絵本の読み聞かせ、いつから始める?どんな効果があるの?
赤ちゃんにしてあげたいことのひとつ、絵本の読み聞かせ。
でも、絵本の読み聞かせはいつから始めるのがベストで、どんな本を、どんなふう読んであげればいいのでしょうか。今回は、赤ちゃんが喜ぶ絵本の読み聞かせのポイントや年齢別のおすすめ絵本をご紹介します。
目次
早い人では妊娠中から!? 読み聞かせの開始時期はいつ?
絵本の読み聞かせはいつから始めるのがベストか――
これについては、実はいろいろな意見があります。ここでは、主なものをいくつかご紹介します。「どれが正解」ということはありませんので、ご自身がしっくりくる時期を選んで始めましょう。
赤ちゃんがおなかにいるうちから!
早い人では、妊娠7~8ヶ月の頃から胎教として読み聞かせを始める人もいます。お話の内容はわからなくても、ママさんの声が響くことで赤ちゃんが安心するという考え方です。
生まれてすぐに!
生まれたばかりの赤ちゃんは寝ている時間が多いので、赤ちゃんに寄り添いながら子守唄のかわりに絵本を読んであげるという人もいます。
色や音に反応する生後3ヶ月程度から!
生後3ヶ月程度になると、視覚や聴力が発達しはじめ、色や音を判別できるようになっていきます。このくらいの時期から読み聞かせを始めるという人も多いようです。
いつ、どんなふうにするのがいい?絵本の読み聞かせのコツ
読み聞かせをするタイミングはいつがベスト?
読み聞かせに正解はないので、ご家庭それぞれのタイミングで始めるのがベストだと言えます。
おすすめするとしたら、赤ちゃんが寝る前や寝かしつけのときに、赤ちゃんに添い寝しながらすると良いでしょう。言葉の意味や物語の内容は理解できなくても、ママさんやパパさんの声を聞くことで赤ちゃんは安らぎを感じられます。
また、寝る前に読み聞かせをする習慣をつくると、赤ちゃんは「そろそろ寝る時間だな」と認識し、自然とすんなり眠るようになるという意見も。
登場人物になりきらないとダメ? どんなふうに読めばいいの?
絵本を音読する機会というのは、赤ちゃんが生まれるまでなかなかないものですよね。「登場人物になりきったり、声優さんのようないい声で読んだりなんてできるのかな……?」と不安になる人は多いようです。
でも、読むのが上手かどうかは関係ありません。
大事なのは、ママさんやパパさんがリラックスして楽しそうに読んであげること。文章をそのまま読むだけでなく、絵を見ながら「楽しそうだね」「美味しそうだね」と、赤ちゃんに語りかけながら進めていきましょう。
また、読み聞かせに慣れていない人でもすぐに真似できるコツとしては、普段話をするときよりかなりゆっくりのペースで発声を。また、言葉が少ないページでは間をゆっくりとって、絵を見て楽しむ時間をつくりましょう。
年齢別・おすすめの本は?
どんな本を読むかは、赤ちゃんの月齢にあわせて決めると良いでしょう。「これじゃなきゃダメ」ということはありませんが、どんな本を選べばいいかわからない場合は、以下を参考にしてみてくださいね。
0歳~1歳
この時期におすすめなのは、身のまわりにある赤ちゃんの知っているものを描いた絵本。食べ物や動物・乗り物などが出てくる絵本だと、赤ちゃんはとっても喜びます。また、まだ言葉はあまり理解できませんので、絵がメインで構成されているものがいいでしょう。
1歳~2歳
だんだんと言葉を理解し、自分でもしゃべろうとし出すこの時期。おすすめなのは、音の響きやリズムを楽しめる絵本です。また、少しずつお話の流れを理解できるようになってくるので、ストーリーのある物語絵本を取り入れていくのも◎
2歳から3歳
赤ちゃんから子どもへと成長するこの時期になると、興味の幅がグンと広くなります。絵本の主人公に自分を重ねて真似してみたり、自分と似ているものを好きになったりもします。理解力や認知力も発達しはじめる時期なので、例えば「大きなカブ」や「3匹のこぶた」といった昔から定番の絵本を読み聞かせてみましょう。