1歳未満の赤ちゃんにおすすめの飲み物は?与え方も月齢別に紹介

1歳未満の赤ちゃんは、自分の意思で飲み物を飲むことができないため、ママやパパがしっかり赤ちゃんに適切な水分補給ができるよう管理する必要があります。今回は、1歳未満の赤ちゃんに必要な水分量や飲み物の与え方、おすすめの飲み物を紹介します。
1歳未満の赤ちゃんに必要な水分量
赤ちゃんは、新陳代謝が非常に活発です。水分を摂ってもすぐに身体から出て行ってしまうので、頻繁に水分補給をしなければなりません。しかし、赤ちゃんは自分で水分がほしいと伝えることができないため、ママやパパが気を付けてあげる必要があります。
1歳未満の赤ちゃんが1日に必要な水分量は、ミルクや母乳、離乳食などをすべて含めて、体重1kgあたりおよそ125ml~150mlとされています。
1日に必要な水分を計算し、時間をみながらこまめに飲ませてあげましょう。ただし、離乳食を始めている赤ちゃんに関しては、食事から摂る水分も考慮し、実際に飲ませる水分の調節が必要です。飲ませ過ぎにならないように注意しましょう。
1歳未満の赤ちゃんにおすすめの飲み物
1歳未満の赤ちゃんにおすすめの飲み物は、母乳かミルクが基本です。離乳食開始前は、基本的にこの2つで水分補給を行いましょう。
離乳食を始めたら、麦茶や白湯(湯冷まし)を与えるのもおすすめです。これらの飲み物はカフェインや糖分、塩分を含まないため、安心して赤ちゃんに与えることができます。
麦茶や白湯などを与えるときは、授乳前は避けるのがベストです。ミルクや母乳、離乳食以外でお腹を満たすことがないように注意しましょう。
月齢別】1歳未満の赤ちゃんへの飲み物の与え方
1歳未満の赤ちゃんへの飲み物の与え方は、月齢によって適した方法が変わります。
生後0~4ヶ月は、ミルクや母乳から水分を摂っているので、それ以外のものを与える必要はありません。ただし、生後2ヶ月以降に、授乳以外の時間にたくさんの汗をかいた場合は、冷ました白湯を少量与えるのも良いでしょう。
生後5~6ヶ月は、母乳やミルク以外の飲み物を少しずつ与え始めても問題ありません。赤ちゃん用に薄めた麦茶や冷ました白湯などを少しずつ与えましょう。
麦茶は、冷ました白湯で薄めるのがおすすめです。麦茶の味そのものは、赤ちゃんにとっては味が濃く感じることが多いので注意しましょう。
与え方は、まずはスプーンでスープを飲むように与えるのが一般的です。味や水分を摂ることに慣れてきたら、赤ちゃん用のマグボトルなどを使って、飲み方に慣れてもらいましょう。
生後6ヶ月以降は、離乳食が始まります。離乳食が始まると授乳の回数が減ることで、水分摂取量が不足する可能性があります。離乳食からの水分も考慮しながら、足りない分はこまめに補いましょう。
離乳食によって口が発達すると、ストローを使うことができるようになります。様子を見ながらストローで飲み物を飲ませてみるなど、赤ちゃんの成長に応じて与え方を変えるのもおすすめです。
赤ちゃんが飲みたがらない場合はどうする?
白湯を赤ちゃんが飲みたがらない場合は、味がないことを嫌がったり、飲む容器に抵抗を示していたりする可能性もあります。
今後の赤ちゃんの健康を考えると、味がない飲み物に慣れてもらうことも必要です。容器を変える、飲み方を変えるなどの工夫をして、すぐに味が付いた飲み物を与えないように注意しましょう。
どうしても飲まない場合は、水分が足りている可能性もあります。通常通りに授乳や離乳食を与えているのであれば、少しくらい水分を摂らなくても問題ありません。過度に心配して無理に与えないように注意しましょう。
まとめ
1歳未満の赤ちゃんは、体重に応じて水分量を変える必要があります。離乳食前はミルクや母乳、離乳食開始後は、ミルクや母乳以外に薄めた麦茶や湯冷ましなどで水分補給をさせてあげましょう。