を解説

赤ちゃんに母乳を与えたいけれど、外出時や体調が優れないときに授乳が難しいと感じることはありませんか。そんなときに役立つのが、母乳の冷凍保存です。適切に冷凍・解凍すれば、栄養価を保ったまま赤ちゃんに与えられます。とはいえ、「どのように保存すれば良いの?」「解凍するときの注意点は?」と疑問に思うママ・パパも多いでしょう。今回は、母乳の冷凍保存の手順やポイント、注意点について詳しく解説します。
母乳は冷凍保存できる!
母乳は、冷凍保存が可能で、適切に解凍し、温めて与えれば、直接授乳した場合と比べても栄養面での違いはほとんどありません。特に、ママが忙しいときや体調が優れないとき、外出時に赤ちゃんへ授乳できない場合など、さまざまなシーンで役立ちます。
保存の際は、冷凍庫の温度を-18℃以下に保つことが重要です。この条件を満たせば、約3ヶ月間の保存が可能になります。おっぱいや乳首のトラブルで授乳がつらいときや、パパや家族に授乳を代わってもらいたいときにも活用できるため、上手に取り入れることで育児の負担を軽減できます。
母乳を冷凍保存・解凍する方法とポイント
母乳を冷凍保存する際は、適切な方法で搾乳し、清潔な状態を保つことが大切です。まず、搾乳前にしっかりと手を洗い、搾乳機を使用する場合は消毒を行いましょう。
手搾りをする際は、片手で母乳を入れる容器を持ち、もう一方の手の親指と人差し指の腹で乳輪の外側を軽くつまみます。その状態から優しく押し出すようにして母乳を絞ります。搾乳機を使用する場合は、搾乳口を乳頭にしっかりフィットさせ、衛生的に搾乳することが大切です。
絞った母乳は、専用の母乳パックに移して保存します。衛生管理を徹底するため、母乳パックの内側には極力手を触れないようにし、飲み残しを防ぐためにも1回分を少量ずつ小分けにすると便利です。また、冷凍すると母乳が膨張するため、容量の上限を超えないよう注意しましょう。
空気をしっかり抜いた後は、密封し、日付を記入します。保存する際は、温度変化の少ない冷凍庫の奥に置くのが理想です。扉のポケットや入口付近は温度変動が大きく、母乳の品質を保ちにくいため避けるようにしましょう。
解凍する際は、流水を直接母乳パックに当てるか、40℃前後のぬるま湯を入れたボウルなどに浸ける方法がおすすめです。解凍後は、哺乳瓶に移し、さらに哺乳瓶ごと40℃前後のぬるま湯で温めて、人肌程度の温度にしてから赤ちゃんに与えます。冷凍した母乳は脂質成分が分離することがあるため、与える前に軽く振って混ぜると良いでしょう。適切な保存と解凍の方法を実践すれば、冷凍母乳を安心して赤ちゃんに与えられます。
冷凍母乳の注意点
冷凍母乳を安全に活用するには、解凍方法や保存ルールを正しく守ることが大切です。特に、外出時に持ち運ぶ際は、冷凍状態を保つために保冷剤を入れた保冷バッグを使用しましょう。解凍する際は、熱湯で湯せんしたり電子レンジで加熱したりすると、母乳の成分が破壊されることがあるため避けるようにしてください。
また、常温で自然解凍すると時間がかかる上に、室温が高い場合は菌が繁殖しやすくなります。このような状態を防ぐためにも、流水やぬるま湯を使った適切な解凍方法を実践しましょう。解凍した母乳は、冷蔵庫で24時間保存可能です。
ただし、常温では、気温にもよりますが最大2時間以内に使用するのが望ましいとされています。長時間放置した母乳は衛生上のリスクがあるため、なるべく早めに赤ちゃんに飲ませることが重要です。
さらに、解凍した母乳は再び冷凍してはいけません。一度解凍すると菌の繁殖リスクが高まり、安全性が確保できなくなるためです。そのため、飲み残しが発生した場合は破棄してください。赤ちゃんの健康を守るためにも、適量を意識し、計画的に使うことを心がけましょう。
まとめ
母乳を1回分ずつ適切に冷凍しておけば、ママの体調が優れないときや外出時などに便利です。解凍の手順や温度管理に注意しながら、忙しい育児の中で上手に活用しましょう。